我が家では、過去に誰一人インフルエンザに罹ったことがありませんでした。私も妻も経験がありませんし、もちろん子供たちもそうでした。
「我が家はインフルに強い」。
もともとインフルに強いうえ長男が産まれてからは毎年全員で予防接種をしているので、きっとインフルとは縁のない人生を送れると思っていました。
2017年2月を迎えるまでは・・。
結構大変だったので、忘備録として今回の出来事を書き残してみます。
今回は長男の発熱から。
急な発熱
それは金曜日の夜でした。
日曜日に初めて小学校のお友達の家に遊びに行くことになった長男は嬉しそうにしていました。しつこく「○○君の家でゲームするんだ!」などと言っていて、本当に楽しみにしていた様子です。
とっても元気だった金曜日の夜・・ってどうでもよい写真ですみません。
休前日ということで子供たちも21時半まで起きていた後、家族全員で布団に入りました。そして夜、寝静まった寝室で急に小一の長男が泣きわめき始めたのです。
長男は夜中に何かに怖がるように泣いてしまうことがあって、また始まったのかと単純に思っていました。・・んが、背中をさすってあげると熱い。どうやら熱がある様です。この時点で私たち夫婦は、ちょっと覚悟を決めました。
何とか寝付かせて翌土曜日朝、熱を出して辛そうな長男。熱は39度に届かない程度。なにか口に入れると直ぐに吐いてしまうので、その時点ではいつもの胃腸炎かもと思いました。我が家はインフルは未経験ですが、胃腸炎は毎年のように全員罹ります。そして毎年軽くなっている感じ。この時点では胃腸炎だといいな、と思っていました。
翌朝医者へ
とりあえずお医者さんに診てもらうしかないということで朝9時ちょっと前にいつもの小児科に。長男は立っているのも辛そうで、抱っこして何とか自転車に乗せました。9時になっても開かないし誰もいない。すると妻から電話があり「今日は休日だからお休みだった。休日診療しているところに行かないと」と言われました。
なるほど。休日には注意しないといけないですね。
で、以前もお世話になった救急病院に行ったのですがなんとこちらも開いていない。
こちらは9時半に開くようです。自転車に乗っていると楽そうなので、ゆっくりと近所を回りながら時間を潰します。戻ってみると4組ほどの家族や若いお兄さんがおられ、それぞれインフルっぽい・・。開院と共に入ってアンケートに答え、順番を待ちました。
どうやら長男と同じクラスの女の子もお父さんと来られていたそうで、別れ際に「しばらくお休みします」とおっしゃっていました。
息子が数年間のお年玉で初めて購入したゲームを持っていきました。
体調が悪くて辛そうでも、3DSがあれば待合室も頑張れるようです。
いよいよ息子が呼ばれましたが、いつも通り心臓の音と喉の奥を確認したあと、鼻の奥に棒を差し込まれていました。話には聞いていましたが、これがインフルかどうかを判断する方法なのですね。
診察室から出されて数分後、また呼ばれてみると検査薬のA型のところにしっかりと線がありました。我が家初めてのインフル患者誕生の瞬間です。
日曜日に友達に家に遊びに行けなくなったと知った長男は泣いていました・・。
いただいたのは粉末状のタミフルと熱さましの薬。
一度息子を連れて帰って、薬局に行きました。タミフルは1日朝晩2回を5日分です。これは必ず飲み切ってくれと言われました。
症状と療養の様子
息子は風邪をひいても胃腸炎になっても、とにかく吐くことが増えます。ちょっと水を飲んでもアイスを食べても吐いてしまうのですが、今回のインフルでも症状は同じでした。
吐く前は本当に気持ち悪そうで辛そうでかわいそうになります。
本人は一人で寝るのが寂しいらしく、リビングに布団を敷いて寝ていました。
普段であればもちろんこんなところでTV見てたら怒りますが、今日は特別。苦しそうです。
他の家族もウィルスを持っている可能性があるので、外出は控えました。おかげで他の子もこんな近くに・・。
夜は一応寝室を分けて、私がリビングに布団を敷いて一緒に寝ました。
その後の経過
今回インフルに罹ってお医者様に聞いて知った点が2点あります。
・発熱した翌日から5日間は学校に行ってはいけないこと
・タミフルは、一応異常行動の可能性もあるから、一人にしないこと
長男は金曜夜に発熱なので、水曜日まで学校を休むことになります。妻も私もちょっと仕事が忙しい時期だったので、月曜は妻が、火曜日は私が休むことし、水曜日はその時決めましょうということに。
タミフルは粉末状、一日二回朝晩に飲むように指導を受けました。苦いらしく、小1なのに飲むのを嫌がります。吐かれては意味がないので、アイスに混ぜたりパンに塗るチョコレートに混ぜて味変して飲ませました。
初めての経験でどれぐらい続くのか心配でしたが・・。タミフルのおかげか予防接種がそれなりに効果があるのか、熱や吐き気は二日ほどで収まりました。
みるみる元気になった子供は、それまでの分を取り戻すようにはしゃいだりしゃべったりおどけたりしています。本当にほっとしました。
ですが・・、「我が家はインフルに強い」。
それは幻想でした。我が家のインフル禍の始まりに過ぎなかったのです。。
続きます。