塾無しで公立中高一貫校への進学を目指している小学5年生の長男が、今月3日に四谷大塚さんの全国統一小学生テストを受けてきました!
全国統一小学生テストとは
中学受験でおなじみの大手塾、四谷大塚さんが年に二回、全国の小学生を対象に実施されている統一テストです。
事前申し込みが必要ですが、無料で受けることができます。
それによって偏差値や都道府県別のランキングがわかったり、これからの学習方法を教えてくれたりします。更にプロの講師による解説動画を見ることができるなど、受験後にも勉強になるテストです。
大手塾で実施される無料の模試はどちらかというと営業という面もあり、つまりまだ塾に通っていない児童が対象なものが多いようですが、この全国統一模試の会場には四谷大塚さんのカバンを背負った子も沢山受けていました。つまり、通塾している児童たち=受験勉強している子たちの中での立ち位置がわかる、そんなテストなのだと思います。
なお試験はマークシート形式。筆記はありません。
我が家で受けた理由
我が家は塾に通っておらず、テストの機会は基本的に小学校でのカラーテストや小テストしかありません。なので息子の受験における現在地(偏差値や得手不得手)を客観的に知ることのできる模試はとても貴重な機会となります。
また本番に通じるような緊張感をもって慣れない場所で試験を受けるという機会もなかなか無いため、いわゆる「試験慣れ」という目的もあります。
こういった理由から、我が家では無料の模試を受けさせています。
我が家では妻が模試については調べていてくれているのですが、今回も情報収集をしてくれていて申し込みまでしてくれました。
テストを復習して感じたこと
テストの翌日から、我が家では毎日の学習はストップさせて試験問題の復習をさせることにしました。
そこで感じたこととして、やはり試験というものに慣れていないというものがありました。
マークシートの場合、選択した答えを問題用紙にメモっておけば後から調べやすいのに、それをしていません。前にも教えた気がするのですが、忘れていたようです。
そして時間配分にも失敗したようです。後半の難しくなってくる問題では「時間が無かった」と言っていました。
自宅で時間を気にせずに解かせてみたのですが、それでもできない問題がありました。
国語に関しては選択肢を広い文章から探さなければいけないなど難しい問題もありましたが、筆者の主張とその反対意見を意識していれば解けたはずの問題も間違うようなこともあります。
正解率の高い問題で間違っている可能性が高く、今回は偏差値的には低いのではないかと感じました。
また国語に関しては、語彙が足りな過ぎ問題が依然として大きいと感じます。
一方通行という言葉を知らないと言われた時はがっかり来ました・・。
適性検査対策にはなるのか
問題の形式は国数理社の4教科それぞれ別のテストとなります。
作文(小論文)が重視されたり、教科を跨いだような知識を駆使して回答するような公立中高一貫校向け適性検査の直接の力を見ることはできないものだと思います。
しかし適性検査も基礎学力が非常に重要です。
その点の力を確認するには非常に有効なテストだと思っていましたし、実際に受けた後に本人の話を聞いていても思った通りだと感じました。
まとめ
今回のように成績のバッチリ出るテストは本人にとっては大変さもあるかと思いますが、通塾無しという立場では情報が得られるだけでなく刺激や体験を得られる貴重な機会です。
成績は来週になりますが、とりあえず今回は受けてみました、というご報告でした。
今回の成績を受けて受検勉強の方法を大きく変えることは無いと思いますが、大きな特徴があったら検討しようと思います。
なお、試験後は私たち夫婦2人で迎えに行き、久しぶりに3人だけでお疲れ様で外食をしました。
妹たちに邪魔されず両親を独占できて、長男としても喜んでくれたのではないでしょうか。