ずっと中学受検をするかどうか決めかねていた4年生の長女。
4年生の12月、ついにチャレンジしてみる決心がついたようです。
長女に関しては、本人が自ら受検したいと思うまで待っていました。
我が家は通塾させる余裕がないため、塾なしで親塾でのサポートになります。
いよいよ長男以来の親塾のサポートが始まりそうです。
どのように長女の気持ちが固まったのかわかりませんが、このきっかけになったことはふたつほど心当たりがあります。
お子さまに中学受検に前向きになってもらいたい保護者の参考になるかもしれないので、この時のことを書き残しておこうと思います。
※なお、公立中高一貫校受検なので、"受験"ではなく"受検"と表記しています。
きっかけ1:改めて、中学受検について説明
きっかけの一つ目は、中学受検についてじっくり話す機会を作ったこと。
4年生も12月となり、もし受検をするのであればそろそろしっかりと準備を始めたい時期が近づいてきました。
そこで勉強をお休みにする代わりに、改めて中学受検について話をする時間を作ったのです。
中学受検をする場合としない場合、両方のケースについて、それぞれどういう時間の使いかたになるのか、どこで頑張らなければいけないのか、どのようなメリットデメリットがあるのか、などなど改めて説明。
「改めて」というのは、実は以前にもいちど同じような説明をしたことがありました。
そのときは、本人に考えてもらうというよりは、「お兄ちゃんはこういうことやったんだよ」ということを伝えてた感じです。
それと似たようなことを、もういちど説明したということです。
一回目の説明から期間を置いていた事、これが彼女の中で受検に対する気持ちが育まれていたのかもしれません。
この話の直後に、彼女はやってみるという決断をしました。
きっかけ2:引っ越し
我が家は最近、引っ越しをしました。
長男の学校に近い場所に移動したのです。
下の娘たちは転校することになりますが、驚くほど前向きだったので安心して引っ越しできました。
この引っ越しも、転機になってくれたかもしれません。
というのも引越した先の小学校では、塾に通っている友達が多かったのです。
これまでは学校から帰ってくると、近所の公園に集合して暗くなるまで遊んでいたような友達が多かったのですが、新しい環境では「習い事と塾があるから」と公園あそびをするような女子はあまりいないようです。
塾に行ったり、中学受検を目指すようなお友達が増えたこと。
これもきっかけになったような気がします。
本人が中学に行きたいと思うまで待っていた
説明をするというトリガーはありましたが、基本的にはずっと本人自身が中学受検をしたいという気持ちが固まるのをまっていました。
親が無理にやらせようとしても、自分で決心したことでなければ、頑張り切れない子だと感じていたからです。
受検しないと決めても良いと思っていました。
4年生の終盤まで、押し付けなかったこと。
これが彼女の納得を熟成させてくれたのではないかと感じています。
ただ一つ驚いたことがありました。
実は、家から近くておすすめの私立中学があって、中学受検の説明の際にその話をしてみたのです。
その学校は長女が好きな絵とダンスに力を入れている学校です。
特待制度があること。
そして偏差値的には高くなくて、ちょっと過去問を確認したところ基礎問題が中心だったので、家庭学習でも特待合格の可能性がありそうということで、長女に合っているんじゃないかなと感じていたのです。
ところが本人は、即答で「兄と同じ学校に行きたい」と言いました。
自分なりに少しは考えていたのでしょうか。
ちょっと頑固なところはありますが、それでも自分で望んでチャレンジするという心の準備はできたのかなと感じています。
自ら腹をくくったことには頑張れるタイプなので、最後まで頑張れると良いなと思います。
公立中高一貫校の場合、残念の可能性もある
公立中高一貫校は、受検は一発勝負です。
そのため、その一回が上手く行かなかった場合、中学受検は全落ちになるというリスクもあるのです。
公立中高一貫校受検に合格だけを目指して取り組むのは、このリスクがあるためおすすめしていません。
娘にその話をしてみたところ、このような言い方をしていました。
「だって勉強することでいろいろ知識がついたりするんでしょう」
これは私にとってとても嬉しい答えでした。
私にとって中学受検の勉強とは、「人生を楽しめるような知識や教養を身につけるためのもの」であるからです。
これは長男の中学受検で学びました。
彼の受検まで2カ月ほどになった時、受検に受かろうが落ちようが、どっちにしても本当に受検勉強をしてくれて良かった感じていました。彼が沢山の知識を身に着けたと共に、知的好奇心を育んでくれたからです。
今回も私は娘が合格してくれればうれしいですが、合格しなかったとしても様々な知識を得て教養を得て、彼女はこれから生きる世の中を楽しく見ることができたら、それで充分だと感じています。
長女も同じことを感じてくれているとすれば、きっと勉強にも前向きに楽しんでくれるでしょう。
万が一残念になっても、勉強を通じて自分が得たものがあるのだと自信を持ってくれるのではないかと、期待しています。
現時点での娘の成績
4年生中2月地点の娘の成績について、書き残しておきます。
あゆみはとても良い
現在の娘は、あゆみに関してはほとんどが「大変よい」になっていて、とても良い状態といえます。
公立中高一貫校受検では、あゆみの点数が重要です。
あゆみの特典が、報告書の点数になるためです。
報告書とは、小学校5~6年生時の成績を点数化したもので、筆記試験と併せた総合点の上位が合格する仕組みです。
これを5、6年生まで続けられるのであればとても期待ができる成績だと思います。
なお、報告書について詳しくは別サイトの記事にまとめているので、ご興味があれば併せてご覧ください。
模試はまぁまぁ
一方で、模試の成績はまぁまぁでした。
四谷大塚さんと日能研さんの無料の全国模試を受けさせていただきましたが、偏差値的には40代といったところ。
初めての外部試験ということもあったかと思いますが、算数も国語もミスがあったり得点率の高い問題での間違いもありました。
この辺りは少しずつ改善して行く必要がありそうです。
まとめ
今回は、4年生の長女が受検することに決めたことについて、書き残しておきました。
なお、「嫌になったらやめる」という前提です。
なので受検をする前に終わってしまう可能性もありますが、できるだけ最後まで頑張れるように、楽しいと感じてもらえるような親塾を目指してサポートしたいと思います。
親塾、塾なしでの中学受検については、長男への取組みを中心に別サイトで情報をシェアしています。
ご興味があれば、こちらもご参照ください。
保護者が見た中学受”検” | 親塾で挑戦した公立中高一貫校受検のノウハウサイト