他力と自力と

家事と育児に追われるおじさんの、日記代わりの備忘録です

模試で息子の偏差値が劇的に下がってしまい、やっと模試の重要性に気付いた父のはなし

塾無しで公立中高一貫校の合格を目指し頑張っている6年長男。

6年生になってからの模試は次のふたつがメインになっていました。

  • 首都圏模試の適性検査型模試
  • 公立中高一貫校適性検査対策模試(公中検模試)

6年も後半になってからは、毎月のように模試がありますね。

 

さてこの模試なのですが、我が家は6年生の11月になるまで、重要性を全く理解していなかったのです・・。

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これまでの偏差値

ところが、我が家では模試というものが良く分かっておらず・・。

通塾していない我が家にとっては本番ににた環境でテストを受けられる機会であったり、結果の偏差値だけを見ていました。

 

偏差値という観点でいいますと、息子は

公中検模試では志望校を越えた偏差値がとれている。

しかし首都模試では志望校の偏差値の少し下、

という数値。

 

私は「塾無しでも一応ここまでは順調に来ているのかな?」と考えており、長男もそれなりに良い位置につけていると考えていたはずです。

ところが・・

 

10月の模試で急降下

ところが10月の公中検模試の結果が返ってくると、その表情が一変しました。

「お父さん・・偏差値がすごく落ちてる」

 

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私も慌てて確認したところ、確かに劇的に落ちていて、これまで志望校を上回っていた偏差値が大きく下回る結果となったのです。

 

本人はショックが大きかったようで、食欲も落ちた様子。

勉強を教えている我々親も、かなり動揺しました。

 

更によく見ると、公中検模試の結果には昨年の同時期の模試の偏差値帯の生徒が実際に志望校に何人が受かったのかが分かる追跡データがあるのですが、なんと合格率2割という値に・・。

これまでのんびりと行ってきた親塾での挑戦で、初めての危機に直面したのです。

私はようやく、模試をしっかりと見返しました。

 

いまさら、やっと模試の重要性を認識できた”親”

私はやっと、模試というものに皆さんが一喜一憂する理由を知ることが出来ました。

模試は文字通り、本番の試検のように目標を持って受けて、その結果を確認してこれまでの取組みを再確認する。

いわゆるPDCA(Planを立てる→Do実行する→Check確認する→Action修正する→Pにもどる)のために必要だったのですね。

そしてその結果が合格可能性になって現れる。

 

私たちはプランも立てておらず、結果は偏差値をチェックするだけ。

なんとなく解きなおしはしたものの、それで終わりとしていました。

なんとなく偏差値がとれていた勉強のまま維持をしていたら、問題の難易度が挙がり他のお子さまの努力の成果が表れる終盤に成績が下がってもおかしくありません。

彼のせいではなく、親である私の認識不足であったのです。

 

6年生の11月になったいまになってようやく、よう~やく私たちポンコツ親が、受検での模試の意味を知ったのでした。

 

残り3カ月を切り、取り組むこと

もう模試も残り少なくなりました。

次の模試のために、まず今回偏差値が激減した理由をしっかりと確認しました。

私は作文担当ですので、それをメインに確認します。

そしてそれを志望校の過去問と照らし合わせ、強化するポイントを考えました。

 

具体的には、作文問題ではあるのですが、息子は読解が苦手であることがわかりました。ここで点がとれていないのです。

私立型勉強をしていた時期には読解問題を解いていたので、構造的に文章を読んで筆者の主張を意識するという練習をしていたはず。

なのですが、6年になって公立対策に移行してからはこの練習が不足していました。

練習していないことは一気にできなくなるものなんですね・・。

しかも模試の文章もどんどんと難しくなっている。

読解ができなくなって当然でした。

 

問題を読めていないということは筆者の意図を理解できないわけであり、その後の作文が書けないことも当然です。

次の首都模試に向けて、作文はまずこの読解の練習をすることを決めました。

 

模試や志望校の過去問の作文は、次のような形式になることが多いですが、

①2つある本文を読んで、それぞれで筆者の主張を理解しているかを確認する問題

② ①をふまえて自分の意見を論ずる小論文

この①で点が取れなくなっています。

実際に模試の結果を見ても、ずれた答えが多いことがわかりました。

 

まずは次の11月の模試でこの①を上げることを目標にします。

そして残りの期間で②を少しでも高めたいと思います。

 

落ち着きを取り戻す

私は作文を、妻は適性2を、それぞれ確認することで、偏差値が下がった理由がわかりました。

課題がはっきりしたことでようやく、我々も息子も落ち着いたように感じます。

 

模試は目的をもって受けること。そして合格可能性のパーセンテージにこだわること。

他のみなさまにとっては当たり前のことだと思うのですが、通塾無しの我が家は初めて気付きました。知識不足でした。

 

5年生以下の保護者の方で通塾無しの方は、是非模試を有効に活用されてください。

6年の保護者の皆さんは・・今からやるっきゃない!

頑張りましょう!