DVDを観賞すると1本につき1エントリを使って感想を書いていたのですが、近頃ゆっくりブログを書いている時間が無いため、備忘のために本エントリに何本かまとめて、一言感想だけ書いてみます。
以下ネタバレ無しです。
1.「ソウ」
2004年 米国
監督:ジェームズ・ワン
チョー有名な作品でしたが、私は未見でした。
会社の後輩に勧めてもらったので見てみましたが、面白かったです!
イメージ的にホラーコーナーをさがしたものの見つからず。
サスペンスだったのですね。実際に見てよくわかりました。
前半の、意味もわからず閉じ込められた二人の人間が、少しずつ情報を得て現状を把握していくのが、見ているこちら側の情報の無さとリンクしてとても良かったですね。
途中から裏切りの連続で、素直にビックリさせられました。
今さらの有名作ですが、一応ネタバレ無しにしておきます。
次回作をみるのも楽しみです。
2.「アウトレイジ ビヨンド」
2012年 日本
監督:北野武
前作も好きな映画でしたが、今作も面白く観られました。
小日向さん演じる片岡が暗躍し、関東対関西の潰し合いを画策する・・ところから始まる話。
今作では関東から関西にかけてと、舞台は広くなったのですが、特に移動シーンなども無いので箱庭感は前作と変わらないように感じました。
ヤクザ同士の殺し合い・・の前の「立場が強い側のスジを伝えるための、話し合いの体の脅し」でまず勝ち負けが決まってしまう、その辺りの駆け引き部分が面白かったです。
逆に、暴力が始まりだすと、前作よりもインパクト弱かったような・・。
人が死にまくるので、そういった話が苦手な方にはお勧めしませんが、その道の方々の争いに終始し、我々一般人が巻き込まれるような描写は更に減ったので、安心して観られるエンターテインメント作品でした。
蛇足ですが、「星守る犬」 感想 ネタバレ 以来に拝見した、西田敏行さんの「象さんみたいに~」のくだりには苦笑。。
3.「スラムドッグ$ミリオネア」
2008年 英国
監督:ダニー・ボイル
借りるときにパッケージを見て、アカデミー賞など数々の栄誉を勝ち取った映画と知りました。
スラム街の学のない主人公が、クイズミリオネアで全問正解をするのですが、何故彼が難問に答えられたのか、それはこれまでの生涯で経験してきた、凄惨な人生の中で体験してきたことだったから。。というお話。
スラム、貧困、宗教などのインドが抱える問題をリアルに見せ、主人公兄弟はそのハードな現実に翻弄されます。
インドのスラムの真ん中でロケを敢行されたのでしょうか、猥雑で不潔な描写が多く、申し訳ないですが日本に生まれ育ってよかったと心から思いました。
また、子供を利用して(盲目にさせるなど)金もうけする大人たちの姿がもまた非常にリアル。きっとフィクションで無いんだろうな~と想像させます。
途中、登場人物の心境変化がいくつかあるのですが、その説明が無かった気がして、いわゆるご都合主義的に感じるところもありましたが、それを気にしないなら楽しめると思います。
あ、エンドクレジットではインド映画名物のアレもありますよ(笑)