ついに初めての望遠レンズ、EF-S55-250mm F4-5.6 IS STM を購入しました!
公式様はこちら。
APS-C専用レンズとして、主にキヤノンさんのエントリー一眼レフ機のレンズキットとして付随している望遠レンズです。
私はネットオークションで安く入手したのですが、あまりの写りの良さに驚いたので紹介を兼ねて、今回は購入の経緯を書き残してみようと思います。
望遠への想い
私はこれまで子供写真をメインに撮ってきたのですが、基本的には標準レンズのみで十分まかなえていました。その表情、しぐさ、思い出、成長している姿などなど、子供達の写真を綺麗に残せているとは思っています。
そして兄弟をひとつの写真に収めようとすると、どちらかというと広角レンズのほうが需要がありました。
なのですが、長男が来年小学校に通うようになったらサッカーを習いたいということで、急に「動き物」撮影の勉強を始めたのでした。
この時ネットで調べて、初めてAIサーボAFとドライブモード連写の組み合わせて撮ってみて、これまでとは違う躍動感あふれる写真が撮れたのが非常に印象的でして。カメラに興味を持つ前からスマホなどで毎日のように写真を撮ってきましたが、いままでの子供写真とは全く違う魅力の写真もあることに気付いたのでした。
で、次の休日に外で子供達の走り回る姿を撮ってみたのですが・・予想通り遠い!24-70mmの標準レンズでは、ちょっと離れた子どもを小さくしか写せないのです。
走り回るのはやはり外になるでしょうし、長男がサッカーを始めたら当然遠くの姿を写したくなると思って、このボーナスでちょっとお小遣いをもらったので、望遠レンズを購入することを決意したのでした。
望遠レンズ検証
いろいろと検証してみた結果、私が望遠レンズに求めた条件は以下となりました。
①予算は10万円以下(妻への借金、ローン払いです・・)
②手持ちができ、IS(手振れ補正)付き
③動き物を撮るレンズ(AF速度重視=EF-Mは除外)
④どうせ買うなら、今後買い替え不要のもの
⑤望遠側は200~300mm
⑥できれば純正
⑦できれば6Dで使用
上位のほうが優先順位が高いです。
で、初めて望遠レンズを探してみると、キヤノンさんのカメラに装着するレンズだけでも沢山の選択肢があるんですね。沢山のなかで条件に照らして考えた結果、やはり多くの方と同様の2台にたどり着きました。
それは、
EF70-200mm F4L IS USM
そして
EF70-300mm F4-5.6L IS USM
です。
これらは本当に一長一短あって、多くの方がどちらを選ぶか苦悩されていると思います。私も悩みました。悩んで悩んで悩んで、出た結論が・・「選べない」と(笑)。
でもこれは仕方ないんですよね。これまで望遠レンズを体験したことが無いわけで、私にとっては両方のスペックだけ持ってきて比較しようとしたところで、それぞれの差が自分にとってどのような意味を持つのかわからないわけです。なので今は選べないと考え、まずは安いレンズで勉強してみようと選びなおし。
そこで、今回購入したレンズの驚くような安さに気付いたのでした。
購入!
まず、予備知識としてこのEF-S55-250mm IS STMがキットレンズにもかかわらず描写が良いと聞いたとこがありました。改めてネットなどで調べてみるとその評判は正しい様子。
そして、ネットオークションではなんと新品が20,000円弱で買えるというではありませんか。
フルサイズの6Dには装着できませんが、その質と値段が、まずは望遠を勉強してみるという私のニーズにぴったりと合ったと判断し、その翌日には購入。送料手数料まで含めて20,000円ちょっとで手に入れることができました。
ファーストインプレッション
今回、使ってみた最初の感想を書き残してみます。
軽い!
まず持ってみて始めに感じたのが、軽さです。公式さまによるとわずか375g。実際に一眼レフに付けてみると非常に取り回ししやすいです。望遠レンズでこの軽さは特筆するべきポイントかと思います。
画質良し
Lレンズをまずは諦めてキットレンズを購入したのですが、この画質に私は驚かされました。私の審美眼が無い前提ですが、ファーストインプレッションとしては十分満足。「もうこれでいいじゃん!」と感じたほどでした。
ちなみに以下は、820万画素EOS Kiss Digital Nに接続して撮ったjpg撮って出し写真を、フリーツールでリサイズしたものです。
夜の自宅室内での子ども撮り。55mmですがボケが出てますね。
こちらも室内で手撮り。ごちゃごちゃしている葉も見えますでしょうか。
今度は同じく手撮りで250mm。IS(手振れ補正)です。細かい葉が解像していますでしょうか。
日中の写真です。
ボケ
望遠のボケは面白いですね!背景が狭くなるので、主役がより際立ちます。
普通の国道沿いの名も無き葉っぱですが、背景のボケに赤みが映えますね。
ど素人が10年以上前に発売されたカメラで撮った写真なのでレンズの力を引き出せていないとおもいますが、それでも今までの私のレンズでは撮れなかった写真が取れています。
画質として、私は十分満足してしまいました。
AF
AFに関しては、これまでカメラを使ってきてその速度を意識したことが無かったので客観的な立ち位置がわからないのですが、ボヤーっとした状態からのAFはレフ機でも遅いです。例えば55mmから一気に250mmにした後には、ぬベーっといった感じでゆっくりピントが合う感じです。
そしてEOS M/M10は、静物を撮るならば我慢できるAF速度ですが、やはり期待よりもワンテンポ遅くなります。
期待はあまりしていませんでしたが、動き物撮りはやはりMでは難しそうです。
まとめ
その値段、画質、そして取り扱いやすさ。そして望遠レンズという楽しさを私は漸く知ることができました。使い込んでくれば評価も変わると思いますが、ファーストインプレッションとしては本当に買ってよかったレンズでした。今のところは、これ以上の望遠レンズは不要なんではないか?と思えるほどに気に入ってます。
ただ、私はせっかく気に入ったこのレンズでまともに撮れるカメラが壊れかけのEOS Kiss Digital Nしかないという状況・・。まさにこの故障しかけのカメラがレンズによって生き返ったわけですが、流石に今後が不安です。そこで!
文字通り「レンズにカメラが生えてきた!」と言わんがばかりに新しいカメラも買ってしまいました。。
この辺りは次回以降に。