ついに!オリンパスさんがカメラ事業部を売却するというニュースがありました・・。
カメラ業界を気にされていた方ならば予感は常にされていたと思いますが、いよいよ現実となった、ということですね。
その少し前、キヤノンさんのカメラばかり使っていた私ですが、最近外でのスナップ撮影のためにオリンパスさんのOM-D E-M1 Mark2を中古で購入していまして。
使っていて気づいたのですが、マイクロフォーサーズという規格、そしてこのE-M1Mk2というカメラが最高にマニュアル撮影を楽しめるカメラだったのです。
ということでこのカメラの素晴らしさ、是非シェアさせてください。
ちなみに私の言うマニュアル撮影とは、露出の3原則である絞り・シャッタースピード・IOS感度です。プラス、最近はピントもMFで合わせています。
持ちやすい
E-M1 Mark2のグリップは、私が過去に使ってきたすべてのカメラの中で最も握りやすいものです。
人間の手がものを握る時にしっくりくるそれぞれの指の位置にすっと収まるような形状と、手の平に吸い付くような質感、そして大きすぎず小さすぎないサイズ感。親指には最も力みなく力が伝わるような場所にちょうどいい高さの引っかかりがあります。
全く力まないのに、しっくりと手に吸い付いてくるような感覚。これによってとても安定して持てます。
しかもボディが手ごろなサイズ。重さを支えるために無意識にも力を入れるようなこともない感じ。
この持ちやすさ、操作のしやすさがとても優れていて、マニュアル操作がストレスなくむしろ楽しいものに感じます。
操作性もとてもいい
このE-M1 Mark2というカメラの個性として、非常に操作性がいい。
やりたいことを即やれる、変えたいものを直ぐ変えられる。そういった操作性です。
右手での持ちやすさは上記の通りですが、その手の状態のまま、人差し指と親指が一切の無理なく導かれるように前後のダイヤルにアクセスできます。
その操作性こそがマニュアル操作の楽しさに寄与してくれます。ストレスが無く、直感的な要望にも設定を即反映してくれるような感覚があるんです。
ISO感度設定が秀逸
このカメラで秀逸なのがISO感度設定です。
右手の親指と人差し指のダイヤルでシャッタースピードと絞りを制御できるのが上位機種では一般的だと思うのですが、ISOの変更には機種に差がありますよね。
瞬発力優れている1DX Mark2でも、人差し指を一度離してISOボタンを押してからダイヤルを回す必要があります。
これもボタンが一番右に配置されていて慣れてしまえば簡単なのですが、E-M1Mark2では右手を離すことなくダイヤルをISO設定に変更できるんです!
トリガーとなるのが、このレンズの横にあるファンクションボタンです。
右手はグリップを掴み前後ダイヤルに触れながら、ボディを支えレンズを持つ左手でこのファンクションボタンを押すと、そのままISO感度とWBの設定モードに移ってくれるのです。つまり、ダイアルボタンに触れたままボタンで設定できる項目を変えられるのです!
この設定は1DX2にもできないものなんですね。
この抜群の操作性によって、露出の絞り・SS・ISO感度をシームレスに設定できる。
これがこのカメラの素晴らしいところだと思います。
明るいレンズでも小さい
マニュアルで露出を決める場合、明るいレンズのほうが楽しいですよね。
F値を広く変えられる、特に開くがわに余裕が大きいことは、絞り値を露出に反映させる工夫の余地もまた大きくあるということ。露出を合わせつつ絞り値やSSでどう表現するのかを考えるのが楽しみなわけですから、表現が広がる明るいレンズだとその分楽しいわけです。
それを手のひらサイズで実現できるのが、マイクロフォーサーズという企画のとても優れた点です。
フルサイズはボディは多少小さくても、レンズはどうしても大きくなってしまいます。
その点マイクロフォーサーズでは、F2.8の明るさでこのサイズ!持ち出してプラプラと歩くにはこのサイズ感が嬉しいのです。
レンズが素晴らしい
私は今このPROレンズを使っているのですが、写りが非常に良いです。
正直に言いまして、子供たちの日常を簡単に撮って満足する写真を撮ろうとすると、やはりキヤノンさんのフルサイズのカメラのほうが、私は圧倒的に好みです。人間の肌の感じを自然に表現するのって難しく、この点でははっきり画質は差があると思います(あくまで部屋などで簡単に撮る場合です!ライティングなどすればまた違うかもしれません)。
でもそれ以外のモノに関しての写りはこのカメラ、本当に良いです。
キヤノン機の画質の良さはまた素晴らしいですが、マイクロフォーサーズでもまた違う得意分野と良さがあります。私はこのカメラの画質にとても満足しています。・
この画質を実現できているのがレンズ性能なのではないでしょうか。
そしてオリンパスさんのレンズはかっこいい!持っていてワクワクしてしまいます。
そのうえMFへの切り替えも簡単にできるわけで、レンズもまたマニュアル撮影には本当にもってこいなんです。
以上です。
ここまで挙げたことに加えて防塵防滴だったり手振れ補正が優れていたり、4✖️3という画角が面白かったりと、おすすめポイントはたくさんあります。
梅雨になり外に出られる機会がとても貴重になるこの時期ですが、ふっと目の前の紫陽花をじっくりとマニュアルで考えながら撮る。
こんなことが楽しめる楽しいカメラであることが少しでも伝われば嬉しいです。
オリンパスさんのカメラやレンズが今後どうなっていくかは分かりませんが、私はどんどんと使って楽しませてもらおうと思います。
最後に下手なマニュアル写真で、どんな楽しみをしているか紹介させて下さい。
マニュアル撮影では露出で遊ぶ!
これは、ギリギリの明るさを狙って撮った枕です(笑)
明るさを変えて撮ってみたり。
ワンポイントの明るさを狙ってみたり。
MFでピントの位置を間違えてみたり・・。
そして艶やかさと解像感。
本当に素晴らしい画質で、私は大満足です!大事に使っていこうと思います。