他力と自力と

家事と育児に追われるおじさんの、日記代わりの備忘録です

はしゃぎすぎの2歳児が額から流血・・注意について考えたこと

4歳9カ月の長男と2歳6カ月の長女。仲が良いんだか悪いんだかはっきりしませんが、喧嘩するにせよはしゃいで遊んでいるにせよ、いつも二人で大声を上げています。もう親としては何が欲しいって「静かな時間」をこそ切望しているわけですが、この二人が元気である以上はそれは叶わぬ夢。早く成長して落ち着いてほしいものです。

それでも兄弟が元気で家庭の中に活気があるというのは、こちらに受け止める余裕がある心境の時はとても嬉しいもの。なぜ同じことをしているのに親が許す場合と怒る場合があるのか、それは親の機嫌次第であると親の立場になって分かりました(笑)。勿論こんなことではいけないんでしょうが。

 

そんな本日の夕食後の家事も終わりようやく落ち着いたころ、上の二人がお布団の部屋で走り回ってはしゃいでいました。私は「注意しなきゃな」と頭をよぎったのですが、スマホで調べ物をしていたのについつい集中してしまい、注意が遅れてしまいました。

すると長男が、「お父さん!妹ちゃんが!」と大きな声を上げたので慌てて見に行くと、呆然と立っている長女の額からぼたぼたと流血が・・。どうやら走り回って布団に足を引っ掛けたか転んで、タンスの角に額から突っ込んでいったようです。とにかく出血が多かったので慌てました痛みはそれほどないようで、血を拭いて絆創膏でとめるだけで済みました。

 

「はしゃぎすぎちゃダメ!」「部屋の中で走らないよ!」とは普段から伝えてあります。それでも娘が兄と追っかけっこをしてはつまずいて頭をぶつけそうになったことが何度かありました。その都度注意はしていましたが、とうとう実際に頭をぶつけ出血に至ってしまったのです。

いつも言っているのに!という気持ちかと大変な怪我だという意識から私はつい二人を怒鳴りつけ、攻めるように怒ってしまいました。

ただ叱りつけながも、ちょっと「こんな調子で怒ってしまってよいのだろうか」という気持ちにもなっていたのです。怪我は危ないからそれを自分で予防できるようになってほしい。でも、たかだか遊びにこんなにキツく怒られては、「恐れないでやれちゃう」という子供の特権を、親のエゴでむしり取っているような気になったのです。

子供は怪我をするのが当たり前なのですが、怪我をする前に転ぶことも恐れるような、石橋を叩いて渡らないような、慎重すぎる行動しかとれなくなる、そっちの方がよほど酷い教育になると思ったのです。

 

私が早めに注意をしておけば防げたとは思うのですが、怪我だって貴重な経験のはずです。女の子が顔に怪我をしたこと、出血が多かったので大事にしてしまいましたが、彼らのジャッジではいつも通り楽しくやっていたし、彼らなりにオンサイドで遊んでいたんだと思います。こういったこともあるんだよ、だから注意しようねと伝えれば正解だったのか。でも当たりどころが悪くて目でも潰れたりしていたらと思うと、それぐらいだったらもうちょっと判断がつくまでは鎖をつけてしまったほうがよかったと思っていたでしょう。

 

こんな時、どういう風に子供に伝えるべきなのか。取り返しのつかないことが起きないように、それでいてのびのびとチャレンジのできる価値観を育むように、これらを両立するにはどう教育すればよいのか。子供が3人いたって、初めて直面する問題は多くて正解が分かりません。

 

答えが出ないまま終わってしまうエントリで恐縮です。本当にまだまだだなと思い知らされた一件でした。

とにかく傷が残らないといいなぁ。