他力と自力と

家事と育児に追われるおじさんの、日記代わりの備忘録です

とても難しいミニバス写真撮影!その基本と、かっこよい写真にするためのコツのご紹介

この記事では、ミニバスのかっこいいスポーツ写真を撮影するためのコツについてご紹介しています。

 

筆者の娘がミニバスチームに参加していて、たまに写真を撮影させてもらっています。

そこで感じているのが、ミニバスって実はひじょ~に写真撮影が難しい!

なのに、あまりネット上に情報も多くありません。

 

そこでこの記事では、筆者のミニバスの写真撮影の基本的なやり方と共に、難しいなりにカッコよく撮影するコツについてご紹介します。

いちおう、他の保護者の方に喜んでいただけているようなので、そのレベルの撮影は十分にできると思います。

 

※筆者は子供の写真を撮ることを趣味にして10数年、趣味が高じてフォトマスター検定1級にも合格してしました。本業ではありませんが、写真関連のお仕事もちらちらとさせていただいております。

 このような筆者の視点から書かせていただきました。

 

まずは基本的な撮影の設定をお伝えし、次いでミニバス撮影の難しさをご紹介した後で、より良い写真

 

※個人やチームが特定できてしまうので、写真は極力載せていません。

 参考になる写真を載せられず、ごめんなさい・・。 

 

ミニバス撮影の基本機材と設定

まずはミニバスを撮影する場合の基本初心者向けの設定について、筆者のおすすめをご紹介します。

 

概要としては、次の通りです。

  • レンズは200mm程度の望遠レンズを使う
  • カメラの露出設定はマニュアルで
  • AFはコンティニュアス&エリアは中央一点で
  • シャッターは連射モードで
  • レンズの手振れ補正機能はONに
  • 日の丸構図で撮影する
  • 写真を選別する
  • 縦長写真を多くする

それぞれ、詳しくご紹介しますね。

 

レンズは200mm程度の望遠レンズを使う

保護者が写真を撮るのがコートサイドの場合、望遠レンズは200mm程度までで大丈夫です。

200mmでも近くのゴール前では、迫力のある写真が撮れます。

遠い側のゴール前の写真などは小さくなってしまいますが、後述するようにトリミングするので、ある程度小さく見えても大丈夫です。

むしろ近い側のゴールそばの写真をたくさん撮影するように意識しましょう。

 

カメラの露出設定はマニュアルで

撮影モード マニュアル
F値 使用するレンズの最小値に設定
シャッタースピード 1/1000秒を基準にして、調整
ISO感度 Auto

 

カメラの設定はマニュアルにして、ISOをオートとします。

F値は、レンズの最小値で固定します。

シャッタースピードは1/1000程度を基準にして、試してみましょう。

出場している選手のスピードによって、必要になるシャッタースピードは変わってきます。

走っている選手の手足の先がぶれているかどうかで、確認してみてください。

 

AFはコンティニュアス&エリアは中央一点で

AFは、被写体を追従してAFを合わせ続けるAF-Cを使用します(Canon機の場合"サーボAF")。

 

AFエリアの設定については好みが分かれると思います。

筆者は中央一点にして、撮影したい選手ユニフォームにピントを合わせるようにしています。

瞳AFを使ってみましたが、目当ての選手ではなくその後ろの保護者や相手チームの選手にピントが合ってしまうことが多くあったため、人が入り組んでいるバスケでは使いづらいと感じました。

 

シャッターは連射モードで

シャッターは連射モードを使います。

シャッターチャンスがあった場合その瞬間だけを狙うのではなく、その前後を少し長めに、できるだけ早めに連射を始めて、終わり際も少しイメージより長めに連射を続けておくと、意外と良い写真が残ってくれる場合があります。

電子シャッターは反動が小さくてぶれにくい写真になりますが、カメラの電子シャッターの性能によっては歪みが出ます。

電子シャッターでゆがみが出てしまう場合は、機械式シャッターや先幕シャッターで撮影しましょう。

 

レンズの手振れ補正機能はONに

シャッタースピードの短い撮影とはいえ、私はボディもレンズも手振れ補正機能をONにしています。

理由は、後述する理由からこまめにシャッタースピードを変えることがあるからです。

 

私が使用しているRF70-200mm F4Lでは、手振れ補正機能にModeがあります。

Mode3が不規則な動きに追従するということで、ミニバス撮影の際にはMode3に設定しています。

 

日の丸構図で撮影する

選手は日の丸構図で撮影するのがおすすめです。

日の丸構図とは、真ん中に主体を置いて撮影すること。

バスケの場合は、この写真の主役の選手を真ん中に置いて撮影し、できるだけ全身が写るようにしましょう。

 

大きく写せなくても大丈夫。

あとでPCに取り込んだ後、現像ソフトを使って、かっこよくトリミング(切り抜き)すればよいのですから。

せっかくかっこいい瞬間にシャッターを切れたのに、その時に足元だけ写っていなかったりすると残念なので、小さくてもよいので構図の真ん中で、全身が入るように撮影しましょう。

 

望遠レンズを使っていると、近くの選手は大きく写りすぎてしまうので、広角側もうまく使ってみてください。

 

縦長写真を多くする

スポーツ撮影は、カメラを不通に構えての横撮影が一般的かと思いますが、保護者の方に向けた写真の場合は縦写真をメインにするのをおすすめします。

保護者の方は写真をスマホでご覧になることが多いので、縦長の写真が見やすくなります。

トリミングする場合でも、横長写真から縦長に切り抜くよりも、縦写真から抜き出す方がトリミングの量も少なくて済みます。

 

写真を選別する

カメラで撮影して終わりではありません。

PCに取り込んで、写真を選別して、選んだ写真を現像して完成です。

その際、連射で沢山の写真を撮影しているかと思います。

 

ミニバス撮影の難しさ

まずは基本設定についてお伝えしましたが、実際にはそう簡単に撮影はできません。

ミニバス撮影って難しいんです。

 

なぜ、ミニバスのスポーツ写真撮影は難しいのでしょうか。

それは、「暗い場所で、速い動きの選手を撮影しなければいけないから」です。

カメラは暗い場所の撮影はとても苦手。そんな環境で激しく動いている選手を撮影するのは、カメラにとってとても難しいのです。

 

具体的には、次のような難しさがあります。

  • 体育館が暗いこと
  • スピードのある動きを撮影すること
  • 写真がノイズだらけになってしまう
  • ピントが合わせづらい

 

詳しく説明しますね。

 

体育館が暗いこと

ミニバスの試合は、小学生の体育館で行われることがほとんど。

小学校の体育館は、日光が入らないうえに照明も弱いので、実はカメラにとって非常に暗い環境なのです。

 

「そんなことないよ。バスケをするには十分に明るいですよ」と思われるかもしれません。

ですが、それは人間の目が非常に優秀であるために、暗いところではそれに自動的に対応して明るく感じさせてくれているためなのです。

暗い場所から急に外に出ると、とてもまぶしく感じることがありますよね。それは暗いところに自動で目を慣らしてくれていたのです。

 

カメラはそうはいきません。光をそのまま受け取るしかできないため、暗い環境=光が少ない環境では、それを写すのが難しいのです。

しかもバスケはゴールを見上げるため、体育館の窓がまぶしくないようにカーテンを閉めてしまうこで、自然光がほとんど入りません。

私は娘のバスケの応援のために10カ所以上の体育館に行きましたが、いずれもカメラにとって暗い環境でした。

 

※ストロボで光を当てる方法もあるのですが、試合中の選手たちには邪魔でしかないのでそれは避けましょう。

 

写真は光を写すものなので、その光が少ない小学校の体育館は、とてもカメラには難しい環境なのです。

 

具体的に暗い場所でカメラで撮影する場合に問題になるのが、スピードとノイズです。

 

スピードのある動きを撮影すること

バスケットというスポーツは、選手の動きが速いですよね。これが暗い場所での撮影を難しくしています。

 

実は、暗いだけであればきれいな写真を撮る方法があります。

それは、「撮影する時間を延ばす」という方法です。

時間が延びるほど受光できる光の量が増えるので、明るくきれいに撮影ができます。

例えば、光を受け入れる時間が1秒から2秒と倍になれば、受け取る光の量も倍になるので、写真の明るさも倍になるのです。

例えば三脚でぶれないように長時間撮影すれば、ほとんど光のない夜でも綺麗に写せるんですよ。

 

なのですが、スポーツ撮影の場合はそうはいきません。

動いているものをピタッと止めて撮影するには、撮影時間をとても短くしないといけないのです。

動いているものを時間をかけて撮影すると、ぶれた写真になってしまうためです。

 

暗くて光の量が少ない場所にもかかわらず、スピードのある動きを撮影するために撮影時間を短くしなければいけない。

そのため、撮影が難しいのです。

 

写真がノイズだらけになってしまう

暗い場所で、短い時間で撮影することで何が問題なのでしょうか。

それは、写真が暗くなってしまうことです。

光の量が足りないので、明るい写真にはならないんですね。

 

そのような場合でも、写真を明るくすることはできます。

それは「感度を高くする」という方法です。感度とは、光の量に対してどれだけ反応するかということ。少ない光を大きく増幅させることで、明るくさせることができるのです。

 

ただ、感度を高くするとその弊害があります。

それはノイズが増えるということ。

せっかく一眼カメラを使ってきれいな写真を撮りたいのに、ザラザラした質感の悪い写真になってしまうのです。

 

ピントが合わせづらい

さらに、ピントの問題もあります。

暗い場所では受け取る光が足りないので、カメラもピント合わせが難しくなります。

スポーツ写真は動きが速いので、そもそもピント合わせが大変なうえに、暗いためにピントが合わせづらいのです。

 

これはカメラやレンズの性能にもよるので一概には言えませんが、どれだけ綺麗に撮れてもピントが合っていない写真は喜ばれません。

 

暗い中で速い動きを撮影することが、カメラにとってはとても難しいことがお分かりいただけますでしょうか。

 

ではこんな難しい環境で、どのようにして写真を撮影すればよいのでしょうか。

筆者が意識している具体的な方法について、ご紹介します。

 

ミニバスでも綺麗な写真を残す方法

さてここまでミニバスの撮影の難しい点をご紹介してきましたが、これらの難しさをどのように回避して撮影するのか。

大前提としては、100点の写真は無理と言ってしまっていいかと思います。

その中で、できるだけ綺麗でかっこいい写真を残すことを考えてみましょう。

 

難しいミニバス撮影でも綺麗な写真を残すため、筆者が工夫しているのは、以下のことです。

  • 目指すのは、ピントが合ってブレが無い写真
  • できるだけ良い機材を使う
  • シャッタースピードをできるだけ遅くする
  • 現像ソフトを使ってノイズ除去をしたり明るさを足す

詳しくお話ししますね。

 

目指すのは、ピントが合っていてブレが無い写真

まず大前提として、最低限目指すのは、

  • メインの被写体となる選手が、はっきりくっきりばっちりピントが合っていること
  • ブレていないこと
  • メインの被写体の選手が、しっかりと見えること

です。

これからひとつでも欠けていたら、残念ながら失敗写真と言ってよいかと思います。

 

厳しい環境でも、このような写真を撮る為にはどうすればよいのでしょうか。

 

できるだけスペックが高い機材を使う

まず機材については、お手持ちの中で最もスペックが高いものを選んでください。

レンズであれば、できるだけF値が小さい望遠レンズ。

そして、カメラもできるだけセンサーサイズの大きなカメラを使うことをおすすめいたします。

 

ちなみに私が使っているのは、EOS R6 Mark2というカメラに、RF70-200mm F4Lという組み合わせです。

F4通しの明るめの望遠レンズとフルサイズのカメラを組み合わせました。

 

ただ、こんな贅沢な組み合わせをお持ちの方も少ないですよね。

それでもお手もとにある機材の中で、最もスペックが高いものを使ってみてください。

 

シャッタースピードをできるだけ遅くする

シャッタースピードを微調整して、できるだけ遅くするように意識しています。

シャッタースピードが遅いほど光を受ける時間が延びることで明るくなり、ISO感度を下げることができるためです。

 

ミニバスを撮影する場合のシャッタースピード、私は基準を1/1000~1200秒としています。

 

娘のチームの写真を撮る場合は、大体これぐらいの早さがあればブレません。

例えば走りながらドリブルしているときの写真で、ボールや指先、足の先までピタッと止まるのがこのぐらいです。

それを基準に、調整します。

これで1/1000。ボールだけが若干ブレているのがわかります。

 

1/640だと、手足はブレないギリギリぐらいです。

 

プレーのスピードで調整する

学年によって、まだプレーのスピードが遅い場合は、少しシャッタースピードを下げてもブレのない写真になります。

低学年ですとスピードも動きも小さいので、1/600秒ぐらいでも大丈夫な場合も多いです。

撮影した写真のプレビューをみて、今コートに出ている選手に合わせたシャッタースピードに変更しましょう。

 

オンプレー以外の場面を狙う

プレー中以外のシーンを狙う場合は、シャッタースピードを極端に上げなくてもブレのない写真撮影ができます。

例えば選手が背番号チェックをしているシーンとか、フリースローのシーンとか、アウトオブバウンズでボールを入れるシーンとか。

フリースローのシーン。1/250で撮影できました。

 

さらに言うとベンチの選手の顔や、試合の合間のオフショットなどもねらい目です。

このようにボールが止まっている場面や試合中以外のシーンを狙うことで、シャッタースピードを下げての撮影が可能です。

 

ただ、望遠レンズを使っているかと思いますので、手ブレには気を付けましょう。

またシャッタースピードを下げたまま、戻すのを忘れてプレー中の写真を撮ってしまうミスもしがちです。ご注意ください。

 

ブレを活かした写真を撮る

これはちょっとテクニックも必要なのですが、シャッタースピードを下げて、ワザとブレを活かした写真を撮影することもできます。

例えば走っているシーンの手足がブレる程度のシャッタースピードに落とすことで、スピード感を演出できます。

また、「流し撮り」というテクニックも使うことが出来ます。

流し撮りとは、シャッタースピードを下げて、走る選手をレンズで追いかけて撮ることで、選手はブレていないけど背景は流れているように撮影する手法です。

走っている車を横から撮影していて、車ははっきり写っているうえで背景が流れているような写真を見たことはないでしょうか?これが流し撮りです。

流し撮りの場合、1/100以下ぐらいまで落としての撮影も可能なので、ISO感度をかなり下げることができます。

 

流し撮りした写真の一部。顔と体はブレなくバシッと写っています。

 

ただ、いずれも選手の顔や体がブレてしまってはいけません。

特に流し撮りは選手を追いかける技術が必要なので、試合本番のまでにちょっと練習することをおすすめいたします。

 

このように、できるだけシャッタースピードを長く出来るように調整することで、少しでも感度を下げるようにしています。

 

現像ソフトを使ってノイズ除去をしたり明るさを足す

できるだけISO感度を上げないように撮影しても、小学校の体育館の暗さでは感度が上がってしまいノイズの多い写真になってしまう可能性があります。

 

このような場合は、現像祖父とを使ってノイズ除去をしてみましょう。

ノイズ除去を適度にかけることで、きれいに見える写真になるかもしれません。

ノイズ除去をかけすぎると作り物みたいなすべすべの写真になってしまうので、適度にノイズを残してOK。

 

以下にサンプルをご紹介します。

 

元の写真。暗いし、ノイズだらけです。

現像ソフトで明るくして色合いも改善、ノイズも削除したところ。

 

ノイズ除去をやりすぎて、つるっつるになってしまった写真。

 

写真を保護者にお見せする場合にも、多くはスマホの小さな画面でご覧になるはずなので、ある程度ノイズが除去されれば、十分許容範囲になるはずです。

 

まとめ

保護者によるミニバス写真撮影のポイントについて、ご紹介しました。

撮影の基本は、次の通りです。

  • レンズは200mm程度の望遠レンズを使う
  • カメラの露出設定はマニュアルで
  • AFはコンティニュアス&エリアは中央一点で
  • シャッターは連射モードで
  • レンズの手振れ補正機能はONに
  • 日の丸構図で撮影する
  • 写真を選別する
  • 縦長写真を多くする

 

ダメな父親による、塾なし・親塾の苦悩と葛藤

今回は、親塾をしている自分のダメなところを吐き出す愚痴です。。

 

塾なし 親塾

長女は、お勉強を頑張っています!

兄に続いて公立中高一貫校を目指している長女、6年生になりまして半年後には受検本番なのですが、正直に言いましてかなり厳しいです。。

長女の良いところはたくさんありますが、こと勉強に関しては長男とは違うなと。

長男って優秀だったのだな、だから塾無しでも合格できたんだな、と考えております。

 

長女にも受験勉強をさせている最も大きな理由は、知的好奇心や教養を育むためのはずでした。教養があることで、この世の中をより楽しめると私は考えています。

だから、受検勉強を通じて知識が増えたり興味を持てることが増えている時点で、長女本人の人生とっては大きなプラスになっているはずで、喜ばしいことなはずです。

 

なのですが・・私の弱さから、合格に執着してしまう気持ちが捨てきれずに、合格レベルにはまったく至らない長女の成績や日々の勉強への取り組みに対して、イライラが募ってしまっているのです。

塾なし 親塾

成長している長女。ですが、合格には届かなそう。

合格に執着しているのは、これはもちろん長女のためを思ってのこと。

これだけ頑張っているんだから、合格させてあげたいという気持ち。

クラスの男子の幼さに嫌な思いをしていることもあり、地元中学では楽しめないだろうという気持ち。だからそれ以外の学校に進んでほしいという気持ち。

長女のためという言葉には、一切ウソはありません。これは自信を持って言えます。

 

だからと言って、私が執着するのは違うはずです。

親はもっと広いスパンで子供の人生を考えてあげるべきで、私も理屈ではわかっています。

でも、この半年で今後の中学高校時代が決まると思うと、急に焦る気持ちが抑えきれないのです。達観できないのです。

 

後悔してほしくないから、これは身につけておかなければいけないから、などなど、合格には足りないところばかり見えてしまいます。

それなのに相変わらず考え足らずなまま問題を解いているところや、何度も同じ間違いを繰り返すところ、夏休みの朝に起きる時間を守れないこと、見たこともないような成績に低迷しているところ、などなどにイライラしてしまうのです。

 

その気持ちをこらえているはずが、時々態度の悪さなどに沸点に達して本人にぶつけてしまうことも、この夏休みの間にもなんどもあって、本当にダメな父親です。

 

一方で、親塾でどれだけやっても、おそらくは合格には至らないという現状に、何年も親塾でサポートしている分、とてもむなしい気持ちにもなっています。

いっそ投げ出してしまいたくなることも。

 

そんな中、また私が揺さぶられる出来事がありました。

私自身の資格試験で、合格できなかったという経験をしたことです。

これに、自分でも驚くぐらい落ち込んでしまったのです。

 

確かに、私なりに限られた時間の中で必死に頑張りはしたので、目標にしていた一次試験ぐらいは合格したかったのですが、それに至らなかった。

とはいえ毎年行われる試験であり、来年もチャンスがあります。

 

それなのに落ち込んで自信も希望も失って、押し付けられるような胸の痛みを感じたのです。

大の大人が、この程度の出来事で、しかも一年後にはリベンジするチャンスもあるのに、こんなに辛い。

 

これが、人生でたった一度の試験で、何年も頑張ってきた結果として不合格を突き付けられた痛みを想像すると、親として愛する娘にそんな思いをさせてよいのかと考えてもしまいました。

 

私としては、もう正解が何かは分からない。

正直、受検の合否という一面だけで見ると、失敗の方が可能性はずっと高い状態。

でも本人は受検して合格したいと思い頑張っています。

 

私にできることは何なんだろう。

できることは・・、親は信じてサポートを頑張るだけ、というのが結論です。

辛い思いをするとしてもそれも彼女の糧になるだろうし、その時に数日落ち込んだ後に前向きになれるマインドを育めるようにしたいと思います。

 

あくまで本人ファーストで。

親のエゴはなくせるように。

長女が自ら合格を望んでいる以上、引き続き頑張ります。

塾なし 親塾

楽しく学んでほしい

 

中小企業診断士一次試験、短期間合格を目指した勉強法の成功点と反省点

2024年もまた、中小企業診断士の一次試験を受けました。

昨年に続き限られた時間の中での続き独学での一次試験、結論としては成功した点とともに失敗した点があり、二次への進出はできませんでした。

それでも、来年に向けての勉強のやり方が見えました。

 

この記事では、中小企業診断士に独学でチャレンジしようかなとお考えの方に向けて、一次試験の成功事例と失敗事例をお伝えします。

成功事例はぜひ参考にして頂き、失敗事例は避けるようにして頂くと、一次の合格が近づくかと思います。

 

2024年度試験の経緯と結果

昨年(2023年)2カ月ほどの時間で、経済と経営法務の2科目だけ受けて合格しておりまして、2024年は2科目のみ合格済み=免除がある状態からスタートでした。

詳しくはこちら。

tarijiri.hatenablog.com

 

またもともと情報処理試験の合格実績があるため、情報システムも免除があります。

 

今年は安全確保支援士の受験をすることになったため、4月22日の試験が終わってからの約3か月で、次の4科目を全くの知識ゼロから受験したことになります。

  1. 財務・会計
  2. 企業経営理論
  3. 運営・管理
  4. 中小企業経営・中小企業政策

このうち、2と3については科目合格出来ましたが、1と4は残念ながら合格ならずでした。

 

2024年度の勉強方法

今年は長女の受検の親塾がメインでして、毎日朝と夜には長女に勉強を教えていました。

日中は普通に出勤しての業務があるなど限られた時間の中で、さらにスタートが全くのゼロの状態から4科目を3か月で勉強するために、次のような勉強の方針を立てました。

  • 範囲が広いので、時間をかけすぎないようにする
  • インプットはできるだけ効率的に、テキストに加えて解説動画も見る
  • メインの勉強は過去問の周回、解説から学ぶ
  • 過去問では電子書籍を活用する

それぞれについてご説明します。

 

範囲が広いので、時間をかけすぎないようにする

中小企業診断士の試験は全7科目。今回は4科目でしたが、それぞれを知識ゼロから勉強するには、普通にやると時間が掛かります。

意識したことは、効率的に戦略的に準備をして時間をかけすぎないこと。

 

私はこれまで資格に合格するときは、傾向が変わるなどがあっても対応できるように、とにかく量で準備してきました。

ですが今回はインプットをある程度絞ることにしました。

不安はありますが、終わらないことの方が問題なので、思い切ってこのような方針としました。

インプットはできるだけ効率的に、テキストに加えて解説動画も見る

資格試験の勉強を始める際に、使用するテキスト選びは重要です。

受験する人の前提知識や試験日までの日程、ご自分のキャラクターなど、様々な条件によって向いているテキストは異なる為です。

 

色々な参考書を見比べ、今回の私は早稲田出版さんの参考書を使うことにしました。

理由は三つあります。

 

一つ目はの理由:動画で講義を受けられるため

早稲田出版さんの参考書は、Youtubeで講義動画を公開しています。

毎年参考書は更新されるのですが、その年度の参考書はに合った動画が更新されています。

予備知識が無く広い範囲のインプットを短時間でするのは、ただ参考書を読むだけでは難しいと思いました。

そこで参考書を動画の講義のテキストとして勉強できる早稲田出版さんを選択したのです。

 

二つ目の理由:参考書に重要度が設定されているため

参考書には、単元の項目ごとに基・A・B・Cという重要度が設定されています。

勉強する項目を絞るために、この重要度を参照しました。

時間が足りないので、動画の講義を受けながらのインプットも、BとCはスキップすることにしたのです。

これによって、短期間に全体の概要を把握するのには役に立ちました。

 

三つ目の理由:先を見越した勉強ができそうに思えたため

早稲田出版さんの参考書は、動画講義があって初めて成り立つようなレベルではなく、それ単独でも内容の濃いものになっています。

一次試験には十分以上の内容なのですが、それは二次試験で必要になる、より高度な知識も見越した内容としているため。

なので、この参考書で勉強ができれば、本番である二次試験でも使えると感じたからです。

さらに早稲田出版さんの講師は現役バリバリの中小企業診断士の先生。

動画を見ていると、合格後の診断士としての業務も見越したお話をされているんですね。私にとってもこの資格に合格することが目的ではなくて、合格後に世の経営者の方の役に立つために勉強をしているわけですから、このような視点を教えてくれるコンテンツで学びたいと思ったこと。

これらが早稲田出版さんで学ぼうと考えた理由です。

 

インプットの勉強は、講義動画をみながら参考書を読むやり方。これまで独学と言えばテキストを読むことしかしてこなかったため、動画での講義はかなりわかりやすく、効果的でした。

ノートは取らずに、参考書に直接書き込みます。

動画は2倍速にしました。

後述しますが中小以外の財務、企業経営理論、運営管理を1カ月ほどで終わらせました。

中小も同じようにやったのですが、繰り返し問題を解くために時間を使いたいため、動画の講義はスキップしてしまいました。

 

メインの勉強は過去問の周回、解説から学ぶ

さらっとテキストを一周、動画で学んだら、いよいよ勉強のメインである過去問の周回です。

繰り返すのは、問題や答えを覚える為ではありません。出題されるような議題を理解するために、過去問を利用するのです。

 

中小企業診断士一次試験は選択問題なので、答えを覚えてしまうことは簡単です。

でも本当に理解するために、正解以外の選択肢のどこがNGなのかまでわかるレベルにします。

それをするためには、初学者のうちは過去問題の解説が詳しい問題集を選ぶのがおすすめです。

 

書籍と電子書籍

過去問も早稲田出版さんのものを中心に使いましたが、今回は電子書籍も使ってみました。

財務会計と中小は、実際の書籍を、

経営理論と運営管理は電子書籍版を購入。

それぞれの良し悪しがありました。

 

早稲田出版さんの電子書籍版は、2種類あります。

最新の令和5年度の問題を一冊分と、平成30年から令和4年の5年分のものです。

5年分の過去問は、各問題の次にすぐに答えがあるため、リアルな過去問題で一問一答のような使い方ができました。電子書籍なので、サクサクと問題を繰り返し解く=知識問題を繰り返して覚えるのには向いていると思います。

1年分のみの過去問は、本番と同じように問題が全て終わった後、全ての問題の解答と解説が書かれている形式です。あまり電子書籍のメリットを感じることはありませんでした。

 

紙の書籍は、解説のページに書き込みが可能です。電子書籍版は書き込みができないので、その点では紙の方が便利でしたね。

一方の電子書籍は、マーカーで線を引いたり消したり自由にできるので、解説で覚えられていないところには線を引いて、覚えたら消していくという使いかがたできました。

 

今年の反省点

今年科目合格できなかった、というか40点台だったのが財務会計と中小です。

なぜダメだったかというと、結論としては過去問の取り組みが不足していたからでした。

 

財務会計は、個人的にもっとも苦手な科目なのですが、その分過去問の理解が足りなかったと感じます。試験本番で問題を見た時に、「あ、準備足りてなかったんだ」と気づきました。

 

計算の問題が多数あるのですが、理解した上ですぐに手を動かすということができるところまで準備ができてなかったようです。

ひとつひとつの問題が難しかったため、理解しながらというのが時間がかかり過ぎてしまったというのが理由です。

 

中小は、「年によって出題される白書が変わるので、過去問はやらなくて良い」という情報をそのまま間に受けてしまって、テキストでのインプットしかしなかったため、出題傾向に慣れていなかったという問題がありました。

 

また、早稲田出版さんの書籍を使って勉強したのですが、覚えが足りなかったのかもしれません。

私が周回して読んだだけでは、合格点に至れませんでした。

もう少し上手く活用するか、別の参考書も利用するべきだったのかもしれません。

 

来年に向けた一次試験対策

来年は苦手の財務会計と中小対策を行います。

そのために、今年の反省を踏まえて対策します。

前提として、まずは来年の二次試験対策も同時に行います。

 

財務会計の対策

まずは財務会計については、理解が足りないままだったことが問題でした。

そこで、後述しますが二次試験の事例4の学習で深く学ぶこと、そして過去問にかんしては早いうちから手をつけて、多様な論点に対応できるように多くの年度の過去問を理解しながら即答できるように準備します。

計算問題は、計算の1行1行何をしているのかを説明できるレベルにしたいと思います。

また、問題を多く解くために、一問解いては解答を確認するという時間のかかるやり方ではなく、一年分を一気に解いて、その上で解答確認する方法に変えてみます。

 

中小の対策

これはまだ勉強方法がわかっていません。

どのような準備をすればよかったのか。

そこでまずは今年の試験問題を分析して、どのような対策をするべきだったのかを確認します。

また、中小企業経営はともかく、中小企業政策のジャンルは過去問題も有効なことがわかりました。そこで政策の方は他の試験と同様に過去問題を繰り返して理解したいと思います。

 

過去問対策

過去問題がガッツリできなかった理由は色々とありましたが、とにかく時間がない中で、合格に向けた効率的な勉強ができていなかったと思います、

具体的には、すべての問題を馬鹿正直に取り組んでいたこと。

中小企業診断士の試験では、100点を取らせないためのような、難易度が高くて出題傾向の低い問題も含まれています。そういった問題は難しい上に、勉強したところで次の試験に出題される可能性も低いので、そういう問題の勉強は避けて頻出問題で確実に点が取れるように準備する方が、限られた時間の中では効率的かと思います。

各問題の正答率の目安を上げてくれているのが、TACさんの過去問です。

次回の一次試験は、TACさんの過去問を使おうと思います。


二次試験対策も開始

来年、2025年度試験ではぜひ合格を勝ち取りたいと考えています。

そのために、一次敗退直後はまず二次試験対策を始めます。

来年の一次合格直後の二次試験に合格できるため、加えて一次試験の財務会計の学習につなげるため、というのが目的です。

 

二次試験対策としても、早稲田出版さんのテキストを使わせていただくことにしました。

動画の講義が最大の魅力ですが、合格だけでなく、診断士になった時も見越した王道を学べるように感じたためです。

2024年版テキストをKindle版で購入、来年に向けて学習開始しました。

 

まとめ

今年は時間がない中でしたが、やはり過去問題を中心に勉強できた科目には合格できて、不足していた科目が落ちました。
来年こそは二次試験まで一気に合格を勝ち取りたいと思います。
 
中小企業診断士試験は勉強内容が面白いので、とりあえず何かしらの資格を取りたいという方にはおすすめです。
今年二次試験を受ける方は頑張ってください!
来年受ける方は共にがんばりましょう!

X-T3、1年間使用の感想 ~2024年でも最高のカメラ!~

久しぶりのカメラの話をさせてください。

 

私は長年Canonのカメラを複数台使うユーザーでしたが、この1年ほど富士フィルムの中古カメラ、X-T3という1台だけを使っています。

Canonのフルサイズのフラッグシップや最新機種を使って来た視点から、他社APS-Cセンサのカメラ一台のみを使うようになって、色々と気づいた点がありました。

2024年にX-T3というカメラは、どのような印象か。私の感想をお伝えします。

 

結論としては、本当に満足なカメラ!

画質も操作性もサイズ感も良くて、デザインや手触りは秀逸!スナップなど写真を楽しむには申し分ありません。

一方で、家の中で子供の写真を撮る場合、子供のスポーツ写真を撮影する場合には、キヤノンさんのフルサイズに慣れた目には物足りないところがある、そのようなカメラでした。

 

近年のカメラ機材の高騰を受けて、コストを下げて写真撮影を楽しみたいと思われている方も多いかと思います。

今は中古で少し古くなったカメラも非常に性能が高いものが増えています。

実際に乗り換えて楽しんでいる、私の感想をお伝えできればと思います。

 

Canonから富士フィルムに乗り換えた理由

最初に、簡単に私が富士フィルムに乗り換えた理由について書かせてください。

とても恥ずかしい話なのですが・・。まずは経済的な理由です。

 

私は20年以上勤めた会社を辞めて、約2年間個人事業主として働いていました。

その後今の職場に転職したのですが、その間お金が無くなったため、お小遣いが欲しいために手持ちのCanonのシステムを全て手放してしまった、というのが一番の理由です。

 

またCanonを使ってきた理由は次の二つが大きかったのですが

  • 子供の姿を綺麗に撮影したい(室内の暗い場所でも綺麗に撮りたい)
  • 長男のサッカーの写真を撮影したい(動きもの撮影)

子供も大きくなってきてあまり写真を撮らせてくれなくなったり、長男がサッカーを引退したり(中学で部活は続けていますが)と、Canonのカメラが必要になる撮影がなくなってきたこと。

 

そして、キヤノンのフルサイズラインナップがとても高額になったということ。

今のキヤノンのRFフルサイズシステムは、本当に素晴らしい性能と写りを保証してくれるものですが、非常に高額になっています。

私は今後、欲しいレンズ一本も買えないかもしれないと思いました。

 

そこでAPS-Cという小型サイズで、中古で比較的価格が抑えられている中でも期待値が高い富士フィルムに置き換えてみた。

この3つが大きな理由です。

 

そして結論としては、本当に大成功でした。

 

2024年現在のX-T3というカメラについて

私が購入した新しいカメラは、Mapカメラさんの下取りで中古で購入したX-T3でした。

X-3は2018年9月に発売された当時のフラッグシップカメラです。

中古で98,800で購入しました。

 

シルバーが渋い!

 

キヤノンユーザーが使ってみた富士フィルムカメラの良い点

10万円を切る価格で購入したX-T3ですが、本当に大好きなカメラです。

 

キヤノン機とはテイストの違う綺麗な写り

明らかにキヤノンのカメラとは違う写りをしており、それが気に入りました。

とてもすっきりと澄んだ描写をしてくれます。

 

 

 

 

特に金属やガラスなどを、シャープにクールに写してくれるのがとても気持ちがいい。

また写真の色味が独特で、フィルムライクなエモい写真も撮影できます。

フィルムシミュレーションという、フィルムを変えるかのように色味を変えられるモードが有名ですが、実際に使ってみるとそれぞれ極端ではなく絶妙に異なる味付けの色味となります。

jpgだけで楽しめるという点で、本当に面白いし楽。

私はほとんどRAW現像をしなくなりました。

 

また、先日職場でのファミリーデーがあって、従業員のご家族の写真を撮らせていただいたのですが、綺麗な写真で嬉しいというたくさんの声をいただきました。

私も自信を持って撮影ができたほど(ぜんぶカメラのおかげですが・・)。

それぐらい画質には満足できました。

 

私はカメラを始めてすぐにフルサイズでした。

その目から見ても、画質は良いです。

 

見た目も手触りもかっこいい

画質の良さとともにFUJIFILMさんのカメラを使う喜びとして、「カメラのかっこよさ」というものが言われています。

そしてそれは、実際に手に取ってみると本当でした。

使っていて楽しくて気持ちが満たされます。

 

ちょっとレトロな見た目に、硬質で堅牢なボディ。

手に握り込んで散歩するだけで、テンションが上がります。

さらにシャッター音もとても良いものでした。

 

さらに、APS-C機というサイズ感の手頃さ。

キヤノンさんのカメラには持ち出しやすいAPS-Cカメラも多数ありますが、メインがフルサイズなので、あくまで”エントリー機”しかないんですよね。

 

 

便利さだけでなく、レンズまで含めて持ち出してかっこよくて、手触りも良い機種がないんです。

その点をX-T3によって満たされたのでした。

 

マニュアル操作による撮影の楽しさ

X-T3は、シャッタースピードISO感度のダイヤルがそれぞれ独立しています。

私が買ったレンズはサードパーティのものですが、絞りリングもついています。

 

露出の3要素を物理ダイヤルで操作する作りであるため、それが楽しくて、マニュアル撮影が増えました。

 

操作性としては、背面液晶がバリアングルではなくチルト式なのもスチルユーザーとしては嬉しいところ。

 

さらに縦位置のチルトも可能。

 

これがお気軽なスナップではとても使いやすいのです。

 

オールドレンズ遊びも最高!

X-T3は、オールドレンズ遊びも非常に気持ちよいカメラです。

3000円ぐらいで購入した、FDという古いマニュアルフォーカスマウントのレンズを付けての撮影も楽しめました。

まずファインダーが大きくて見やすいので、マニュアルでのピント合わせがとてもやりやすいこと。

 

そしてシャッターを切った時のフィーリングや音の気持ちよさ。まさにマニュアルのカメラを使っているかのような感覚です。

 

それでいてボディは最近のものなのでレスポンスは良いし、撮影される写真はとても綺麗です。フィルムシミュレーションを変えてのマニュアルフォーカス撮影が、特にお気に入りです。

 

これは,多くの写真ファンに楽しんでいただける遊びなのではないかと思います。

 

バカ高くない値段で楽しめる

これが私にとってはとても大切な要素でした。

X-Tシリーズは現行X-T5が出ていて、X-T3は二世代前の機種です。

そのため中古価格がお手頃になっていて、ちょっと前のフラッグシップが手の届く価格になっているのです。

 

またフジフィルムさんのXマウントはサードパーティーが多く参加していて、安くてかっこよくて写りも良いレンズがたくさんあります。

 

私が同時に購入したのは、こちらのトキナーさんのレンズ。

新品で4万円弱という値段にもかかわらず、金属製のフードであったりと質感もとても高くて、F1.4という明るさです。

ぼかすような撮影からキリッと絞った撮影まで、これ一本で楽しめます。

 

乗り換えてイマイチであった点

乗り換えてみて、ちょっと残念に感じた点もありました。

※ただ、2020年発売のEOS R6から2018年発売のX-T3へと、2年も古い機種への乗り換えであったための感覚であることはご了承ください。

操作の違いによる即射性の低下

Canonのカメラは、設定の変更がとてもしやすいと感じます。

カメラの握ったままの右手の人差し指と親指で、設定を変えて撮影ができます。

 

一方のX-T3は、メリットの点でお伝えした通り、絞り・ISO・シャッタースピードが全て別ダイヤル。明らかに一枚パシャっとするまでに時間がかかるようになり、操作に慣れるまではもどかしさがありました。

 

「こうやってじっくり撮りたい」という期待があって選んだ機種にも関わらず、最初のうちは面倒さが優っていたのです。それだけキヤノン機の操作性が良いということなのでしょう。

 

ただ、これは無くなりました。すぐにファインダーを覗きながらカチャカチャできるようになり、操作に慣れるに従って「X-T3のタイミング」での撮影が楽しめるようになってきたのです。

 

AF機能がイマイチ

AFは、明らかにEOS R6が優っています。

EOS R6はスポーツ撮影も余裕でこなしましたが、X-T3では試すこともしないレベル。

瞳認識AFもありますが、顔の角度や向きですぐに迷子になったり、思った通りに動いてくれなくなりました。

 

もちろん、R6とは時代が違うので仕方ありません。

X-T3では基本スナップ撮影なので全く困ることはないし、子供達もハイチーズであれば瞳AFを活かして撮影できます。

 

室内の子供写真はフルサイズとの差がある

X-T3で撮影した写真の画質には、とても満足しています。

ただ一点、夜の自宅のような暗い場所で撮影する子供の写真では、さすがにAPS-Cとフルサイズの差を感じました。

 

ノイズの量であったり、肌の質感、深みについては、オートで適当に撮影したEOS R6に軍配が上がるのです。

 

ただこちらについては、あくまで限られた環境です。

同じポートレートでも、屋外でモデルさんを撮る場合などは問題はないかと思います。

 

まとめ

以上が2024年にX-T3を唯一のカメラとして使っているものの感想です。

写真撮影を楽しむという分には、申し分ない画質であるうえに、操作性や見た目、シャッター音などの感触も良いため非常に使っていて大好きなカメラでした。

 

「でした?」

そうなんです。実はもうすぐまたEOSに戻ります。

その理由は、子供のバスケの試合を撮ることになったため。

このカメラでは、バスケで満足の写真は撮れなさそうと判断したのです。

 

そのために、・・EOS購入の資金にするためX-T3を手放すことにしました。

ん〜残念。

私はしばらく、写真撮影の楽しさから、子供写真の画質を優先したカメラライフにまたシフトします。

 

本当に、素敵なカメラでした。

2024年であっても、おすすめのカメラです!

 

 

X-T3で撮ったスナップでのご紹介です!