2013年の情報処理試験ITストラテジストに合格できました。
ITストラテジスト勉強法 2013タグでは、今回の勉強方法や受験のときに気をつけたことなどをまとめていこうと思います。
基本的には、情報処理試験でまとめた勉強法が土台にあります。もし参考にされる方は、こちらのほうも合わせてご覧いただければと思います。
今回は、受験した時にやったこと、考えたことをまとめようと思います。
振り返ると色々ミスをしていましたが、それでも合格できていたので、この程度でいいのか、という参考にしていただければ。
・午前1問題
免除でした。やはり楽!
・午前2問題
4択問題。以下の順に答えました。
⇒確実に答えがわかった問題
⇒ちょっと迷った問題
⇒選択肢を減らせた問題
⇒計算問題など、ちょっと考える必要のある問題
⇒残りの問題
⇒見直し
選択した回答は、問題用紙にも印をつけました。確実に回答できる問題は○、それ以外は三角などと印を分けました。午前問題は当日20時ごろに解答が公表されます。
ITストラテジスト 私が行った勉強法 で書いた通り、準備不足だったので不安でしたが、なんとか合格点をとれました。過去4年間の問題と解答を暗記しましたが、まったく同じ問題が7問ほど、過去問を応用した問題が数問出題されていました。
前日の暗記は効果があったと思いますが、確実に合格するためには、事前に対策しておいたほうがよいと思います。
・午後1問題
4問中2問を選択しますが、問4は組込系問題なので避け、残り3問から選択します。
問題を決めている時間がもったいないので、問1から解答すると決めていました。難しい問題であったら、途中でやめて次の問題に移行しようと考えていましたが、結局問1と問2に回答しました。
選択した問題にマルをつけるのを絶対に忘れないこと!
・午後2問題
3問中1問を選択しますが、問3は組込系問題なので避けました。
残りの2問の内、用意した題材を使える問題を選ぶ、という視点で流し読みしたところ、問2が、用意していたECシステム構築の話を使えそうだったので、選択しました。
ア・イ・ウの各設問で、複数の項目が問われます。最低でも問われていることにはもれなく、論文に組み込むことを意識しました。また、問題文で書かれているあるべき姿も文章に加えることも合わせて意識しました。
内容は薄っぺらで、字数はギリギリでした。行数は足りていましたが、空白なども考えると足りなかった可能性もあります。
論文は実際に書く準備をしていなかったので、漢字を思い出せず幼稚な表現になってしまうことが多かったです。東欧と書きたかったのに「東ヨーロッパ」と書いたり・・。また、久しぶりに2時間近く書いたので指が痛くなりました。指が痛いと思考力と集中力が落ちることを感じました。
私は字が汚いですが、採点してくれる方のことを考え、できるだけ読みやすい字を心がけました。それでも汚かったとは思いますが。。
また、問題冊子を切り、不要なページを下敷き代わりに使いました。鉛筆で書いた内容が別のページに写って見づらくなるのを防ぐ狙いでした。
選択した問題のマルつけは絶対に忘れないこと!
内容はこんな感じでした。
地方に本社を置く、木工玩具メーカーA社がECサービスを開始することになり、その立案をA社システム部に所属する私が携わった。
A社は国産の木材を使用した手作りの玩具を提供し、品質と安全性の高さから安定した売り上げを維持していた。だが、2008年の金融危機以降の不況で売り上げが2割減、経営陣からは2009年度中に売り上げを回復、その後も売り上げを伸ばすIT戦略の立案を任された。
手作り玩具だったので生産量を単に増やすのは難しかったが、円高を背景に海外から安い木材を輸入して、修行中の若手に小物を作成させ、それも商品とすることにした。既存の流通にのせるほどのものでは無かったが、ECであれば個体差がある商品も写真を見て選んでもらえるので、逆に強みとなり売り上げにつながるかと考えた。
クリスマスシーズンに間に合わせるため、今期中の売り上げ回復が図れる程度まで機能は絞った。海外向けには、為替の問題や法の問題も別途検討しなければならなかったので、当初は国内向けだけとした。
東欧の同規模の木工家具メーカーが、EC導入で全世界にむけて販売し、売り上げを伸ばした例をベストプラクティスとした。
経営陣にはコストが高すぎるといわれたが、ベストプラクティスとした会社の例や、コンサルタントに売り上げ予想をしてもらい、シミュレートした結果目標達成が叶うことを伝えて、承認された。
以上です。
コスト等、具体的な数値を使ったはずですが、その場でこしらえた適当な値だったのでちょっと覚えていません。。参考書の論文などで示されている値を使っていただければと思います。
大分薄っぺらですが、こんなものでも合格できました。
参考になるところがあれば幸いです。