塾なしでの中学受験勉強を5年生の長男と続けてきて得たノウハウが休校中の自宅学習でも役に立った経験から、どなたかの参考になればと我が家の取り組みを書いてみています。
小5の長男と小2の長女の共通の取り組みを以前書かせていただきましたが、
今回は低学年である長女の自宅学習について書いてみます。
前提
前提として、彼女も長男と同様公立中高一貫校を受検してくれると良いなと思っていますが、2年生の今は全く意識させていません。
なので今は、お勉強については
・学校の授業が一番大事と伝えること
・習慣化すること
・勉強が楽しく自信を持ってできるようにすること
を重視しています。
また、我が家の長男長女の低学年時の共通の傾向として、
・集中力が続く時間が、親が想定するよりも遥かに短い
・真面目に聞いていても、びっくりするぐらい忘れる
という共通点がありました。
なのでそれを考慮しています。
習慣化
習慣化は毎日の精神的・時間的負担を減らすにもかかわらず、気が付くと積み重ねができるという最強のテクニックだと考えています。
長女にもこの休校中に勉強を習慣化するべく、朝ご飯を食べたら宿題に取り掛かるという習慣付けをさせています。幸い、昔から長男がリビングで勉強するのを見ていたので、勉強の習慣は直ぐに身に着けてくれました。
この休校中も、朝は長男と一緒に宿題開始です。
私が何も言わなくても二人が勉強を始めるようになりました。
二人の性格かもしれませんが、早いうちに習慣化させることは親を楽にしてくれます(笑)。
休校中で時間も沢山あるので、毎日これをやるというのを決めておくのもまた生活にリズムを与えるのに良いかもしれません。
長女は毎日この4つをやるのを日課にしています。リストをホワイトボードに書いて、その日に終わったものに赤丸を付けます。やり忘れが無くなるし、赤丸を付けるのは嬉しい様子。
また宿題以外にもあることで、一日の中で何度か机に向かう習慣もできるんですよ。
ちなみに土曜日は長男と共に勉強一切無しの日としています。
一日中ゲームとYoutubeの日ですね(笑)。
親が見てあげる
低学年のうちは親が勉強を見てあげることが大事かなと感じてます。
例えば漢字の場合、書き順や止め跳ね払いまで正確に書く必要がありますよね。
なので間違っていないか、書いているところをそばで確認しなければならない・・だけでなく、実は私たち親も間違って覚えていることもあるので、結局全部の漢字を一緒に勉強しなければいけません。
私は間違えていてた漢字、結構あるんですよね~。
これは本当に大変ですが、近くに親がいることは子供も嬉しいでしょうし、更に何度も褒められたりしたら、きっと嬉しく勉強が好きになってくれるかもしれません。
長男は4年生ぐらいからほとんど自分でできるようになったので、低学年のうちはなんとか頑張りたいと思います。
1回の勉強は短時間とする
勉強への耐性がついてきている長男と違い、長女はまだびっくりするほど集中力が持ちません。宿題でいうと漢字ノートへの書き写しで、集中が保つのが漢字1文字分まで。この1文字で休憩したいと言うのでさせています。
計算ドリルも1日分が見開き2ページのものを使っていますが、我が家では一日0.5ページ~1ページまでとしています。その代わり見直しまでさせて100点を目指させることと毎日繰り返すことを促しています。
このように漢字でも計算でも集中できる時間内でできる量で区切り、その時間内はしっかりと集中してできるようにしています。
ただこの休校期間の始まった頃は漢字1文字だった集中力が、1ヶ月経つと4文字すべて続けられるようになってきました。
成長していますね!うんうん。
アウトプットさせる
インプットだけでは勉強したものを覚えるのは難しいので、必ずアウトプットをさせています。つまり、テストで回答させるということですね。
例えば漢字の場合。漢字ドリルにある漢字の書き取りが休校中の宿題ですが、勉強し終えた漢字は同じドリルの書取り問題を、宿題とは関係なくやらせています。
やり方は「15分後にここの1~7の漢字をテストするよ。それまでに勉強しておいてね」のように、問題も回答も前もって見せて準備させてからテストします。
このページの裏には、同じ文章が漢字で書かれています。1ページは多いので毎日半分ずつです。
これによってとりあえずは書けるし良い点も取れる。それでアウトプットも毎日ポジティブな気持ちで続けられることを期待しています。
このテストは毎日半ページずつ周回します。2周目か3周目からはテスト前の予習を省いていきなりテストでもいいかもしれませんね。
怒らない。できたところを褒める
上記した漢字テストですが、先に答えを見せる方法にもかかわらず最初は上手く行きませんでした。毎回送り仮名を間違ってしまうのです。「送り仮名のミスはないかな?」と見直しさせても見落とします。
でもこれ、本人は真剣にやっています。なのに同じミスを繰り返すんです。
なぜ真剣にやっていると言えるのかというと、超がつくほどの負けず嫌いの彼女は、100点を取れないと悔しがって泣くぐらいだからです。。
毎回号泣・・。そして気にかけない長男。
ただ、こういったミスの連発が起きることは長男で学んでいました(彼は泣くほどではありませんでしたが)。これは当たり前なので怒らないで笑顔で、「他の漢字はできていたじゃん」「いいんだよ、間違っても」と言ってあげることを心掛けました。
継続は力なり。
このミスも毎日続けるうちに無くなってきました。彼女も待望の100点を取れるようになってきたのです。
100点は思い切り褒めます。
この下には100点と大きく書いています💯。
これ、本当に嬉しいらしいんですよね。5年生の長男もいまだに喜んでくれます。
親になって花丸を何度も書くことになりました(笑)。
とにかく、繰り返すミスは起きるのでそれは受け入れてできたことを褒める。
全部できたら別格で褒める!これを意識しています。
以上となります。
生意気なことを言えるようになってきても、まだまだ幼く集中力も体力も気力も忍耐力も慎重さも足りないのが低学年かと思います。
その前提で、できるだけ勉強に付き添って見守られる安心感を与える。できたことを褒める。子供に勉強をさせて、親がスマホ~ではダメですね(笑)。
低学年なら勉強している内容もまだ簡単ですので、特に準備も要りませんので。
手がかかるのは大変ですが、夫婦で協力して今のところは継続できています。
そしてこの休校中は、学校からいただく宿題だけでは時間が余ると思いますので、ちょっとした先取り勉強も毎日のTodoに入れてあげて、定期的に机に向かうことを習慣化させてあげること。
これでメリハリがつくことも期待しています。
そしてそれ以上に、こういう状況でも勉強を続けている子供たちは本当に偉いと思います。
それだけで褒めたり尊敬に値すると思いますので、そういった態度を伝えていきたいとおもいます。
もし参考になる部分があれば幸いです。
次は受検勉強を兼ねている長男の自宅勉強について、我が家のノウハウを書いてみようと思います。