他力と自力と

家事と育児に追われるおじさんの、日記代わりの備忘録です

「クレヨンしんちゃん バカうまっ!B級グルメサバイバル!!」 感想 ネタバレ

急激にクレしん映画が観たくなって、早速借りてきてしまいました。

 

2013年 日本

監督:橋本昌和

映画は全く詳しくないのですが、好きでたまに観ています。

映画館にはなかなか行けないので、レンタルDVDでの鑑賞が主になります。

どんな映画を見たか、すぐ忘れてしまうので、備忘のための感想駄文です。

 

※以下ネタバレありなので、ご注意ください。

 

先日、映画クレヨンしんちゃん ガチンコ! 逆襲のロボとーちゃんを見てきて、あまりに素敵な作品だったので劇場版しんちゃんに興味が湧いて、早速昨年上映された映画を借りてきました。


上記エントリにも書いたのですが、私はオトナ帝国と戦国大合戦しか見たことがなく、マンガどころかアニメも見たことがないしんちゃん弱者。ロボとーちゃんと合わせて3作品とも大好きな作品ですが、これらは私のようなニワカでも評判を聞いたことがある大傑作なわけで、一般的な評価がそこまでは伝わってきてない他の作品は、果たして楽しめるだろうかとちょっと不安ながら鑑賞しましたが。

面白かったです!
私が見てきたこれまでの3作は、いわゆる「大人も泣ける大傑作」だとおもうのですが、本作は、しんちゃん弱者としては「子供が喜ぶ、いつものしんちゃんギャグ映画」なのかなと感じました。

話は、春日部防衛隊という幼稚園のしんちゃんの友達たちの、ロードムービーというか友情冒険活劇でした。
しんちゃん達は、紅子という女性に、ソースの健さんに壺にはいった秘伝のソースを届けて欲しいと頼まれますが、グルメッポーイ率いるA級グルメ機構にそのソースを狙われます。彼らの追求や空腹からのケンカのため、春日部防衛隊は一時解散の危機を迎えますが、それでもやはり、力を合わせて目的の地を目指す、そんな道中がギャグ満載で描かれます。子供達の関係が息があっていて楽しそうで、みんなでキレイな景色を見てる姿やクッキーを分け合った姿など、友情っていいなって久しぶりにおもっちゃいました。


 大人に向けたギャグも散りばめられていましたね。例えば子供がキャビアを食べてまずいと言ってみたりマヨネーズをかけたり、この辺はキャビアの価値感とか、正直そんなか?というオトナなアレがあって初めてわかるものですよね。

そもそも「B級グルメ」という言葉の意味も、子供には難しいかも。グルメッポーイが最後、焼きそばを自分から食べて「やっぱり美味いじゃないか」と泣いた姿、あの感動は子供には伝わりにくいかもしれません。親というものをちょっと客観的に見られる、親からの巣立ちの意識があって初めて泣ける話ですもんね。

 

感動泣かせ系映画ではないのに、子供にも大人にも伝わる魅力、このバランスがクレヨンしんちゃんの魅力なのでしょう。他の作品も見たくなりました。

 

ストーリーだけでなく、アニメの絵もとても素敵でした。そしてSEKAI NO OWARIのエンディング曲も良かったです。

私としては春日部防衛隊の各メンバーの性格も大分わかってきましたし、上記感動系3作とはまた違う楽しみがありました。

これからも鑑賞を続けて行きたいと思います!

 

・・唯一の気がかりは、4歳1ヶ月の息子にとっては、A級グルメ機構が怖かったようで・・。オトナ帝国も怖かったといいますし、映画版は「もう借りてこないで」と言われてしまいまして。。

まだ早いのかな~。