他力と自力と

家事と育児に追われるおじさんの、日記代わりの備忘録です

忘れていた記念日

先日の話。

家族で晩御飯を食べている時に、急に妻がハッと何かを思い出したかと思うと、爆笑したいのを必死にこらえるかのようにして「12月5日って何の日だか覚えてる?」と聞いてきました。

 

私は毎日基本的に職場と自宅の往復だけ。休日に出かけることも友人と遊ぶ機会も激減している現在、予定があればカレンダーに書いて具体的な日付も忘れてしまうような状態で、先の予定を思い出せません。

でもわざわざ聞いてきたということは重要な話なんだろうなと、必死に思い出します。

 

「あれ、○○さんところに遊びに行く日だっけ?」なんて答えたのですが、「平日だよ」と。

で、「忘年会だっけ?」とか「あ、保育園の面談だ!」とか「長男の何とか体験の日だっけ?」とか記憶をたどって答えたのですが、その様子を見て妻はヒーヒー笑っています。

 

どうしても思い出せない様子に、妻は笑いを堪えながら答えを教えてくれました。

「結婚記念日」

・・

「あ~~~~!」

そういえば結婚記念日っていうものがありました(笑)。もう何年も話題にも出たことが無かったので、すっかり忘れていたんですね。

 

次の記念日で9年になることが分かりました。

私たち夫婦は初めて出会った一年後に入籍したので、出会って10年ということになります。

「10年はえ~!」とまた爆笑。

 

出会って10年。

結婚して9年。

気が付くと3人の子供の親になっていました。

 

しばし思い出話に花が咲き、若き日の私たちの様子を茶化す子供たち。

特に育児が大変だった時期の話に盛り上がります。

 

親戚も近くにいないなか、確か0歳・2歳・4歳を同時に育てていた時期があったはずなのですが、その辺って記憶も定かでは無かったりして(笑)。

「あの時、狂ってもおかしくなかったかもね」

「実際狂っていたかも」

 

夜中のミルクは極力自分がやっていたのですが、3人目のころには歳のせいか夜中に泣いても気づけなかったり疲れが取れなかったりと、40歳になって年齢の壁を感じていたことなんかも思い出しました。

 

でも、忘れるものなんですね。

 

振り返ってみると、あっという間。

子供たちは成長してくれました。

一番下も三歳を超え、毎日3枚ぐらい干していた保育園のエプロンも無くなりました。保育園での着替えの量も減って、洗濯物そのものも減っています。

オムツもうんち以外は使わなくなり、一時期は3人分買っていたのに、そろそろ卒業も見えてきました。

 

妻がなぜ爆笑をこらえながら質問してきたのか。

それはきっと、毎日必死になって家事と育児をこなすだけの中で記念日なんてすっかり忘れていた、という自分を笑ってしまったのと共に、私もそうであるはずということを、お互いがそうであることを知っていたからだと思います。

案の定、私が全く忘れている様子も面白かったのでしょうが。

 

私も妻が「記念日を忘れていた」という意味がよくわかるし、それが可笑しいこともわかります。私も答えを聞いて、爆笑してしまいました。

こういう共通認識をここまで築いてこれたこと、とても嬉しく思います。

 

ただ、私なりに一緒に頑張ってきたつもりではいますが、やはり妻の負担の方がずっと大きかったと思うし、いまでもそうです。

家の細かいこと、消耗品の補充、学校や保育園との窓口、全部任せっぱなし。

 

今回記念日を思い出して、色々と思い返し、妻に改めて感謝しなおす機会となりました。せめて結婚記念日ぐらい私が覚えておいて、感謝の気持ちを伝えられる様に・・できるといいな~。

 

せめて、とりあえず今年の記念日は忘れないように頑張ります(笑)。

 

f:id:tarijiri:20171123110924j:plain

数日後、やはり家のカレンダーには印なし。