子供の写真をきれいに撮りたいけれど、どう撮ればいいの?
子供の写真を残したいと思ったときに、パパママが遭遇するお悩みですよね。
この記事では、「超」初心者の方に向けて、簡単にきれいな写真を残すための、もっとも基本的で簡単なポイントをご紹介しています。
ちなみに私は3人の子供がいる、家族写真を撮り続けて12年!のベテランになりました(笑)。
私がこれまで蓄積してきたノウハウです。ぜひ参考になさってください。
子供写真で目指す最も大切なこと
子供写真の撮影には、様々なテクニックがあります。
インスタなどでも、素敵な写真をアップされているパパさんママさんがいらっしゃいますよね。
ちょっとしたテクニックを使うだけで、写真のクオリティーは一気に上がりますよ!
ただ、そのテクニックの前に、初心者の方には、まずは意識していただきたいポイントがあるんです。
それは、どんな写真を撮れば成功なのか?を知ることです。
どのような写真が撮れれば成功なのでしょうか?
ここではそのような写真を撮るコツについて、もっとも大切なポイントをご紹介します。
顔がはっきりと写っている写真
パパさんママさんとして、どのような子供の写真を残すとよいのでしょうか。
私は、数年後に見返して「あぁかわいい。この子が幼い時、こんな素敵な写真を撮っていてよかった」と思えるような写真だと考えています。
では数年後に見返して「素敵な写真」になるための、最も大切な要素はなんでしょうか。
私は次の点だと考えています。
素敵な写真になるのは、顔が「はっきり」と写っている写真
幼い時の顔がはっきりと写っている。それがもっとも子供写真で目指すことだと思います。
逆に、これに失敗しているととても残念な思いをすることに・・。
私も数えきれないほどの残念経験があります。
例えば昔の写真を見返していて、サムネイルで「このときの写真カワイイ!」と期待してその写真を開いてみたら、微妙~に顔がぼんやりしていたりだとか、お気に入りの写真を印刷したところ、意外とはっきりとは写っていなかったりとか・・。
せっかくの幼いころを写真を残すなら、とにかくはっきりと顔が写っている写真を撮りましょう!
私はそれが一番大事で、最も簡単に良い写真をたくさん残せるシンプルなポイントだと考えているのです。
はっきり写る、とはどのような写真か?
では、顔がはっきり写るというのは、具体的にはどういうことなのでしょうか。
基本的なポイントは、次のふたつです。
- 顔に(瞳に)ピントが合っている
- ブレていない
ピントやブレが何かについては後述しますが、例えばこのような写真です。
どのお子さまのも、しっかりと顔にピントが合っていて、ブレていません。
お子さまの顔をはっきりと写真に残せているといえますよね!
このような写真ならば、数年後に見返した時も、あの時の我が子のカワイイ顔に癒されることでしょう。
逆に、せっかくこんな良いタイミングで写真が撮れても、顔がぼやけていると見返した時本当にがっかりするんです・・。
超初心者の方は、まずこの2点、「ピントが合っている」「ブレていない」写真を目指しましょう。
それぞれがどのような意味なのか、どうすればそのような写真が撮れるのか、具体的に説明しますね。
ピントが合っている写真を撮るコツ
お子さまの顔を「素敵な写真」として見返すことができるポイントの一つは、顔に(瞳に)ピントが合っているというものです。
「ピント」というのは、その写真の中で一番くっきりと写っている場所のこと。主役である子供の顔にピントが合っている写真を目指します。
ピントが合っている位置の前後はぼやけてしまうので、顔の部分がぼやけてしまうと「ピンボケ」と言われたりします。
例えばこちらは、子供の発表会の写真を撮ろうとしたのに、手前の保護者の頭にピントが合ってしまった失敗写真。一番しっかり取りたい子供の顔がボケているのが分かりますよね。
では、このようなことが無いように撮影するポイントを紹介します。
ピントは目に合わせる
まず原則として、お子さまの写真の場合ピントは顔に合わせます。そして、顔の中でも目に合わせるのが基本となります。
もし、斜めの位置から写真を撮る時のように右目と左目がカメラからの距離が違う場合は、手前の目に合わせましょう。
ピントを合わせる位置はわかりましたね。ではどのように写真を撮ると、正しい位置にピントが合うのでしょうか。
その方法をご紹介します。
カメラが顔を認識してから撮る
最近のカメラやスマホでは、自動的に人の顔を認識してピントを合わせてくれます。
なので、ピントはカメラやスマホに任せていればOK!
カメラやスマホが画面に映っているお子さまの顔や瞳を認識すると、画面上で四角い表示で顔や目を囲う印が出ます。
これは「この顔にピントを合わせますよ」と教えてくれているもの。この表示が出てからシャッターを切りましょう。
もし、お子様が動き回っている場合、スマホだとピントを合わせるのに苦労するかもしれません。
そんなときは一眼カメラを使ってみるのがおすすめです。動いている姿も、瞬時にピントを合わせて綺麗な画質で写真を撮ってくれますよ!
瞳AF機能がある場合は、設定をONにする
カメラやスマホの機能に「瞳AF」(ひとみエーエフ)という機能がある場合は、それをONにして使いましょう。
瞳AFとは、カメラが自動的にお子さまの目を認識して、そこにピントを合わせてくれるものです。
手前の目に合わせるなどの原則に沿ってくれるので、ピントは本当にカメラ任せで、あとはブレないようにシャッターを押すだけ。むしろピントに関しては失敗写真を撮る方が難しくなっているほど!
ピントに関してはもうカメラに任せて大丈夫ですね。
問題はブレ写真の方です。では続いて、ブレない写真の撮り方を紹介します。
ブレていない写真を撮るコツ
せっかくの写真、顔がちょっとでも「ブレている」と、後から見返した時にとても残念な気持ちになります・・。
ブレとは、顔や体の動きが写真に写りこんでしまうことです。
この写真はちょっと極端なブレ写真ですが、ここまでひどくならない微細なブレでも、大きな画面で見るととても残念な気持ちになってしまうのです・・。
このブレを防ぐための簡単なコツについて、ご紹介します!
明るい場所で撮る
ブレを防ぐためのポイントは、明るい場所で写真を撮ることです。
「なぜ明るいところだとブレにくいの?」という理屈については、ちょっと難しいので別の機会に譲りますが、簡単にお話しすると、カメラは光を写すものなので、暗いところが苦手で明るいところが得意なのです。
明るい場所ほど、瞬間的にシャッターが切れるので、ブレが少なくなるんです。
日中、晴れている屋外で時間帯に撮影すると、ブレが起こりにくくなりますよ。夜の室内の場合も、電気を付けてできるだけ明るくして写真を撮りましょう。
ちなみに明る場所だと画質も良くなります!子供の肌もとてもきれいに写りますよ。
子供写真を撮る場合は、できるだけ明るいところで撮影しましょう。
しっかりと構える
しっかりと構えることで、ブレを減らすことができます。シャッターを押す動作でスマホやカメラ自体が動いてしまうと、画面全体がブレた写真になってしまいます(これを手ブレといいます)。
構え方のコツは、3つあります。
- 両手・指を使って、多点で支えること
- 脇を締めて、腕の動きを制限すること
- 何かに寄っかかったり乗せたりして撮ること
具体的な構え方をご紹介します。
娘に、構え方を教えて手伝ってもらいました。
スマホでブレにくい構え方
スマホでブレにくい構え方、基本は両手で構えるということです。
縦撮影ではこのような感じ。
ポイントは両手で支えること。いつも左手だけで撮影している場合は、右手で右上を軽く抑えるだけでブレづらくなります。左の脇を締めて肘を身体に付けるととさらにGOOD!親指でそっとシャッターボタンをタッチします。
横撮影の構えかたはこちら。
ポイントは、やはり両手で持つことと、スマホの四隅を支えることです。また、右手の余った指先でスマホの背面を軽く支えると、更にブレにくくなりますよ。親指でそっとシャッターを切ります。
スマホの四隅を支えることで、ブレが減ります。また、右手の余った指先でスマホの背面を軽く支えると、更にブレにくくなりますよ。
左の脇を締めて肘を身体に付けるととさらにGOOD!
親指でそっとシャッターボタンをタッチしましょう。
カメラでブレにくい構え方
カメラでも基本的に、両手で多点で持つことでブレを抑えられますよ。
右手は親指をカメラの背中側に、人差し指をシャッターボタンに沿えます。
左手はカメラの底の方を支えます。カメラの場合、シャッターボタンをグッと押し込んで撮影するため、カメラ全体を動かしてしまいがち。底を掌の上に乗せるようにして、シャッターボタンを押すときのブレも防ぐように意識しましょう。
コツとしておススメしたいのが、レンズのできるだけ前の方の底を指で支えることです。これによって縦方向のブレが軽減します。また、脇を締めて肘を体に付けると、腕がふらふらしてブレることを防げますよ。
ファインダー(のぞき穴)があるタイプは、ファインダーを覗くことで目の周りでもカメラを固定できるので、ますますブレを抑えやすくなります。
寄っかかったり乗せたりする方法
周りに木とか柱なんかがある場合は、それに体や肘を付けることで体のブレも防げます。「そこまでするの!?」と思われるかもしれませんが(笑)、固定されたものに添えることで、構えは適当でもブレが減るので楽ちんなんですよ。
壁に身体や腕を寄っかからせることで、安定します。
また、何かにカメラを乗せて固定して撮影すると、物理的にブレは起きません。置いているバッグに乗せたり、両肘をテーブルに乗せることでもカメラを固定できます。
両肘をテーブルに乗せて固定します。
止まっているところを撮る
構えをしっかりしたりカメラを固定して手ブレは防げたとしても、子供が激しく動いてしまっては主役がブレてしまいます(これを「被写体ブレ」といいます)。
なので、できるだけ子供が動きを止めている時に撮影しましょう。
乳幼児のころには動かないので撮影しやすいですよね。
動いたり走ったりする年頃になると大変。スマホではピントも合わせるのも難しくなるでしょう。そんな時にはコミュニケーションで動きを止めてあげます。例えば、「はい、チーズ」って子供の動きを止める魔法の言葉なんですよ(笑)。
あるいは、何かをしている時、何かに夢中になっている時も動きが少なくて良いですね。
子供が止まっているところを撮るというのも、被写体ブレを防ぐポイントです。
何回もシャッターを切る
最後に、一番簡単に成功写真を増やせる方法をご紹介します。
それは、何回もシャッターを切って同じ写真をたくさん撮っておく、ということです。
素敵な環境の中、良い表情をみせてくれた瞬間を撮ったとしても、慌ててシャッターを切ったことでブレてしまっている可能性があります。
もしブレない写真が撮れたとしても、その瞬間お子様が目を閉じてしまうことも・・。
目を瞑った写真は、それはそれで可愛いのですが、それしかないとやはり残念な気持ちになるかも。
こういった残念が無くなるのが、何枚もシャッターを切って写真を残すこと。
それによって目をつぶってしまった写真があっても、パッチリ開いている写真もあるはずです。私は最低でも2枚以上は撮りますし、ここぞという時は10枚ぐらい撮影する場合もあります。
そして、失敗した写真はどんどん捨てちゃいましょう。子供の写真って削除するのが忍びないのですが、たくさん良い写真が増えてくれば、失敗写真は簡単に捨てられるようになりますよ!
まとめ
この記事では、超初心者の方に向けて、”数年後に見返しても「素敵」と思えるようなお子様の写真”を撮影するための、最も簡単な方法をご紹介しました。
目指すのは、はっきりと顔が写っている写真を残すこと。
そのためにはピントがピッタリと顔や瞳に合っていて、ブレが無い写真を撮るということでした。
最近のカメラは人の顔にピントを合わせる性能が上がっていて、ピントに失敗する方が大変かもしれません。
ですが、ブレの発生は仕組み上避けることができません。この記事を参考にして、今しか撮れない素敵な子供の姿を沢山残してくださいね。
この記事が参考になれば幸いです。