子供達のお風呂は私が入れています。0歳3カ月の次女を最初に入れて、外で待っている妻に渡して、それと入れ替えにテレビを見たい長男長女がシブシブやってくるのが日常のスタイルです。
先日、次女をお風呂に入れているときに4歳7カ月の長男が早めにやってきてお風呂を覗いてきました。どうやら赤ちゃんをお風呂に入れているところを観たかったようで、そこで息子が話しかけてきました。
「次女ちゃんかわいいね」
「そうだね」
「長男くん(自分のこと)も、こんな風に入っていたの?」
「そうだよ。こんな風に小さくて、こうやって同じように首を支えて浮かして入れていたんだよ」
という会話になったあと、不意に
「そうか~。長男くんが産まれる前は、おとうさんおかあさん二人だったのにね。長男くんが産まれてから大変だよね」と言ったのです。
これって私にとっては衝撃的な言葉でした。
自分が産まれる前のことに思いをはせることができたこと、親に対する想像を働かせたこと、その子供ながらに客観的な視点を持っていることに本当に驚いたのです。
私は、「みんなに会えたのが嬉しくて、全然大変じゃないよ」というようなことを返したところ満足そうにリビングに戻っていきましたが、長男がまた成長して見えた瞬間でした。