他力と自力と

家事と育児に追われるおじさんの、日記代わりの備忘録です

「エクスペンダブルズ2」 感想 ネタバレ無し

ニヤリ、またニヤリ。

 

2012年 アメリカ

監督:サイモン・ウェスト

映画は全く詳しくないのですが、好きでたまに観ています。

映画館にはなかなか行けないので、レンタルDVDでの鑑賞が主になります。

どんな映画を見たか、すぐ忘れてしまうので、備忘のための感想駄文です。

 

 ※今回はネタバレ無しです。

 

ニヤリニヤリとさせられました。

いろいろと小ネタの積み重ねがあるのですが、それがいちいち効いてます。「効いてる」と言っても、小粋なものではありません。各メンバーの「わかりやすーい」見せ場の合間をベタなシーンでつなぎ、その全体を「あの頃の映画」感でコーティングした話に適度なメタ視点を加えてアップデートした感じです。その演出一つ一つのサービスに、思わずニヤリとしてしまうのです。

 

私は数多くの映画を見ているわけでもないし、「あの頃」のB級映画も詳しくないのですが、それでも受け取れたサービスは多くて、十分満足しました。

 

これは、出演している俳優に思い入れを持つ人のためのアイドル映画なのでしょう。基本的にはやさしい目線で、推しメンのソロには大喜びし、スタローンに感謝して心地よく会場を後にし、一緒に行った友達と居酒屋で延々語っちゃうような。だから外野がグダグダ言うのは野暮!私にとってはそんな映画でした。

観客の想定も年齢層高めなのでしょう。R15指定でもほとんどデメリットは無い気がします(笑)

 

特定の俳優に思い入れが無くても、アクション・男・ホモソーシャル・筋肉・銃器・ドッカンドッカン・しわの笑顔。どれかの言葉に引っかかるなら、観て損は無いと思います。逆にこの辺が全然触れないなら、一生縁のない映画かも。

 

出だしにぶっ殺す雑魚キャラズの血の量が多かったり顔吹っ飛ぶなどのゴアな感じもありますが、じっくり見せるわけではなく、ランボーなどの救いのない感じではないですよ。そこさえ大丈夫なら、あと根本から違う人でなければニヤニヤと楽しい時間を過ごせると思います。

監督もスタローンも、映画センスがいいんでしょうね。