他力と自力と

家事と育児に追われるおじさんの、日記代わりの備忘録です

銀本マラソン、始めました!

長男6年生の初日より、銀本マラソンを開始しました!

公立中高一貫校受検の王道の勉強法というのは、やはり銀本マラソンだと思います。

 

とは言っても、公立中高一貫校受検を知らない方にとっては「なんだそりゃ?」な言葉ですよね。

当然私も最近まで知らなかったのですが(笑)、公立受検を検討されているかたの参考になるかもしれないと思い共有させていただきます。

 

まず銀本というのは、該当年度の全国の公立中高一貫校の入試問題(正確には適性検査)を一冊の本としたものです。

 

実物はこちら。

今年度版(つまり昨年度試験を集めた本)は7月下旬に発売するようですね。

表紙が銀色だから、通称銀本と言われるようです。

 

この銀本、全国の問題を集めているだけあって非常に分厚い!

やみくもに解かせようとしても、手に取るまで、1ページ目を開くまでの心の抵抗はめっちゃ強いんじゃないでしょうか。フィジカルで心を折ってくるタイプです。

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この厚さよ!

 

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最後のページは839!

 

さらにですよ、解答が不親切極まりない!!

ただ答えが羅列されているだけで、解説がないのです。

イコール子供に任せっきりではダメ、親の関与がマストとなるということですよね。

 

しかも銀本というのは1年分だけでは足りず、できれば複数年分、複数周繰り返すものとのこと。フィジカルモンスターがタッグを、トリオを、カルテットを組んで待ち構えられるわけです。体積だけでヤバイ。

しかも、繰り返すということは書き込みができない=コピーを取ってやらせる必要があると・・。手間もヤバイわけです。

 

この分厚く愛想のない過去問を何冊も何周も、ひたすらに親子で切り崩し続けること。

これを遥か彼方にあるゴールを目指して一歩一歩前進し続けるマラソンに例えたのが、銀本マラソンというものらしいのです。

 

はっきり言って辛い!本人はもちろんですが親の負担も結構ありそうです。

でもやはり、調べれば調べるほどこの銀本に取り組むメリットは大きく、志望校合格レベルまで成長するにはマストと言えそうなのです。

 

メリットの最大のものは、適性検査は全国的に同じようなトピックの問題が繰り返し出されているからです。

昨年の〇〇県共通問題で出たゴミの量の問題が今年の〇〇県共通問題で出題された、ような事例が多々あるのです。もちろん全く同じ問題にはならないでしょうが、その問題について前もって知っていることというのは有利ですよね。

 

また、本人の苦手分野や得意分野の切り分けができるということ。

適性検査の問題ってあまり応用問題が市販されていなかったりします。大量の過去問に満遍なく取り組むことによって初めて、苦手な単元に気付けたり得意単元を知ることができると思うのです。

 

塾なしの我が家にとっては、勉強の方針がシンプルになるのも大きなメリットです。

夏あたりまでは銀本マラソンを勉強の中心にしようと思います。

取り組み自体は大変ですが、基本的には問題を解いてわからない単元を勉強するというシンプルな形にしやすいのは、ペース作りにも作業的にも良いかなと思います。

 

6年生になって適性検査型学習を深めようとすると、私立型とはかなり勉強内容が変わってきますね。

本人は適性検査の問題を楽しめでいるようですので、おだてながらこつこつと併走したいと思います。そしてまたひとつひとつノウハウを積み上げて、我が家なりのやり方を探していこうと思います。

 

ゴールのないマラソンは無いんだから・・(←決めていた締め文句w)

 

下のは、2021年4月現在発売されている最新版です。7月には今年度版が出るので、もし興味があれば早めに入手のご検討されるのもいいかもしれません。

(たぶん在庫が無くなることはないとは思うのですが・・)

2020年度受検用 公立中高一貫校適性検査問題集 全国版

2020年度受検用 公立中高一貫校適性検査問題集 全国版