公立中高一貫校を目指している6年の長男、銀本マラソンもコツコツと頑張っています。
我が家としての銀本マラソンについてもノウハウが溜まってきたのでいずれ書き残してみたいと思うのですが、
この銀本マラソン、大量の過去問に取り組むことになります。
適性検査は記述式問題になるので、記述ができないままではいちいち突っかかってしまい、進めることが難しくなります。
ところが長男は、この記述というのがとても苦手だったのです・・。
例えばグラフ問題、グラフを見て何となく回答のポイントは感じているようなのですが、それを適切に文章にして記述することが全くできない。
というかそもそも「記述する」ということに非常に苦手意識があり、問題に取り組むことに対して高いハードルを感じてしまうような状態。
とてもじゃないですが銀本に取り組めるような状態ではありませんでした。
いっぽうで、親の方としても、大人なのでなんとなく回答を文章にすることはできるのですが、記述の方針を示しながら子供に書き方を身につけさせることはとても難しいと思います。
パターン化した方法論を自分で確立させるのは、簡単ではないですよね。
そこで、親子共に勉強するために適性検査用の記述対策用のテキストを探していたのですが、取り組ませて良かったものがありましたのでご紹介です。
それがこちら。
これは公立中高一貫校のグラフ問題用の問題集なのですが、良かった点がいくつもありました。
- グラフの見方を学べる
- グラフ問題から記述する型を学べる
- 計算問題など、グラフから派生した問題の解き方のコツも学べる
- 解説が充実しているので、親でも書き方を教えられる
- 頻出される社会問題について勉強できる
- 安い!
志望校にもグラフ問題は必ず出題されるので準備は必須なのですが、グラフの読み方から問題のパターン、そして記述の型まで基本的なことを学ぶことができました。
解説文も長いので、親はしっかり理解しやすく、子供にとって難しい点も解説してあげやすいのが良かったです。
この問題集の後に銀本に取り組んだのですが、型をまなんでいるので記述問題にもくらいついていけます。国語系、社会系の記述にはとても有効でした(理数系はまたちょっと違うコツがいるようですので、それは別途)。
これについては期待通りでした。
そして期待以上であったのが社会問題。これは同じような問題が繰り返しでているようで、知識として学んでいるのが大きかったです。
例えば農業の問題で、「農業就業者が減っていることや高齢化が進んでいる」こととその問題の記述についてこの本で学んだのですが、いざ銀本に入ってみると多くの学校で同じような問題が出ているんですね。
知っている分野の話は、文章や問題文の理解もやりやすくしてくれます。
これは実際にこの問題集に取り組んでいる時ですが、予習シリーズやインターネットで自分で調べることもできていました。
そしてこの本は、これだけの成果をもたらしてくれるのにたった1650円(本記事記述時点、Amazon にて)!
試しに買ってみる、というハードルも比較的低いのではないでしょうか。
この本は各章に基本問題と標準問題が付いているのですが、我が家では早く銀本マラソンに移行したかったので基本問題のみ2周しました。
本人に聞いてもこの問題集に取り組んだのはとても力になった自覚があるようで、銀本でもグラフ問題に手も足もでないということはほとんど無くなりました。もちろん書けないような問題もありますが、回答例を見ることで「なるほど」と理解できるようになっているようです。
というわけで、この本によって息子も私も記述問題の基礎を学び、銀本学習にスムーズに入ることができました。いちおう我が家としては実績あります。
もしお子様が記述が苦手ということがあれば、試してみるには良い教材では無いかと思いご紹介させていただきました。
他の参考書に比べてそれほど価格も高くないので(笑)。