他力と自力と

家事と育児に追われるおじさんの、日記代わりの備忘録です

6D Mark2からEOS Rに置き換えたパパユーザーの感想 2/3

家族カメラとして、またスナップ用カメラとして。

日常的に使うカメラを6D Mark2からEOS Rに置き換えました。

f:id:tarijiri:20190330103233j:plain

EF-Sレンズも使える便利なヤツ。

 

この二台は用途が似ているので、どちらかを選びたい方もいらっしゃると思います。

私なりにパパユーザとして使い比べてみて色々と感じることがあったので、その違いなどをお伝えできればと3回に纏めています。

今回は2回目、EOS Rの感想について。

 

ちなみに第一回目はこちら。

tarijiri.hatenablog.com

 

前提として、私は先行している他社のミラーレスカメラを使ったことがありません。

なのでEOS Rが、というよりはミラーレスカメラについての感想になってしまっているかも。しかも他社カメラなら更に性能が良い機能などもあるかもしれません。

あくまでイチ素人が感じたレベルということで、参考程度にしていただければ幸いです。

 

今回のEOS Rの感想、書きたいことが沢山あって何回も書いては文章が下手で伝わらないように感じてボツになっています。

なので、いっそ短く!要点だけお伝えできればと思います。

 

結論

最初にいきなり結論です。

EOS Rに期待していた新機能、EVFやサイレントシャッターは普通に期待に応えてもらいました。

画質は、非常に素晴らしい!私の好みでした。

そしてボディとしては、操作性は新鮮ながらもボタン配置等正直詰めが甘い感じ・・、

こんな感じでした。

今回はこれらに絞って、まとめてみます。

 

EVFは期待通り

6D Mark2のライブビューはとても優秀だったので、家族写真としてはライブビューが中心になっていました。それをファインダーで覗きながら、安定してしっかり撮影ができるようになるEVFには最大の期待を持っていましたが、結果は期待通りでした。

※これは動画でも同じで、ボディ側の手ぶれ補正と共にファインダーを使うことで安定した動画を撮ることもできました。

 

最も期待していたのは、瞳認証でEF35mm F1.4Lii USMの浅い被写界深度でも、子供の目にピントが来ている写真が簡単に撮れるようになること。

結果、以前書いていた懸念が解消されました。

tarijiri.hatenablog.com

 

げに恐ろしきはEVF、事実上もはや測距範囲という概念は無く、「モニタに映っていれば」顔や目にカメラの方がピントを合わせてくれる感覚です。

適当に子供たちを撮った写真をPCに取り込んだとき、目にピントが合ったアップの写真がずらっと失敗無く並ぶという、異様な様相を呈していました。

ただ結構子供の顔を大きくしないと瞳AFが開始してくれないなど、性能としてはこれからかもしれません。この辺りはファームアップに期待しましょう。

 

フルタイムマニュアルでピント位置を拡大できるのがチョー便利!

印象的にフォーカスを合わせたい場所を表現できます。

f:id:tarijiri:20190330101747j:plain

ファインダーを使えるため、MFが非常に使いやすい。 

※ただし!フルタイムマニュアルでの拡大MFはRFレンズではできたのですが、EFレンズを使うとなぜかこれができません。

 

また暗い場所でもファインダーは明るい、とは聞いていたのですが本当でした。

f:id:tarijiri:20190330102035j:plain

暗くなってからの撮影が楽しくなりますね。

 

サイレントシャッター

娘の習い事や卒園式で使いたかったサイレントシャッター、初めて使いましたが便利ですね!

f:id:tarijiri:20190330102902j:plain

これは豆電球一つの部屋で寝ている息子を撮った写真。暗いところで撮れることと同様寝ているところを邪魔しないで撮ることができます。

音がしないので「本当に撮れたかな?」と不安になるほど。

保育園でも大活躍してくれました。

 

動きものに対してのゆがみ具合は、結構あります。

これは娘が小さな自転車に乗っているところをサーボAFで連写したのですが・・

f:id:tarijiri:20190331200533j:plain

 

不自然な歪みが出ています。

動きものでは使えるレベルではなさそうですね。

私としてはあくまで、静かな環境でひっそり撮影する用途になりそうです。

 

ただじつはもうひとつ大きな欠点があって、一度静音シャッターに設定しても電源をOFFにすると戻ってしまうんです。ミラーレスだから使わない場合はすぐに電源OFFにするので、これは非常に使いづらい。

こちらもファームに期待したいところですね。
 

操作性

操作性はこれまでのCanonさんの一眼レフと全く異なるインターフェースになりました。確かに新たな方向性を見せてくれています。そして私はもっと以前から新しい操作の楽しさを教えてくれたEOS M5をとても気に入っていました。

 

tarijiri.hatenablog.com

 

過去にこちらのエントリでも操作性を絶賛させていただいているほど。

これはM5ですが、特にこの⑥のダイヤルファンクションボタンと⑦のサブ電子ダイヤルボタンの組み合わせが絶妙で、ファインダーを覗きながら思うとおりに設定できるのが気に入っていました。

f:id:tarijiri:20190401060321j:plain

 

そしてこういった点をこちらのEOS Rにも搭載してくれたことで、EOS Mシリーズで培ったものを活かしているように感じていたのです。

 f:id:tarijiri:20190401060531j:plain

こうやって見ると重視されてなっぽいっすが・・。

 

ところがEOS Rでは、このダイヤルファンクションボタンが押しづらい。EOS M5と比較してボディが大きいので、人差し指では押しづらいのです。「これってどの指で押すのが正解なの?」と感じるようなボタンであり、モードを変える場合は握っている手をちょっと放して人差し指で押すことになってしまったのです。

 

ボディが大きくなっているとはいえ、左目でファインダーを覗くと顔が干渉してタッチ&ドラッグがやり辛かったりサブ電子ダイヤルが回しにくかったりするのはM5から変わらず。

親指AFのボタンも右手を握りこむとつい押してしまうような場所にあったり、ボタンのカスタマイズがいまいち痒いところに手が届かなかったり、動画モードへの移行には二手間必要だったり。

ことほど左様に、新しさは感じますが私の手や感覚としてはもっと洗練されていてくれると嬉しいなと思っています。

ま、そういうところを工夫するのも楽しいんですけどね!

 

画質

最後に画質ですが・・これは文句ありません。

非常に色が濃く締まった印象の写真になっていると感じています。どちらかというと少し明るい側に転ぶ6D2とは明らかに違う印象です。以下すべてRF24−105mmでの撮って出しJpgです。

f:id:tarijiri:20190401220221j:plain

f:id:tarijiri:20190401220226j:plain

f:id:tarijiri:20190401220234j:plain

f:id:tarijiri:20190401220248j:plain

子供写真で過去一番気に入った写真が簡単に撮れてしまったりしました。

 

EFレンズとの共用について

あ、付けたしで私の失敗談を。

EOS Rになってこれまでとはマウントは変わりました。

私は以前こちらに書いていた通り、

tarijiri.hatenablog.com

 

EFの標準レンズを二つ手放し、RF24-105mmに置き換えました。

 

それと共にマウントアダプターも購入し、これまでのEFレンズも使っています。 

Canon マウントアダプター EF-EOS R EOSR対応 EF-EOSR
 

 

アダプターを介してもEFレンズは快適に使えてますのでそれはいいのですが、先日こんなミスをしてしまいました。

f:id:tarijiri:20190406204909j:plain

EOS Rで娘の音楽教室の発表会を撮ろうとわざわざ大きな望遠レンズを持ってきたのですが、なんとマウントアダプターを忘れて装着できないという失態をしてしまったのです。

共にCanonさんのレンズとボディですが、あくまで別のマウント!このミス今後もやってしまいそうな気がします。

運用としても注意が必要です。

 

まとめ

いろいろと書き足りないところがあるのですが、あまりに長くなってしまったので(これでも)ばっさりと割愛しまして、それ以外の部分は第3回で言及したいと思います。

 

改めて私にとって、パパユーザーとしてのEOS Rの感想は、本当に素晴らしいカメラです。特に画質は私好みであり、本当に買ってよかったと思いました。

 

 

ただ一方で、ミラーレスはデジタルな便利なツールにのようにも感じられて、ずっと使っているとその反動で、EOS Kissシリーズのようなダハミラーの程よく小さくちょっと不便な光学の一眼レフが使いたくなったりすることも(笑)。 

  

 

第3回はいよいよ、6D2との比較についてまとめてみようと思います。

 

私なりの、まとめてみました。

tarijiri.hatenablog.com