他力と自力と

家事と育児に追われるおじさんの、日記代わりの備忘録です

一戸建てのインターネット接続方法とは?マンションとの違いと契約方法をシンプルに解説!

我が家は最近、長年住み慣れたマンションから戸建て住宅に引っ越しました。

そこで困ったのが、インターネット環境です。。

色々と時間をかけて調べまくって、ようやく納得のインターネット環境を構築できました。

情報が多すぎて本当に大変だったので、今回学んだことをシェアさせていただきます

 

  • 初めて戸建てに引っ越したけど、インターネットを使う方法が知りたい
  • どのプロバイダー(インターネット接続業者)を選べばいいのか知りたい
  • 戸建ての家でインターネットを使えるまでの手順を知りたい

この記事では、このような疑問をお持ちの方に向けて、戸建てのインターネット接続の方法をご紹介します。

特殊な例かもしれませんが、私自身が本当にわからずに調べまくったので、どなたかのお役に立てればと記事に纏めました。

 

 

結論としては、「戸建ての家には最初、インターネットに関する設備はない」です。

マンションなどには各部屋にLANポートがあったかもしれませんが、戸建てにはありません。

そのため、私たち住人が3つあるうちのインターネット接続の方法からひとつを選んで、契約する必要があります。

 

どのようなサービスを選んで業者と契約するのか。

私自身が調べたうえで契約したパターンと共にご紹介いたします。

 

まず結論:住人が3つのインターネット契約の方法からひとつを選ぶ

改めて結論ですが、戸建ての家にはインターネットに関する設備はありません。

そのため、インターネット接続の方法を選んで、その業者に申し込みをしなければいけません。

 

戸建てでインターネット接続する方法は、主に次の3つのうちから選びます。

  1. 光回線を自宅に引き込む
  2. ホームルーターを置く
  3. ケーブルテレビ系、或いは電力系と契約する

最初に、これらのどちらの方法にするかについて決めますが、結論としては、ご家族のいる戸建てで長く住まわれる予定の場合は、「光回線」がおすすめです。

 

光回線を選ぶ理由

光回線」とは、主にNTT東日本NTT西日本によって全国に張り巡らされている、光ファイバー回線のことです。光回線を自宅に取りこんで、インターネットを接続します。

 

光回線を選ぶ理由は、他の選択肢に比べて最も安定して高速通信できるためです。

特に家族がいる場合。子供たちも含めて複数人が同時に接続することが考えられますが、光回線が最も安定的に通信を維持できます。

 

そして、後述しますが料金も安くしやすいこと。そのため、戸建ての場合は光回線がおすすめなのです。

我が家もその結論で、光回線を契約しました。

 

光回線以外の選択肢

環境によっては、光回線が選べない場合もあります。

光回線以外の選択を見てみましょう。

光回線以外の「ホームルーター」や「ケーブルテレビ・電力系」も、インターネット接続はできますよ。

 

ホームルーター

ホームルーターは、SIMカードを入れて電源に差すことで、スマホとおなじくモバイル回線によって通信をするもの。

SIMカードを装着すれば、あとは電源につなぐだけでOK!設置がとても簡単なところがメリットです。

出典:https://www.docomo.ne.jp/support/product/hr01/?icid=CRP_HOM_router_to_CRP_SUP_product_hr01

しかし、現在のところ通信速度や安定性などはいずれも光回線が勝っています。

特にご家族がいて同時にインターネット接続する環境や、お子さまがインターネットを使ったゲームをする場合などは、力が不足することが考えられます。

 

ケーブルテレビ系・電力系

ケーブルテレビ系や、西日本では電力会社もプロバイダーとしてインターネット接続サービスを展開している会社もあります。

 

ただし、ケーブルテレビの場合は構造上、どうしても速度が遅くなることが避けられません。仕事で使う場合は支障が出てしまうことも。

例外として、例えば自宅がテレビのアンテナが無い環境で、テレビ用視聴のためにケーブルテレビと契約する場合、あるいは電力の契約も同じ会社でしたいような場合は、インターネットも契約すると料金が一元化されるメリットがあります。

なので、光回線のほうが優れています。

 

以上の理由から、一般的な戸建てでの選択肢は光回線となります。

この記事では、光回線を選ぶ前提でご紹介しますね。

 

戸建てでのインターネット接続までの手順

戸建ての場合のインターネット接続までの手順について、説明します。

この手順に関しては、新居に移る1ヵ月前にはスタートしましょう。インターネット接続には工事が必要になるため、接続業者と契約してからもインターネットが使えるまでに1ヵ月程度かかるためです。

 

引っ越しの多い春休みなどは混みあうため、2カ月近くかかってしまうこともあるとか。インターネットは、引っ越し直後から使いたいですよね。

なので、早めにこの手順を追っていただくのが良いかと思います。

 

手順1:テレビの視聴について、検討する

まず最初に、インターネット接続と同時に、引越先のテレビの視聴方法について検討しましょう。

戸建ての場合、テレビの視聴方法も選択して契約する必要があります。具体的には次の3つのうち、ひとつを選びます。

  1. アンテナを設置して、電波を受信する
  2. ケーブルテレビで接続する
  3. 光回線のテレビ視聴オプションを追加する

もし②のケーブルテレビか③の光回線のテレビプランを使用するのであれば、インターネット接続も同じサービスで受けられるので、ケーブルテレビのサービスか光回線でテレビ視聴オプションがあるサービスを選択します。

 

この中でおすすめなのは、①のアンテナを設置するもの。

アンテナを新たに設置する場合にお金がかかりますが、それ以降の月額料金が無くなるため、長期的に考えると最も安いのがアンテナであるからです。

戸建てに引っ越すかたは、長く生活する予定の方が多いかと思います。可能であれば①を選択しましょう。

 

ちなみに、中古の戸建て物件を購入された場合、前に住んでいた方がアンテナを立てている場合があります。私たちの家も、前の住人の方が地上波とBS両方のアンテナを付けてくれていたので、手間が省けました。

 

手順2:契約するプロバイダーの候補を決める

光回線を選ばれる場合、「プロバイダー」という会社と契約することになります。

プロバイダーとは、接続した回線上でインターネット接続を提供してくれる業者です。

本来は光回線業者とプロバイダーとは別企業。支払いなども別であったのですが、プロバイダーが窓口になって一括で提供してくれるサービスが増えたので、ここではプロバイダーのみとさせていただきます。

 

国内には40社以上のプロバイダーがあるそうです。

これだけあると、どのプロバイダーと契約すればよいのか迷ってしまうかもしれませんが、プロバイダ―を選ぶポイントはシンプルに決められますので、それは後述しますね。

 

このとき必ず確認しなければいけないのは、お住いの場所が候補となったプロバイダーの対象地域となっているかどうかです。

お気に入りのサービスを提供するプロバイダーを見つけても、その回線やサービスが届かない場所では残念ながら使えません。

プロバイダーのホームページから、ご自宅の住所が対象地域なのか、確認しましょう。

 

手順3:プロバイダーに申し込む

自宅がサービス対象になっていることを確認して、プロバイダーに申し込みましょう。

Webサイトからや電話によって申し込みます。

なおインターネット接続をする場合は、光ファイバーを自宅に引き込む工事が必須です。契約と共に、工事の日時を決めましょう。

 

手順4:プロバイダーによる工事実施

プロバイダーと決めた工事実施日に、実際に工事がなされて自宅に回線がつながります。

屋外の電話線に引いてある光ファイバーを、自宅に繋げる工事です。

我が家のリビングにつないでもらいました。「光」が見えるでしょうか?

このケーブルから屋内につないだ回線は、ONUという機材に接続します。

自宅でのインターネットはこのONUそのものがルーターの役割を果たしてくれる場合もありますし、有線LANやWifiルーターを接続して使用することも可能です。

この写真の右がONU、左がルーターです。

ONUとルーター

ONUルーター

 

以上の手続きで、インターネットへの接続が可能になります。

 

プロバイダーを選ぶポイント

では、どのプロバイダーと契約すればよいのでしょうか?

 

プロバイダーは、日本に40社以上あると言われています。

それぞれ料金やサービス内容が異なるので選ぶのが大変と思われるかもしれませんが、初心者の方にもわかりやすく、お得なプロバイダーを選ぶポイントがあります。

プロバイダーを選ぶポイントは、次の3つです。

  1. サービスにはほとんど差が無い
  2. ご使用のスマホ会社のセット割があるプロバイダーが第一候補
  3. キャッシュバックの内容

簡単にご説明しますね。

 

サービスにはほとんど差が無い

現在、各社のサービス内容については、実はほとんど差がありません。

大手であれば、下記は一般的であると思います。

  • インターネット速度:1G
  • プロバイダー料金:月5000円台
  • IT電話料金:月550円
  • 2年ごとに更新(プロバイダー変更には、2年後だと料金不要)
  • 高速通信(IPv6対応)が無料対応

大手のプロバイダーであれば、日常的にインターネットを使っていて通信などに不満を感じることはほとんど無いでしょう。この点もどこのプロバイダーでも、差がありません。

 

では、どんなところに差が出るのでしょうか。

プロバイダーによって差が生まれる部分は、次の二つです。

毎月の支払いが安くなる「セット割」と、新規契約時に得られる「キャッシュバック」です。

 

スマホ会社のセット割があるプロバイダー

プロバイダー選びの結論は、ご使用のスマホの「セット割」があるプロバイダーを選ぶというものです。

 

光回線には、ご家族で使っているスマホのキャリアと組み合わせることで、毎月の支払いが安くなる「セット割」というサービスを提供しているところがあります。

 

例えば、スマホdocomoを利用されている方であれば、「ドコモ光」というプロバイダーと契約すると、光回線の月額が1,100円安くなるのです。

Softbankを使っている方は、「ソフトバンク光」か「NURO光」を使用すると、光回線の月額が1,100円安くなりますよ。

大手のキャリアであれば、ほとんどが光回線のセット割があるプロバイダーがあるはず。

 

光回線の月額は、各社あまり差がありません。その中でスマホの月額を大きく下げられるセット割は、光回線と合算すると、長く使うほどにお得になります。

 

セット割をがあるプロバイダーを探す方法は、Googleなどで「キャリア名(audocomoなど) セット割 プロバイダー」で検索するとわかりますよ。

光回線のプロバイダーを決めるには、まずはスマホのセット割のあるところから」。これがシンプルですが、最もお得になるポイントです。

 

キャッシュバックの内容

契約時にキャッシュバックがあるプロバイダーもあります。

最も重視するべきは「スマホキャリアのセット割」ですが、スマホキャリアが複数のプロバイダーがセット割に対応していたり、万が一お使いのスマホのキャリアのセット割が無い場合などに比較ポイントになるのが、キャッシュバックです。

 

キャッシュバックは同じプロバイダーでも時期によって実施の有無があります。契約する時期にキャッシュバックを実施しているプロバイダーを探します。

光回線を引きこむ工事費は、相場19,800円ぐらいかかります。これが無料になるようなキャッシュバックがあれば、ぜひ活用してみましょう。

 

ただ、キャッシュバックに条件の付いているものもあります。例えば「2年継続した時点でキャッシュバック」とか、「~オプションを付けた場合に、キャッシュバック」などということもあるので、注意しましょう。

 

スマホのセット割が無い場合

もしスマホのセット割があるプロバイダーが無い場合などは、おすすめしたいのは「業界大手のプロバイダー」を選ぶことです。

 

この記事を読んでらっしゃる方は、引っ越しでやらなければいけない様々な手続きの中のひとつとして、インターネット接続も調べてらっしゃるのではないでしょうか。

本当に細かいところまで調べて、1円でも安く!というプロバイダーやサービスを探すような時間も気力も、無い方も多いかもしれません。

なので、まずはいちばん無難で信頼度も高い大手プロバイダーを選んで、問題がなければ使い続ける。

2年後には契約更新となるので、より条件の良いサービスを見つけていたらそちらに移る、というのはいかがでしょうか。

 

インターネット通信環境は他とあまり差が無くても、サービスの豊富さやユーザーサポートが充実しているなど、初めてプロバイダーを契約する場合にも安心できますよ。

 

まとめ

この記事では、戸建てのインターネット接続について紹介しました。

結論は、次の通りです。

  • 光回線を契約する
  • プロバイダーは、スマホのセット割ができるものから選ぶ

光回線についての情報はとても複雑で、私も調べたり選んだりするのは大変でした。

ただこれらを意識して選んだことで、結果的に安く安定したインターネット通信ができるようになって、満足しています。

この記事がお役に立てば幸いです。