家族カメラとして、またスナップ用カメラとして。
日常的に使うカメラを6D Mark2からEOS Rに置き換えました。
この両方のユーザとしての視点から、どちらかを迷われている方に向けて、お勧めしたいのはどちらか!自分なりの感想を纏めてみます。
EOS Rを使って初めて気づいた6D2良い点なども沢山あったので、その辺りをお伝えできれば。
素人パパユーザとしての意見ですので、参考程度で読んでいただけると嬉しいです。
機能・性能
どちらかにしかない機能や性能が必要であれば、或いは明らかに一方の性能が優れていてそれが必要であれば、もうそちらを選ぶしかありませんね。
私が使った中で、それぞれ一方にしかない利点はこんな感じです。
6D2にしかない機能・性能
価格の安さ
2019年4月14日現在、Amazonさんでの価格差は約5万円。
Canon デジタル一眼レフカメラ EOS 6D Mark II ボディー EOS6DMK2
- 出版社/メーカー: キヤノン
- 発売日: 2017/08/04
- メディア: エレクトロニクス
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Canon ミラーレス一眼 EOS R BODY 約135.8 x 98.3 x 84.4mm
- 出版社/メーカー: キヤノン
- 発売日: 2018/12/07
- メディア: Camera
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しかも発売時期が早い6D2は中古も増えていて、値下がりしています。
どちらも画質はとても良いので、価格の安さは大きなメリットだと思います。
電池の持ち
EOS Rを使って、ミラーレスって電池が減るのが早いと感じました。6D2は一眼レフであり、そんなしょっちゅう充電する必要はなかったのに。
6D2の場合、家族で旅行に行ったときも夜になるまで全く心配なかったほど。
電池の持ちは明らかな優位性です。
GPS単体
6D2はカメラ単体でGPS情報を写真に着けることができます。これによって、写真から地図上のどこで撮った写真なのかがわかるのです。
EOS Rも写真にGPS情報を付けることはできますが、スマホと連携することが必須なんですね。GPSは6D2が使いやすいです。
豊富なEFレンズをアダプターなしで使える
EOS Rと6D2はマウントが違います。
EOS Rはアダプターを使えばEFレンズも使えるのでより便利と感じるかもしれませんが、私はこのアダプターというのが面倒。そしてデカい!
アダプターを装着しただけで、このサイズ感。
軽く小さなEF50mm F1.8 STMを装着しても結構なでっぱり。
EF35mmの単焦点では、なんとこのサイズ感!
持ってみるとバランス感は悪くは無いですが、でかすぎ不便です。
というわけで私の場合、アダプターは好きではない。
なのにRFレンズはまだ数えるほどしかありません。
豊富なEFレンズをそのまま使えるというのは、実はEFマウントたる6D2のメリットと感じています。
光学ファインダー
EVFの方が利便性は確実に高いですしEOS RはEVF表示が綺麗ですが、光学ファインダーの気持ちよさについては、私はあえて挙げたい!
連写の時なども不自然にならない良さがあります。
EOS Rにしかない機能・性能
6D2には無くてEOS Rで使える利点のうち、私が使っているものをざっと挙げてみます。
EVFの利点
露出シミュレーションや拡大MFなどをファインダーに接眼してできるEVFの機能は、EOS Rにしかありません。
そして当然視野率100%。これも98%の6D2とは異なります。
瞳オートフォーカス
ファインダーに写した顔の目を認識してAFポイントを自動で合わせてくれる機能。
これは6D2のライブビューにも無い機能で、子供撮影やポートレートにチョー便利!
こういった機能で遥かに先を行くSonyさんは、EOS Rの瞳AFがまだAF-C追従できないのをしり目に動物の瞳AFなんてファームをリリースしましたね!
その他
EOS Rは6D2よりはるかに便利機能が搭載されているので、私が使っているものを纏めちゃいますね。
・電源OFFのままWifi通信
・サイレントシャッター
・クロップ機能(動画も使用可)
・アダプターを介してEF-Sレンズも使える(解像度は下がります)
・4K
・ワンボタンで任意の設定の動画撮影を開始できる
ちなみに、サイズはここには挙げていません。
RFのレンズがまだ多くない(+重い+高い)ことを考えると、今の時点ではEFレンズを使う機会も多いでしょう。
6D2単体とEOS R+マウントアダプターの重さはほとんど一緒であるため、です。EOS Rは予備バッテリーが必要になることも増えるので、ミラーレスとはいえむしろ重くなるうえに運用も面倒になります。
私が買いなおすとしたら・・
パパユーザとして、私はEOS Rに買い替えて良かったと思っています。
6D2の良さを知ったうえで、もう一度買いなおすとしても、やはりEOS Rを選びます。
その理由は・・何と言っても瞳AF!そしてAF測距範囲の広さ!子供写真を撮るときにこれらの利便性が圧倒的過ぎるのです。
事実上測距範囲の制限からは解放され、ファインダーに顔が写ってさえいればカメラの方がAFポイントを動かしてくれる。これは慣れるともう戻れません。
事実、久しぶりに室内で1DX Mark2で子供の顔を撮ろうとファインダーを覗いた時に、6D2よりは広いもののやはり制限されたAF範囲は狭く、しかも自分からAFポイントを動かして目に持って行くという手間に驚いたぐらいです。
瞳AFはノーファインダーで撮影するときも目にピントを合わせてくれます。
なので普段の目線とは違う面白い写真が、しかもちゃんとピントを合わせて撮ってくれるのです。
もうこの2点。この2点が圧倒的過ぎて、戻れなくなってしまいました。
きっと家族撮りだけでなくポートレートを撮る方は、撮影が 根底から変わると思います(Sonyさんは動物撮りも対応!)。なのでこういった使いかたの場合はEOS R、EVFをオススメしたいです。
まとめ
この辺りで結論とします。
6D2はよりシンプルで使い勝手が良いです。そしてより安価。
なのでオススメしたい人は・・
・レンズも合わせて買うひと(価格的に)
・OVFで困っていないひと
・シンプルな使いやすさを求めるひと、たまにしか使わないひと
という感じでしょうか。
それ以外の方にはEOS Rをオススメしたいです。
ただ!
もし既にEFレンズをお持ちの方で、他にもカメラを持っているならば、そしてEFレンズの一部とRFレンズを置き換えようと思っているのであれば、もう少し待った方が良いかもしれません。
EOS Rではアダプターを使うとEFレンズは使えるのですが、アダプターを介しての接続が面倒であったりアダプターを忘れるとレンズが使えなくなることがあります。EFレンズが少なくなると、今使っているカメラも使いにくくなってしまうかもしれません。
いっそすべてRFに移行する気持ちでカメラもレンズも置き換えるぐらいの方が良いかも。
噂では2019年はEOS R高画素機が出るともいわれています。
これにはEOS R、そしてRPでのユーザからのフィードバックや他社機の動向も組み込んだ機種となるでしょう。
いま6D2と迷うぐらいであれば、今は我慢してお金も貯めつつ、後継機を狙うのもいいかもしれません。
あるいは、RFを別マウントと考えるのであれば、ミラーレスとして先行している他社機をみてみるのも良いかもしれません。瞳AFや人体検知など、ソフトウェア的に家族写真に優れているカメラもあるようなので。
あくまで素人の考えですが、参考になる部分があれば幸いです。