他力と自力と

家事と育児に追われるおじさんの、日記代わりの備忘録です

我が家の自宅学習のノウハウ ~全学年共通編~

我が家では子供が公立中高一貫校を目指していますが、3人いるため経済的な理由などから塾は選択せず、自宅での勉強で頑張ってもらっています。 

そんな中で少しずつ、私も家族も子供たちも自宅で勉強するためのノウハウが増えてきました。今回の休校中の自宅学習でもそのノウハウを活かせていると思われる場面が多々あります。

そこで、あくまで我が家のケースですが、自宅勉強について学んだことを書き残しておこうと思います。

 

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最近、長男の右手の小指が気になる・・。

 

長くなりそうなので、

・兄妹(=低学年も高学年も)共通の項目

・低学年の項目

・高学年の項目

に分けることにしてみました。

 

今回は、兄妹共通で意識していること編です!

 

褒める・認める

 

最初はやはりこれですよね。

親が認めてくれる・褒めてくれることで、子供の意欲が変わると感じます。

 

どうしても親としては「これぐらいはできてくれ」と思い、一度できるとそれを勝手に基準にしちゃって、次は「なぜこんなこともできないんだ。何度同じことを間違えるんだ」と、どうしてもできたことよりもその失敗に意識が向いてしまいがち。

でもそこはグッと堪えて視野を広げて。出来た範囲のことや頑張ったプロセスを認めて褒めてあげる。

これが子供の勉強に対する意欲を高めると考えています。

 

ただね・・これ難しいですよね(苦笑)。分かってはいるけれどもできないことが本当に多いです。トンビは鷹を産まないのに、勝手に期待ばかり押し付けている。

プレッシャー無く挑戦できるマインドにさせてあげられるように、私自身がもっと成長しなければいけません。

 

効力感を持たせたい

 

効力感というのは簡単に言うと「自分は出来る!」という感覚です。

例えばちょっと難しい問題に向き合ったときに、最初に湧いてくるのが「どうせ僕にはできない」となるのと「どうやればできるんだろう?」のどちらが良いか?ということ。

前者を「既決感」などというらしく、後者が「効力感」だそうですが、彼らが目標としている受験のみならず、生きていくうえでどちらがいいかは明白ですよね。

効力感があることで困難にチャレンジできる精神的な後ろ盾ができると思います。

 

まえに長男が応用問題に自分から取り組んで解けるようになってきたというエントリを書いたことがありましたが、こういうチャレンジが少しずつ自分からできるようになってきました。

tarijiri.hatenablog.com

 

これには小さな成功体験がとても大切だと思っています。「自分でできたんだ」という感覚。親が上手く導きながら、自力で得た小さな達成を沢山感じさせてあげたいものですね。

 

習慣化する

 

お勉強を無理なく継続するには、この「習慣化」が欠かせないと思います。

習慣化することで毎日机に向かうのが当たり前になり、本人はそんなに頑張っているつもりが無くても気が付くと沢山のチリを集めて山ができていた、それが理想です。

我が家では朝ご飯のあと、休校中の宿題から始めることにしています。

 

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パジャマのまんま・・。

 

ポイントは、頑張ったら予定をやり切れないでも良いとすること。

1日2日無理してやりきっても、それで心が擦り切れたら続けられなくなります。

今日は2ページの予定だったけど、1ページ目が難しくて時間がかかったからここまででいいや、疲れているなら今日は勉強をスキップしよう、というような。

そんな柔軟さが我が家では継続に繋がっていると感じます。

   

忘れる前提で繰り返す

 

「あれだけ書かせたのになんで同じミスするの!?」

丁寧に向き合うほど、子供が覚えてくれないことは本当にがっかりするしイライラしてしまうことありますよね。

 

なのですが、私は長男に教える過程でここは考えを変えました。

子供って頑張っても真剣に聞いても、直ぐに確実に忘れるし、注意深くできないんです。そういうものなのです。

 

だから意識しているのが、漢字とか算数の基礎などしっかり身に着けさせたいものは、2周、3周と繰り返し同じ問題を解かせること。繰り返す中で解説を理解して覚えて、身についていく感覚を彼ら自身も得ている様子なので、彼らもそれを受け入れていますし、親の私も楽になりました。

 

2周目までの期間が空きすぎるとまた忘れてしまうので、大体覚えているぐらいでもう一度やらせてあげるのがポイントです。

 

その他

 

特に重要と思っていることを以上の通り纏めましたが、他にも意識していることはあります。

ここまででもチョー長くなっているので、箇条書きで纏めます。

・睡眠時間の確保

・楽しくできるような工夫

・量より質、短時間・少量でも集中を重視

・気分転換はチョー大事

・勉強している場所で動画やゲームは✖

 

以上です。

最大のポイントは、

・自分の意思で目的を持つ、学ぶ

・工夫と継続で目標を達成できると思う自信

の2点の育成です。

これらは受検の合格不合格という結果以上に身に着けてほしいと私が考えていることです。

 

ただしもちろん、考えてはいるものの私もまだまだできていないことばかり・・。

私たち親が成長しなくてはなりません。

受験生のパパさんママさん、頑張っていきましょう。

 

あくまで受検素人の我が家のケースですが、もし参考になる点が少しでもあれば幸いです。

次は我が家の低学年と高学年の二人の具体的な取り組みについてご紹介できればと思います。

 

個別も書きました。

 

低学年の長女編。

tarijiri.hatenablog.com

 

中学受検勉強中の長男編。

tarijiri.hatenablog.com