読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

他力と自力と

育児に追われるおじさんの、日記代わりの備忘録です

「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」 感想 ネタバレ

映画感想

笑って泣けて興奮して。サイコーの快楽に漂わせてもらいました。

 

監督:ジェームズ・ガン

2014年:米国

 

※以下ネタバレありなので、ご注意ください。

 

 

仕事がスッと空いたので、日頃の育児ストレス解消のため午後半休をして観に行きました。映画についてはテレビCMのアライグマに全く興味は持てなかったのですが、ネットなどで超絶評判が良かったため興味が沸きまして、貴重な一人の時間を使って観に行ってきました。

結果・・とにかくサイコーな、過去最高級の快楽を味あわせてもらいました。観て良かった!!色々な要素があったので、ざっと書いてみます。

※ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーは長いので、以下「GOG」と略します

 

音楽の快楽

映画の全般にわたって、70年代に大ヒットした洋楽が流れます。そのPOPさに彩られて、この映画はとても豊かな味わいになっているんですね。おなじスペースオペラの金字塔としてスター・ウォーズと比較されることも多いと思いますが、GOGは現実のヒット曲をカセットで聞くという設定で、片足がリアルな我々の世界に残ったような、スター・ウォーズに比べてとても距離感の近い作品になった気がします。

音楽は主人公の地球人、スター・ロードが子供のときに母親を亡くすのですが、その母親がミックスしたカセットテープを、いまだに聴いているという設定。このカセットテープの曲がサントラになっていると聞き、即座にネットで購入してしまいました。

とにかくPOPでかっこいい曲の数々が、映画の要所要所で絶妙の選曲で流れるので本当に観ていて聴いていて気持ちよかったです。

 

チーム感の快楽

GOGのメンバーはそれぞれ、これまでの人生ではアウトローで負け犬、帰属できる場所も持てずに、そんな中で生き抜くために一人孤独に戦ってきました。ナイフみたいに尖っては触るもの傷つけるような生き方をしてきたわけです。メンバーも最初は利害の一致のみで共闘しますが、やはりケンカばかり。ですがそれぞれがそれぞれの胸に、過去に負った大きな傷があることを知っていきます。それを吐露し合って側に寄り添うことで、だんだんと信頼が芽生え、自分の弱さや勝手さを思い知って、それを分かち合ってチームになるんですね。

そしてチーム結成の瞬間「こいつらとなら命をかけてもいい」と立ち上がり、「仲間っていいもんだな」と始めての感情に素直に喜んで、なれないせいか気持ち悪く笑う。仲間を守るために利他的に戦う。そのコテコテのチーム感、やっぱりサイコーなんです。

しかも絶体絶命になったときに、治安部隊のノバ軍がアウトローであったはずのGOGを信じて助けに来たときも、仲間がいる喜びと頼もしさ、信頼してくれた嬉しさが交錯しました。ラヴェンジャーズのメンツも戦ってくれましたね。

困難を目の前にしたときに、となりに同じ方向を向いている仲間が居る喜び。小学生の道徳の時間に学ぶような「仲間」「信頼」「思いやり」みたいなものを説教くさくせず、しかしてらいも無く高らかに「嬉しいものだよね」と歌い上げてくれました。その何というか人間としての根源的な喜びに、私は笑顔なのに涙があふれてくるという不思議な体験をしたのでした。

 

ルックの快楽

監督がジェームズ・ガンなんですよね!私は彼の作品では「スーパー!」しか観たことがありませんでしたが、あの映画も確かに良い映画でしたが、あんな土臭い、どちらかというと陰気な映画を撮った監督が、こんなSF超大作を撮れるなんて!

役者の宇宙人メイクの違和感込みのインパクトはもちろん、ほぼ完全CGのアライグマロケットや樹木型グルートの実写顔負けの綺麗さ、存在感。SFの華である宇宙空間や他の星の情景、乗り物や武器のかっこよさ。これらが大迫力の映像で絶えず浴びせ続けられます。

こっち路線でもこんな超一流の表現ができるなんて、ジェームズ・ガン監督はすごいですね!

 

笑った快楽

そして何より、ちりばめられたギャグの数々には大いに笑わせてもらいました。

爆笑するような正統派から、ヘッドフォンしている人が大声になる・・みたいなアルアルネタ。そしてやっぱりブラックなジョーク。それが思わぬ外しのタイミングで突きつけられるのです。キャラクターがそれぞれ見た目だけでなく中身も立っているので、それぞれギャグがきくんですよね。

パンフレットを見ていたら、この映画のことを「アクション・コメディ」と書いてありましたが、まさにその通りだと思いました。MARVELの映画はギャグも面白いのですが、過去ダントツのギャグの量と質だと思いました。

 

突っ込みどころもむしろ快楽

この手の映画では、落ち着いていろいろと考え出すとおかしなところがワンサカ出てくると思います。

例えばどうしてもラスボスキャラが強いだけの小物になってしまう問題とか。この映画のラスボス、ロナンもまさにそうで、その存在や権力に突っ込みどころも多い上に、最後は何故か執着しているザンダー星を滅ぼすための演説を、2~30人の人だけを前にするという小物感。ですが、この映画ではこの様もギャグに見えて面白かったです(笑)。

つーか細かいことは映画の迫力に押されて、鑑賞中は気になりません。

 

まとめ

感動するほどの快楽をいただいたので、ただただ思いつくままに書いてしまいましたが、私にとっては本当に最高の映画でした。「陽気なスター・ウォーズ feat 70's MIX」といった感じかと思うのですが、何かしら引っかかったら是非映画館で、できればIMAXにて迫力を存分に味わっていただければと。アライグマのCMは本当にこの映画の魅力の1%も現していないので、あれでつまらなそうと思っていたならもったいないです!

 

ただ注意点として、中身は良い意味で空っぽ・・(たぶん)ですが、それでも捉えきれないほどの情報量が多い映画です。私はいつもの通り情報を遮断して観にいったのですが、特に登場人物が次々と出てくる序盤は話についていけませんでした。なので、前もってあらすじなどを調べておくか、鑑賞前にパンフレットを読んでおくのが良いかもしれません。ストーリーの大枠は良くあるアレなので、ネタバレしてもこの映画の魅力はほとんど減らないと思います。

また、前述したサントラの曲(youtubeにも上がってます)を聴いて覚えていくと、その曲の使われ方も楽しめるかも。

 

それと、迫力と音楽を十分味わうためにIMAXをお勧めしますが、やはり初めての映画がデカイ画像では映像を見ながら字幕を観るのが難しかったので、1度しか観ない方なら吹き替え版を選ぶのも良いかも知れません。

 

とにかく、サイコーにハッピーな快楽をいただける映画、私は本当に育児のストレスが吹っ飛びました。大人から子供まで、誰でも楽しめる作品、チョーお勧めです!