他力と自力と

家事と育児に追われるおじさんの、日記代わりの備忘録です

EF35mm F1.4Lii USM+所有レフ機の難しい点

ちょっと前にEF35mm F1.4Lii USMを購入したというエントリを書かせていただきました。

 

tarijiri.hatenablog.com

 

家族を撮るには理想的なレンズで、且つ画質も素晴らしい。

基本的に付けっぱなしでいつもこのレンズを使っている感じです。

 

ただ使ってみて初めて気づいたのですが、手持ちのレフ機では難しいな~と感じる点がありました。

家族写真を撮るためにこのレンズを検討されている方に参考になればと、レフ機での使用感について書いてみようと思います。

 

ちなみに私が使用している1眼レフは、

 

1DX Mark2と 

Canon デジタル一眼レフカメラ EOS-1D X Mark II ボディ EOS-1DXMK2

Canon デジタル一眼レフカメラ EOS-1D X Mark II ボディ EOS-1DXMK2

 

 

 6D Mark2です。

Canon デジタル一眼レフカメラ EOS 6D Mark II ボディー EOS6DMK2

Canon デジタル一眼レフカメラ EOS 6D Mark II ボディー EOS6DMK2

 

 

この2機種で使用していて感じる難しい点、大きく二つに纏めました。

 

瞳、顔へのピント合わせがますます難しい

 

1眼レフのファインダーからピントを合わせる場合、フォーカスエリアが狭いことがデメリットです。

 

これは特に狭いと言われている6D2は公式サイトにある通りこの狭さ・・。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/t/tarijiri/20170712/20170712190308.jpg

 

子供の写真を撮る場合、ピント合わせに狙うのは基本としては手前側の目ですよね。

AFポイントで目にピントを合わせて撮るのが、日の丸構図でもない限り難しいのです。子供が二人並んでいたりすると、もうフォーカスロック(AFポイントでピントを合わせた状態で構図を決める)しかないわけです。

 

 そこでこの35mmレンズは解放でF1.4という明るさ、つまり被写界深度が浅い(ピントが合う距離の範囲が狭い)ため、ピントがカッチリあった顔写真が撮りにくいのです。

技術的に上達すれば問題が無いのかもしれませんが、私では今のところちょっと難しい。

f:id:tarijiri:20190224051739j:plain

顔にAF合わせているつもりなのですが、身体にピントが来てしまった例です。

 

 

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水平が取れていないのは目を瞑っていただいて、奥の缶ビールにピントを合わせて構図をずらしましたが、拡大表示するとぼやけちゃってるんです。

 

広い場所で離れて写真を撮るような場合は問題は大きくないのですが、私がこのレンズに期待した室内での写真だとアップが多くなるので、ちょっと難しさを感じてしまうのでした。

 

手振れ補正が無い

 

EF35mm F1.4Lii USMにはIS、つまり手振れ補正の機能が付いていません。

それは購入前から知っていて、Canonさんのホールドしやすいカメラであれば写真を撮るには問題が無いと踏んで居ました。

 

しかし、初めて気づいたのです。

動画になると手振れ補正が効かないのが非常に目立つのですね!

 

子供は急に面白いことをするのでそのまま動画を撮ったりするのですが、動画で手振れ補正が無いとグラッグラなんですね。

私が所有しているカメラはボディ内手振れ補正は無く、そんな中で6D2は画角を狭くしての電子動画ISはあるのですが、1DX2にはそれもありません。

 

折角このレンズのAF駆動音が、私としては我慢できるレベルまで大きすぎないのに(ココココココと確実に音は鳴っていますが)、1DX2で撮る動画の揺れはかなり厳しいレベルなのです。

 

以上です。

重さやサイズはあるものの底に目を瞑れば、このレンズは素晴らしい。

スナップなど、家族以外のものを撮る場合には1眼レフでも全く問題なし。本当に満足しています。

 

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テキトーに撮っても綺麗なんですよ。

桜の季節も楽しみ!

 

ただ私の場合は家族撮りのメインとして無理して購入したため、いざ使ってみてこの2点には正直難しさを感じたのでした。

 

一つ目のAFエリアの問題はライブビューを使用すれば簡単に回避できます。

顔認証がとても優秀なので、ますますライブビューばかり利用するようになってしまいました。

だったらミラーレスの方がいいじゃないか・・、しかもEOS Rシリーズには瞳AFも電子動画ISが着いているし。

このレンズを入手したことで、むしろミラーレス移行が加速するかもしれません。

 

もう問題は1DX2と6D2への愛着だけのような・・。

あ、それが大きいのか。