他力と自力と

家事と育児に追われるおじさんの、日記代わりの備忘録です

公立中高一貫校受検生、私立の併願計画を立てました

塾無しで公立中高一貫校入学を目指している6年生長男ですが、我が家でも併願の計画を立てました。

ぐずぐずと色々なことに悩みながら、ようやく本人とともに方針がきまったので、記録の意味で、そしてどなたかの参考になればと記事にさせていただきました。

 

公立中高一貫校受検を本命としている場合、併願校選びは難しいところがあるのです。

 

公立中高一貫校同士では併願はできません。

地域の全ての学校が同じ日に受検をするからです。

なので併願する場合は私立校を検討することになるのですが、ここで問題があります。

公立は適性検査型で私立は4教科型なので、そもそも出題される問題の種類が異なります。別々の準備をするのは非常に困難なので、公立の併願に私立を選ぶのは大変になるのです。

 

また、公立中高一貫校を目指すということは、経済的な理由を抱えているご家庭が多いと思います。私立を併願する場合は、普通に合格するだけでは通えない場合も多いことも、難しさの要件となっていると思います。

 

決めたのはたった一つの学校。以前から受けるならここと話していた学校でした。

そこはサッカーの施設が充実していて、特待生制度があるという我が家の条件にあった学校で、息子のサッカーチームの先輩も通っていて、とても楽しめていると聞いていました。

 

じつはもう一つ、別に受けようと考えていた学校もあり、初日はそこを受けることも考えていました。

その学校は、第一志望の中高一貫校の類似問題を出すという学校です。

いわゆる適性検査型問題で類似問題を出してくれるということで、練習として受けるのに良いんですね。

 

1月受験などの前受けをしない予定の我が家としては、本番一発での試験も不安なので、この類似問題の学校を受けることを考えていました。ですが、色々と本人と検討した結果練習校は受験せず以前から考えていた学校飲みを受けることにしました。

特待生制度とはいえ1年ごとの更新生なので、実際には6年間維持するのは難しく、息子は合格したとしても入学はしない可能性の方が高いと思います。

それでも、練習のためだけに私たちにとっては思い入れのない学校を受けるよりも、良い印象を持っている学校を受けさせていただく方が良いという判断です。

ということで、2月1日と2日で同じ学校を受けることになりました。

 

さて、合格しても通えない可能性があるのに、なぜ併願校を受験するのか。

その理由は、やはり一校でも合格という体験をさせてあげたいからです。

 

公立中高一貫校は一度しかチャンスが無いので、その一回で残念になると、イコール合格無しとなってしまうのです。ここまで頑張ってきたわけですから、少なくともひとつは合格という体験をさせてあげたい。

仮に本命校は残念に終わったとしても、長男は受検勉強を通じて本当に成長しました。知識量だけではなく、知的好奇心も育み、努力することの素晴らしさを体感できました。

大人の目線からすると本当に勉強を頑張ってきたよかった。

ですがやはり、ひとつでいいから直接の成功体験をさせてあげたいのです。特待合格とまでは行かずとも、頑張ってきた成果を本人に掴ませてあげたいのです。

 

幸いなことに併願校は偏差値でいうと高すぎることは無いので、基本的な学力があれば合格点は取れそうです。過去問をやらせてみたのですが、6割という以上は取れていそうです。

我が家では5年生までは完全に私立型勉強をさせていました。算数は4年生から6年生までずっと予習シリーズを続けていましたし、理科社会も6年の後半までは極力負担は少なくしながら細々と継続していたのが本当に良かったと思います。

 

ところで、適性検査型勉強を続けてきた息子がその学校の四教科型試験の過去問をやってみたところ、本人はその問題の違いにとても驚いたようでした。記述は少ない上に一問一答が基本なので、答え合わせや間違った問題の調査もやりやすかったらしく、何も言わなかったのに一人で復習まで終わらせてしました。

適性検査型の考察系問題よりも、やったことを覚える暗記系の方が本人は得意なようです。私に経済力があれば、通塾して私立の勉強をさせてあげられてたんですがね・・。

それはさておき、4教科型が息子にとっては楽しいものであるということも、適性検査型を選ばなかった理由になります。

 

というわけで、2月3日の本命の公立中高一貫校のほかに一校、併願で私立校を受ける計画を立てました、というお話でした。

残り1ヶ月を切り、大半の勉強は公立中高一貫校受検の準備にするのですが、併願校の過去問も時々取り入れたいと思います。彼にとっては良い気分転換になりそうです。

 

1月中の受験のご家族もたくさんいらっしゃると思います。

いよいよですね。本当に大変ですが、最後までフォロー頑張っていきましょう。