他力と自力と

家事と育児に追われるおじさんの、日記代わりの備忘録です

雪の日の思い出ができたこと

先日、私が住んでいる地域では珍しく大雪が降り、交通機関などのインフラが大混乱しました。

 

当日は3歳6カ月の次女だけ保育園に預けていました。

お迎えの時間、気温は0度。

大雪が降っているのでいつも通り妻に自転車で迎えに行ってもらうわけにはいかず、私が徒歩で行くことにしました。

 

我が家から保育園は結構距離があります。

既に積もっている雪の中を次女に歩かせるには時間がかかりすぎるため、久しぶりに抱っこ紐を持ち出しました。

抱っこ紐を使うとダウンの前を閉じられなくなるので、ネックウォーマーをつけます。

 

正直面倒くさい思いをしながら迎えに行きました。

私は毎回雨や雪のたびに後悔するのですが、ゴム長靴を持っていません。スニーカーで慎重に歩く必要があります。

少し横殴りの風、大きい傘を持っていましたが足元はびちょびちょになりました。

 

保育園に到着。

次女は急に父が迎えに来たので喜んでくれました。

最近は帰り支度も早くなりました。

 

次女が3歳を超えてから、抱っこ紐の使用は激減しました。

兄妹3代使ってきた抱っこ紐ですが、いよいよ卒業が近づいているようです。

貴重な機会とは思いますが・・いざ抱っこするとやはりでかい。

左右の長さ調整に若干失敗し、慎重に歩きながらだと腰が痛くなりました。

 

 

横殴りの雪を避けて狭い道を通り大通りの交差点に出た時にふと見上げた・・・、高く輝く街灯に照らされた雪の流れる景色がとても美しくて。

いつもはうるさい次女もそれを見上げて「わぁ~」となった。

大雪の降る夜。澄んだ空気。でも寒さを感じない。次女と二人きり。

一緒に輝く雪を見上げている信号待ちの時間、幸せを感じました。

 

 

次女は3番目の子ということで、親としても色々とやりつくしている感があって、その成長や体験にイチイチ感動してあげる機会が少なかったように思います。

そして常に上の二人もいる中で、親と二人きり初めてのことをする機会も少なかったのです。

 

でも2人だけでこの美しい瞬間を迎えて、次女にとっては珍しいであろう親と初めての感動を共有できたことがきっと嬉しかっただろうし、私にとっても幸せだったのです。

 

いつもは長く感じる信号もあっという間に変わり、残り半分以上の長い道も心は晴れやかに帰ることができました。

 

本当に美しい雪でしたが、片手で傘をさしてもう片方の手で背中を支えていたため勿論写真は撮れず。

2人だけの思い出に残しておきます。

・・というか次女は忘れちゃうかもしれないけど、私にとっては大切な瞬間になりました。

このエントリもサムネ用の写真も無しにします。

 

次女に対しては上の二人よりも雑になっている部分は正直否めません。

でも例えばクリスマスの時も書いたのですが、我々にとっては慣れきってしまったこのサンタ定例も、次女にとっては物心がついてまだ2度目の一大イベントなのですよね。

 

もっと次女の体験ひとつひとつに目を向けて興味を持ってあげなきゃいけないな、と感じた日常の中の非日常体験でした。