四捨五入すると50歳になる歳になっているおじさんですが、なんと新しく習い事を始めてみました。
ギターとボーカルです。
結婚前に最後のボーナスで思い切って購入したカスタムのギターです。
その後さらにバカ高いカメラにハマることになるとは・・。
私はこの10年ぐらいは活動していないのですが、結婚して長男が産まれるぐらいまでは趣味で下手なバンドをやっていました。
高校時代からの親友とそれぞれの奥さん(結婚前も)にも手伝ってもらって4人バンドです。
我が家の育児も落ち着いてきてようやく再開したいな!と思っていたら、親友夫妻にお子さまができてもうすぐ出産とのことで、それはとてもめでたい!
ただバンドとしてはまたしばらくは再開できなさそうです。
そこで、私は全て独学のみでずっと下手だと自覚していたギターとボーカルを、この機会に練習してみたいと、音楽教室に通うことにしたのです。
私が申し込んだのは全国に展開している大きなところで、時間や先生をその都度自由に決めることができるという仕組み。
私はギターとボーカルのそれぞれの別の先生をメインの先生として選ばせていただきました。
お二人とも私よりは若いものの中年男性なので、落ち着いています。
教え方も慣れているな~といった感じです。
そこで、気付いたことがありました。
私も久しぶりのこと、初めてのことを学ぶため、なかなかうまくできません。
もちろん先生たちは、お客さんである私を焦らせるようなことやちょっとでも否定するようなことを言いません。
で、これが実は本当に助かっているんです。
自分が習う立場になると、自分を否定する言葉ってとても怖いんですね。
もちろん悪意が無いのは分かっています。でもそれでも、良かれと思った指摘であっても、ほんのちょっとでも否定的な言われ方をしたら絶対に委縮してしまう、それは怖いと感じたのです。
私は子供に勉強を教えたり、やる気の無さに怒ってしまうことがまだあります。
なんとかこれを我慢できるようになりたい。
マイナスしかないこと、なのになかなか我慢しきれないことをやり切れるようにしたい。
そのために本なども参考としていたのですが、その一つとして教わる立場になって、子供の心にどんな不安と恐怖を与えているか!身を以て体験できました。
そしてそのデメリットの大きさを改めて身に染みたのです。
親の怒りや指摘に発奮するような性格のお子さんもいるでしょう。
ただ、少なくともウチの長男はそういうタイプではなく、きっと辛い思いをさせているんじゃないか。情けないですが、私も同じ立場になってやっとリアリティを持って思い知ったのです。
委縮させない、不安にさせない。
前向きに楽しんで勉強できるような環境を作る。
それが親の役割りであると、改めて心がけます。
習い事を始めたことで、新しい視点を持つことができました。
これまでなかなか自分の時間が持てなかったのですが、順調に成長してくれた子供たちに感謝です。
私自身がチャレンジして楽しんでいる姿もまた、子供たちにはたくさん見せてあげたいと思います。
趣味なら本気で!