他力と自力と

家事と育児に追われるおじさんの、日記代わりの備忘録です

中学受験において早生まれは不利?についてポジティブな意見を考えてみた

※この記事は早生まれの息子が受検する前に書いたものです。

受検した結果、志望校に合格できました。早生まれのお子さまの受検に不安を持つパパさん、ママさん、大丈夫です!

 

tarijiri.hatenablog.com

 

うちの息子は3月下旬産まれ。

あと数日ずれていたらひとつ下の学年になっていた、いわゆる早生まれです。

 

早生まれとは

日本の社会は4月が年度の始まりになることで、4月生まれから3月生まれまでが同じ学年になります(正確には4/1は前の学年になることもある)。

なので、特に学年が低い時は、同じ学年の月齢の違いが大きく影響して、体力も知力も不利であるという考え方があります。

  

私も長男を始めて保育園に通わせた日、今でも忘れません。

まだハイハイしていた息子の周りを、どたどたと走り回る同級生たち。

衝撃的な差と感じました。

 

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参考ですが、この写真は5年早生まれの息子と6年生の先輩の体格差。

これで同じピッチでサッカーをやるわけですな・・。

 

産まれた時期が違うのだから、最初は当然、体力だけではなく知力も差があるところから始まりますよね。

その差はいつ頃埋まるのか?

6年生の終盤にある、中学受検にも影響はあるのか?

やはり少し条件は悪いのかも・・と不安になったので、あえて調べてみました。

 

論文によると、偏差値などに差が

単純に学力で言うと、こちらの論文では(私も他のWebサイトで紹介されていたものの受け売りですが)、早生まれと遅生まれの学力には偏差値で2~3の差があり、その差は学年が進むにつれても縮小しなかったという実験結果が記載されています。 

誕生日と学業成績・最終学歴

 

さらに!

単純な体力・知力だけではなく、成長過程の中でその差がもたらす諸々の経験が影響するという意見もあります。

今年、早生まれとそうでない子の非認知能力は、大人になっても差があるとする論文が東大教授によって発表されて話題になりました(興味があれば、山口慎太郎教授というお名前で検索してみてください)。

 

その他、ちょっとネットで検索するだけで沢山の論文を読むことができます。

私がちょっと調べて検出できた論文であっても、そのいずれもが月齢差(相対的年齢効果 = RAEなんて言葉も学びました)による不利は長く(大人になっても)続くというものが多かったです。

※ただ、学力に関しては小6までで消滅するという説もあるそうですが。

その多くは、偏差値1〜2程度の違いがあるというものでした。

 

中学受検は学力だけではありません。

本人の成長度として、精神的な成熟度や、勉強を続けるためには体力も重要です。

統計的に考えるならば、受験において決して有利とはいえないことは否めなそうです。

 

早生まれの中学受験は無理ゲーか?

じゃあ早生まれの子にとって中学受検は無理ゲーか?

わずか11~12歳で勝負になる中学受検は、早生まれの子には厳しいのか??

 

ここからは私の私論なのですが、私は、「そんなことはない!」と考えることにしました。

何故かというと・・早生まれであることも一つの条件にすぎないと思えたからです。

 

上記したような早生まれの特長は、学力と言う面では、この程度のちがいであればその他お子様たちそれぞれが持っている個性の一つに過ぎず、条件のひとつに過ぎないように感じました。

 

早生まれでも地頭がいい子もいるかもしれませんし、遅生まれで逆の子もいるでしょう。勉強への興味や集中力がある子もいれば無い子もいる。

 

環境もそうです。親の経済力があればガンガンに個別指導をお願いできるでしょうし、我が家のように塾にも通わせてあげられない家庭もあります。そもそもご両親が中学受験に興味が無ければ、受験するという土俵にすら立たないわけです。

 

考えてみると受験というのは、それぞれが得意不得意を抱えて、その条件のなかでそれぞれが工夫してできうる準備をして、同じゴールを目指すもの。

 

本人の特長に合った方法で、学力を伸ばしたり弱点を克服する方法や工夫は、十分にあると思うのです。どんな個性の子であっても、今の状況からやるべきことを考えて、受験に向けた効果的な準備をするということは変わらない。

だから早生まれでも、関係は無いという結論になりました。

 

まとめ

ということで、ちょっとだけ興味が湧いたので調べてみたのですが、中学受験における早生まれの影響というのは、日々の過ごし方で幾らでも変わる程度の条件の一つではないかと考えよう、というのが私の個人的な結論です。

 

素人の意見ですので参考にはならないかもしれませんが、もし心配でどうしようもないようなパパママにおかれましては、こんな考え方もあるんだな、程度に参考にしていただけると嬉しいです。

 

日々頑張っていきましょう。

 

受検後追記。

早生まれ以外にも、受検に対して不安になってしまうような要素は沢山ありますよね。

親が中受未経験とか、読書が嫌いとか・・。

我が家にも沢山ありましたが、それらをまとめて「大丈夫!」と言いたくて、我が家の例を紹介した記事も書きました。

ご興味があれば併せてご覧ください!

chuuju.tarijiri.com

いよいよ!報告書に直結する"あゆみ"を頂きました

小学五年生の長男は、塾無しで公立中高一貫校に行くために頑張っています。

 

公立中高一貫校に合格するためにとても重要なのが、報告書。息子が受けようとしている学校は、報告書の配点が3割になります。

そのために5年生と6年生のあゆみの結果は非常に重要という話を常々息子とはしてきました。

いよいよ5年生2学期が終わり、報告書に直結するあゆみを頂いてきました。

 

結果がこちらです。

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今年度はコロナの影響で、1学期と2学期両方の成績となるのですが、本当に頑張りましたね!

カラーテストで数値として成績を付けていただける国算理社英だけでなく、音楽や家庭科も大変よいを頂いてきました。

彼は私に似て図画工作は全くの苦手。それでも主体的に楽しんでいるところは評価していただけているので、それはそれで十分。

 

さらに生活態度も全て大変よいでした。

彼が学校でも頑張っていることが伝わってきたし、学校の先生もその点を評価してくださっているのがわかり、本当に感謝です。

 

思い返せば4年生の時、成績がガタガタになったことがありました。

 

tarijiri.hatenablog.com

 

彼が色々と手を抜いているのに気づかなかったと共に、私にそれを話すことができなかった。彼を追い詰めてしまったあの頃に比べて、彼と共に私も少しは成長できたのかな。

 

本当に頑張りました。

図工が大変よい出なかったことを少し心配していたようですが、私が大いに褒めたので喜んでいましたよ。

あと一年ちょっと、共に頑張っていきたいと思います。

 

 

一方・・2年生の長女ですが、彼女は真面目でテストも良いうえ体育も図工もチョー得意。

家でさらさらっとこんな絵を描いています。

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あゆみも脅威のパーフェクト。

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さも当然のように「思っていた通りの結果だった」と言い放っていましたが、彼女には私が邪魔をしないように、引き続き学校生活を楽しめるように、フォローしていこうと思います。

サンタさんのアレ、ついに我が家でも質問されました

※注意!

以下に、クリスマスについてのある壮大なネタバレがあります。

なんのことかわからない方は、以下の記事は読まないでいただいた方が良いかと思います。

 

 

 

今夜はクリスマスイブですね!

パパママ、おじいちゃんおばあちゃんのみなさまはプレゼント用意されましたでしょうか。

我が家も用意をしたのですが・・。実は今年になってついに状況が変わってきました。

 

我が家の子供は、小学5年生、2年生、年長さんですが・・、ついに「サンタさんって居ないの?」という質問が出たのです。

 

その質問は2年生の長女の口から急に、意外な形で発せられました。

長女は学校に仲の良い女子友達が居て、彼女たちからは「サンタさんに欲しいものの手紙を書いた」と聞いていて、うちでも手紙を書いていたんですね。その数日後、急に先ほどの質問が出たのです。

 

「え!?居るんじゃないの?なんで?手紙も書いたじゃない?」

「だってお兄ちゃんが、サンタは親だって言ってたもん」

「えー!!」

 

どうやら長男がバラしてしまったらしいんですね。

そうなると色々と変わってくるものがありまして、去年までこんな話が出なかったことに、「長男は流石に知っているけど、妹たちのためにお口にチャックしてくれているんだな」と、彼の優しさを感じていたのです。

 

でも5年生になって長女にバラすってことは、優しさもなければ4年生になってもそれに気づいていなかったの!?と言うことになりますよね。

チョーがっかり(笑)。

 

長女には「サンタさん居るんじゃないかなぁ」と伝えたので、彼女は今揺れています。

長男は、親は肯定はしていませんが、本人は完全に知ってしまっている様子。

そして年長の次女は、まだまだ信じているようです。

 

つまり今年の我が家は、まだ信じている子・半信半疑な子・もう信じていない子という、子供から大人への成長の過程が見れる状態なのです。

これもこれで貴重ですね。

 

またひとつ、子供の成長がみられて、嬉しさ9割、寂しさ1割。

来年のクリスマスは、全く状況が違うんでしょうね。

この貴重なクリスマス、家族で楽しみたいと思います。

自分が習う立場になって気づいたこと

四捨五入すると50歳になる歳になっているおじさんですが、なんと新しく習い事を始めてみました。

 

ギターとボーカルです。

 

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結婚前に最後のボーナスで思い切って購入したカスタムのギターです。

その後さらにバカ高いカメラにハマることになるとは・・。

 

私はこの10年ぐらいは活動していないのですが、結婚して長男が産まれるぐらいまでは趣味で下手なバンドをやっていました。

高校時代からの親友とそれぞれの奥さん(結婚前も)にも手伝ってもらって4人バンドです。

 

我が家の育児も落ち着いてきてようやく再開したいな!と思っていたら、親友夫妻にお子さまができてもうすぐ出産とのことで、それはとてもめでたい!

ただバンドとしてはまたしばらくは再開できなさそうです。

 

そこで、私は全て独学のみでずっと下手だと自覚していたギターとボーカルを、この機会に練習してみたいと、音楽教室に通うことにしたのです。

 

私が申し込んだのは全国に展開している大きなところで、時間や先生をその都度自由に決めることができるという仕組み。

私はギターとボーカルのそれぞれの別の先生をメインの先生として選ばせていただきました。

 

お二人とも私よりは若いものの中年男性なので、落ち着いています。

教え方も慣れているな~といった感じです。

 

そこで、気付いたことがありました。

私も久しぶりのこと、初めてのことを学ぶため、なかなかうまくできません。

もちろん先生たちは、お客さんである私を焦らせるようなことやちょっとでも否定するようなことを言いません。

 

で、これが実は本当に助かっているんです。

自分が習う立場になると、自分を否定する言葉ってとても怖いんですね。

もちろん悪意が無いのは分かっています。でもそれでも、良かれと思った指摘であっても、ほんのちょっとでも否定的な言われ方をしたら絶対に委縮してしまう、それは怖いと感じたのです。

 

私は子供に勉強を教えたり、やる気の無さに怒ってしまうことがまだあります。

なんとかこれを我慢できるようになりたい。

マイナスしかないこと、なのになかなか我慢しきれないことをやり切れるようにしたい。

 

そのために本なども参考としていたのですが、その一つとして教わる立場になって、子供の心にどんな不安と恐怖を与えているか!身を以て体験できました。

そしてそのデメリットの大きさを改めて身に染みたのです。

 

親の怒りや指摘に発奮するような性格のお子さんもいるでしょう。

ただ、少なくともウチの長男はそういうタイプではなく、きっと辛い思いをさせているんじゃないか。情けないですが、私も同じ立場になってやっとリアリティを持って思い知ったのです。

 

委縮させない、不安にさせない。

前向きに楽しんで勉強できるような環境を作る。

それが親の役割りであると、改めて心がけます。

 

習い事を始めたことで、新しい視点を持つことができました。

これまでなかなか自分の時間が持てなかったのですが、順調に成長してくれた子供たちに感謝です。

私自身がチャレンジして楽しんでいる姿もまた、子供たちにはたくさん見せてあげたいと思います。

 

趣味なら本気で!