我が家では、子供たちは通塾などはせずに学校と親塾で勉強をさせていたのですが、この度、次女(小学4年生)への勉強のためにオンライン学習サービスを始めてみました。
オンライン学習サービスとは、ネットでの塾のようなものです。
いくつかの候補を選定し、我が家では東進オンライン学校さんを選びました。
この記事では、次女の勉強にオンライン学習を選択肢に入れた理由と選んだ経緯、そしてその結果どうであったか、についてご紹介しています。
結論としては、オンライン学習の導入はとても良かったです。
親の手を極力煩わさせず、学習を進めるようになってくれました。
- 子供をもう少し勉強させたい
- 通塾させるほどではないけど一応中学受験の準備はさせたい
- ただし、親の手を煩わせるのは避けたい
このような保護者の方には、参考になるかと思います。
公立中高一貫校受検への黄色信号
次女は、兄が通学していて、姉が今年度受検をする予定の公立中高一貫校を受検する予定です。
その兄と姉は「塾なし」で、自宅で親が教えるという勉強でした。長男は合格、長女も受検まではたどり着けそうです。
ところが・・次女は上の二人と比べて大きな問題があるのです。
それは次の2つ。
- 親がかかわる余裕がない
- 「あゆみ」が非常に悪い
正直、これは黄色から赤になりかけていると認識しています。
それぞれどのような状況なのか、詳しく紹介させてください。
親塾真っ最中で、親がかかわる余裕がない
いま、次女にかまっている暇が全くありません。
理由は、長女が受検年で、いよいよ直前期に近づいているからです。
我が家は「親塾」なので、そちらにつきっきりになってしまっているのです。
例えば父である私のジュールですが、
朝:6時から親塾。隙間時間に朝食づくり。出勤の準備。
夜:仕事から帰ってきたら晩御飯を食べて親塾。休憩時間に家事。
21時になったら子供たち就寝。私は残った家事や風呂など。。
という毎日なので、次女に勉強を教えるどころか、音読ひとつゆっくり聞いてやる時間も難しい有様。
我ながら申しわけないやら情けないやら、自分の時間ひとつ持てない毎日なわけですが。。
なぜこんなことが起きるのかというと、長女と次女の学年が二つしか離れていないため。
公立中高一貫校受検では、小学4年生の時期が結構重要です(理由は後述します)。
長男と長女は、生まれ年は2年差なのですが、長男が早生まれということで3学年違ったので、長男の受験年は長女はまだ3年生だったので、余裕がありました。
ところが長女と次女は2学年差であるため、長女が最も忙しい6年生の時期に大切な4年生の時期を迎えてしまっているのです。
次女の勉強がとても大切な時期なのにもかかわらず、長女の勉強のせいで携わってあげられない。
これがひとつめの理由です。
ただ、これは次女が学校の授業をしっかり受けていられれば、それほど大きな問題ではなかったはずなのですが・・。
次女特有の問題があることで、顕在化してしまったのです。
その問題とは・・
「あゆみ」が非常に悪い
次女は「あゆみ」の成績が、非常に悪いのです。
あゆみとは、いわゆる通知表のことで、学期が終わった時にその学期の成績を先生がつけてくださるものなのですが、この成績が非常に悪い!
これが何が問題なのか、まとめてみます。
「大変よい」が無い
次女のあゆみの成績ですが、具体的には「大変よい」がありません。
4年生1学期の段階で大変よいはたったひとつ。それ以外の大半が「よい」で、「もう少し」もパラパラとある感じ。
これって結構由々しき事態なのですよ。
なぜなら、この成績ということは授業を理解していない可能性が高く、さらに言えば「授業についていけていない」という可能性もあるからです。
授業態度がしっかりしていて、カラーテストで毎回90点以上取っていて、提出物を提出していたら、ひとつも「大変よい」が無い、なんてことはないのですが、それがひとつも(ひとつしか)できていないわけですから。
受検することを考えると、4年生で授業についていっていないのは由々しき事態なのです。
親塾では「学校の授業」の理解が非常に重要
親塾の場合、親以外から勉強を教えてもらえる機会は、小学校にしかありません。
また親塾をする時間的にも限られているため、学習の基礎部分は学校で教わることや宿題をすることで、ある程度は身に着けてほしいのです。
なので、学校の授業ではしっかり授業を聞いて理解することが絶対的に必要なのですが、この成績ということは基礎を身に着けるどころか、それが無いがために授業についていけていない状態になっているのではないかと思うのです。
学校の授業についていけてない以上、受検に合格どころではないし、そもそも受験勉強を始められる状態にもなっていないということなのです。
そしてさらに、公立中高一貫校受検を受検する場合には、さらに大きな問題があります。
5年生と6年生のあゆみの成績が点数化する
多くの公立中高一貫校受検では、あゆみの成績が入学試験(本当は適性検査と言いますが、わかりやすく試験と表記させてください)の得点に加算されるのです。
これを「報告書点」と呼びます。内申書の様なものですね。
その加算割合は学校によって違うのですが、例えば試験の得点が全部で1000点ある場合に、200点~300点があゆみの成績になる学校も多くあるのです。
長男が通っていて次女も受検したいと思っている学校も2~3割があゆみの得点です。
なのであゆみの成績が、とても重要なのです。
あゆみは大変よいの数が大事ですし、合格するような子はほとんどが報告書点は満点に近いそうです。長男もあゆみはほとんど全て大変よいでしたし、長女もそうです。
なのに!
次女だけがおよそひとつも大変よいが無いという、大変な事態なのです。
そもそも勉強ができず試験で合格点を取るための勉強が大変なのに、さらにハンデを背負って戦うようなものです。
4年生のうちにあゆみの成績を上げる方法を身に付けなければならず、そのために親が手伝えないのに5年生は目の前に迫っている。
そのような状況なのです。
なお、報告書について詳しく知りたい方は、別ブログですがこちらにまとめていますのでご参照ください。
どうしようもなくてオンライン学習を調べた
次女の勉強には、明らかにサポートが必要な状況。
なのに親にその時間がない。
ということで一旦は通塾も考えました。
しかし、最寄りの駅によさげな塾さんが無かったことと、本人があまり望んでいないということで、それも断念。
そこで考えたのが、盛んになってきたオンライン学習だったのです。
オンライン学習では、動画で講義を受けて勉強する方法です。
通塾しなくてよいし、勉強を動画形式で教えてもらえる。
しかも塾に通うよりずっと安い!
いろいろなオンライン学習サービスがあるなかで、3つのサービスを選んで無料体験を申し込みました。
無料体験や送って頂いた資料を比べて、それぞれ良さがありました。
その中で我が家の状況に最も合うのが、東進オンライン学校でした。
東進オンライン学校が我が家には合っていた!
東進オンライン学校さんに申し込んだところ、その日から講義を受けることができました。
あれから3か月ほど使っていますが、我が家の状況にはとてもあっていました。
時間のない親が、お任せできる要素がたくさんあったのです。
お任せできる要素
- 親が教えてあげる暇がない→予習は不要、知らない状態から講義動画を見るだけでOK
- テキストの購入が面倒→講義ごとに1枚のテキストがあり、印刷可能
- 確かめるための問題集が用意できない→講義のあと、その小テストまで含む
- マル付けが大変→小テストは選択問題。点数も自動で付けてくれる
- 勉強の理解や進捗は簡単に確認したい→小テストの結果を都度メールしてくれる
とくに最後の小テストの結果というのがとても役に立っています。
次女がカラーテストで点が取れないのは、問題を最後までしっかり読んだり、慎重に問題を解くことができないという、勉強への理解はできているのに気が緩んだミスをすることも原因です。
小テストは5問程度の簡単な問題ですが、ここで100点を取れないミスをしないようにすることも、慎重さを意識させられると期待しています。
講義動画も楽しそう
また、講義動画も面白いようです。
我が家はリビング学習なので、長女も勉強しているときはiPadに優先イヤホンを付けて講義を見ています。
講師の先生の話も分かりやすいらしく、集中できているせいか、問われた質問に口で答えたり手を上げたりしています。
講義がわかりづらかったら本人が長続きしないと思うので、これはこれでよかった。
中学受験レベルの学習はまだ
今は、小学校の授業についていけるようになるまでの「標準講座」を受けています。
ただし、それでは中学受検の準備には足りません。
東進オンライン学校さんでは「充実演習講座」という、中学受験も視野に入れたコースもあって、そちらに移動もできます。
そのまえに、まずは小学校での授業に追いつくために、応援したいと思います。
まとめ
今回は、小学4年の学校の授業についていけていなさそうな次女のために始めた、オンライン学習サービスについてご紹介しました。
我が家では親がほとんど関わらなくてもよさそうな東進オンライン学校さんを選びましたが、結果として次女も楽しそうだし親もラクだけど進捗がわかって良かったです。
小学校で学ぶことが基本になると思いますので、あゆみの成績が心細いパパさんママさんはご検討してみてはいかがでしょうか。