私はEOS Mシリーズは初代(中古ですが)から使っているユーザです。
「こんなに小さいのにこの画質!」という嬉しい驚きで即お気に入りのシリーズになりました。当時はまだAPS-C画質というと一眼レフが主流だったんですね。その常識をぶち壊してくれたこのカメラは本当に衝撃的だったのです。
しかも、塊感もあっていまだに初代はカッコよかったと思っています。
とても気に入ったのでその後EOS M10は発売直後に追加購入。
バリアングルと共にmp4で動画が撮れるようになり、子供撮りやスナップに大活躍!
その後操作性を重視してM3を経てEOS M5を追加購入いたしました。
そのサイズ感と操作性、そして更に先鋭さを増したような解像感の高い画質と、私的にはほぼほぼ完ぺきなカメラでした。
EOS Mシリーズは終わるのか??
ただし正直・・多くのカメラファンに人気のあったシステムとは言い切れないシステムではありました。
EFマウントを主流とするキヤノンさんにとってシェア確保用の傍流に見えることも否めず、他社の本気度に比べてその姿勢に不満があったのは私も同様です。
以前もこんなことを書いていたり。
便利で良いシステムなんですけどね。
そんな中、EOS Mシリーズの立ち位置が更に変わる出来事がありました。
そうです!同じミラーレスで今後の主流となるであろうEOS Rの登場です!!
これまでのEFマウントでもAPS-C機が出ていたのと同様、RFシステムでもAPS-C機が登場することは容易に想像でき、同じキヤノンさんの中で「APS-Cミラーレス機」として重複してしまうのです。
「このままシステムとして終了してしまうのではないか」という不安を抱える方もいらっしゃるかもしれません。
で私も考えてみたところ・・私はEOS Mシリーズも継続してくれるのではないか、という結論となりました。
そこで2018年10月現在、EOS Mユーザである(ど素人の)私が(独善的な妄想のごとく)考えるEOS Mシリーズの近未来について、予想してみようかと思います。
ただの空想遊びなので、その程度として読んでいただけると嬉しく思います。
Mシリーズが継続すると考える理由
改めて書いてみますが、私の考えではEOS Mシリーズは無くなることはありません。当分の間安泰であると考えています。むしろ今後伸びしろがあるのはむしろMシリーズかも??なんて期待もしているぐらいなのです。
それは何故か!?
理由はRシリーズとMシリーズでは明確な差別化ができると考えるからです。
RシリーズとMシリーズはマウント径が異なり、レンズを含む物理的なサイズが異なります。そしてユーザ層も異なります。
Mシリーズは今後、画質の良さを伴っての小型軽量というメリットを活かして、ますます伸びていくのではないでしょうか・・と考えたのでした。
本来の特徴を活かす方向に立ち返って進化するかも
キヤノンさん唯一のミラーレス機として、スペック等他社と比較されては不利な戦いを強いられていたMシリーズですが、今後他社の高スペック機と比較されるのはRシリーズに任せて、Mシリーズはスペック争いから一歩引いた作りにできます。
つまり、本来の立ち位置であったはずのエントリー向けへと、やっと特化できるのです。
最高スペックたるEOS M5の後継機は出るかもしれませんが、その後のMシリーズは、もっと一般ユーザに写真の楽しさや喜びをハードルを低く伝えられるようなシリーズになるのではないでしょうか。
一方でカメラを使い込んできたファンが操作性やAF性能等の性能、頑丈さやカッコよさを求めるならばEOS Rがその役割を担ってくれるのでしょう。
レンズ性能が良くなるので、例えば大きなモニターで等倍表示したり大きく印刷する場合などは画質面でも有利になるかもしれません。
このように、それぞれのユーザ層や立ち位置がはっきりと異なるようになると思うのです。
実は私、普段使いカメラ機材の入れ替えをしていまして、EOS Mシリーズは縮小しました。その際お気に入りだったEOS M5の方を手離し、お気楽カメラ(且つ一代古い機種である)M10の方を残したのです。
高スペックのM5と低スペックのM10を比較して、M10の方を取ったんですね。
理由はM10の写真も十分綺麗だし軽くて小さくて持ち出しやすいし、何よりカワイイし(笑)、M10の方がより Mシリーズの良さをらしく使えるメリットを感じたからでした。
現行機種で言うとM100ですね。
Canon ミラーレス一眼カメラ EOS M100 ダブルレンズキット ホワイト EOSM100WH-WLK
- 出版社/メーカー: キヤノン
- 発売日: 2017/10/05
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ミラーレスでインスタ映えを狙ったような写真を撮るならば、ファインダーも要らないし細かい設定も無いほど良い。
その分小型でデザインが良い物が増えていくかもしれません。
価格
RシリーズとMシリーズの立ち位置やユーザの違い、それは価格にも反映されるでしょう。
キヤノン EOS Kiss M(ホワイト)・ダブルズームキット EOSKISSMWH-WZK
- 出版社/メーカー: キヤノン
- 発売日: 2018/03/23
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2018年10月現在、最新最高スペックのEOS Kiss Mはダブルズームキットで9万円を切る価格になっています。
前述のM100は更に安く、一般のユーザにもハードルが低くなっていますね。
一方、SONYさんの独壇場であったフルサイズミラーレス戦線が一気に群雄割拠になりました。ここは20万円で安いと言われる戦場です。価格もスペックも進化の一途ですね。
もちろん私のようなカメラ好きにはワクワクの時代ですが、仮にAPS-C機が出ても誰もが気楽に買えるような価格にはならないかもしれません。
そう考えますと、最先端で競争しなければいけないRシリーズに比べて(さらにエントリー一眼レフは減るのだとすれば)、むしろ売り上げ的には今後主役になる可能性すらMシリーズにはあると思ったのです。
まとめ
ニーズや価格に違いがあるので、Mシリーズは継続するというお話でした。
以上勝手なことを妄想のまま、しかもMユーザとしてひいき目に書き残させていただきましたが(笑)。
そもそもEFマウントのカメラでもAPS-Cは出ていましたが、EOS Mシリーズと共存していたわけですから。EFがミラーレスのRに変わったところで、すなわち競合するわけではないと思うんですよね。
私は今後もMシリーズを、これまでよりもずっと気楽に使っていこうと思います。
レンズも、(カメラファンとしてはちょっと物足りないながらも)一般的に使うのであれば一通りの画角もそろっているし、軽いし画質良いし。
沢山の人に使ってみて欲しいです。
Rシリーズももっと派生して、プロユースや安価モデルが出てきて、私たちに選択肢を増やしてくれるのを楽しみにしています。
失礼いたしました~。