安心して観られるストリート映画でした。
2008年 米国
監督:ジョン・M・チュウ
映画は全く詳しくないのですが、好きでたまに観ています。
映画館にはなかなか行けないので、レンタルDVDでの鑑賞が主になります。
どんな映画を見たか、すぐ忘れてしまうので、備忘のための感想駄文です。
※以下ネタバレありなので、ご注意ください。
テンプレート通りのストーリー
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ちょっと調子に乗っている主人公
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新しい場所に所属して最初は反発
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特に、目立つ異性とは反目
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でもいつの間にか共闘する羽目に
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はぐれ者を集めてチーム結成
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ライバルチームに屈辱的敗北
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チームの危機を迎えるが、例の異性と協力して盛り上げる
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音楽をバックにチームの成長を短時間で表現
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成長後は良い雰囲気。例の異性とも急接近で恋の予感
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いよいよ試合だ!という直前に解散の危機
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あれやこれやで試合に参加して最高のパフォーマンス
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例の異性と素直になって結ばれ、ハッピーエンド
よくあるパターンだと思うのですが、この作品のストーリーはこれで全てです(笑)。この型に主人公が女の子でストリートダンス対決のディティールで絵を描いただけ、って感じです。なので話もつまらなくはないですが特筆すべきところも無い、といった感じでした。
ダンスと音楽
この映画の魅力はストーリーにあらず、ダンスと音楽だと思います。ダンスは全く知らない私ですが、そんな私から見るとストリートダンスの表現は本当にレベルが高くて、かっこいい!本場アメリカのダンスには上手さというよりも力強さがあるなと感じました。そんなダンスを引き立てるヒップホップもcoolであり、サントラがほしくなりました。
ストリート一色の映画ですが、途中でサルサの曲とダンスのパーティーがあります。これが良いスパイスになっていてまた良かった。こちらもかっこいいなと感じました。
いまいちな点・・
今回のライバルダンスチームの410は悪役扱いでありリーダーも強権的暴力的ではありますが、真摯にダンスに取り組んでいます。そして非常にレベルが高い。そしてラストの対決の際、圧倒的なパフォーマンスを見せます。
そして主人公チームのダンスは雨の屋外、まさにストリートで見せつけるようなダンスをするのですが、正直410に勝てていない気が・・。ここで凌駕して観客が圧倒的に支持する、そこにカタルシスがあるはずなのですが、型通り状況は進むものの最後のダンスの説得力が無いために、いまいちに感じてしまいました。
まとめ
上映時間も100分未満であり、カッコいいダンスと音楽があってハッピーエンドの青春もの。軽い気持ちで映画が見たいときには丁度良いのでは無いでしょうか。
主人公のブリアナ・エヴィガンは勝気っぽい感じが出ていて、常にお腹出しているお色気もあって良かったです。またダンスをカッコ良く見せることを監督は常に意識されているのでしょう、30歳若ければ私もダンス習いに行っていたかもしれないほどでし(笑)。
続編は同じメンバーが出てストーリーが良くなるということなので、3も見てみようと思います。