カメラ初心者、主な被写体と言えば子供と家族、そしてせいぜい街角スナップ。
そんな私が何故か、キヤノンさんの超高額フラッグシップ一眼レフ、EOS 1DX Mark2を購入してしまいました!
使ってみてのファーストインプレッションも書きたい事は溜まっているのですが、まずは備忘録として、何故こんな贅沢なことをする決意をしたのか、今回はその経緯を書き残しておこうと思います。
このカメラを選んだ理由
このカメラを使いたいと思った理由は、こちらのエントリにまとめてありました。
概要としては、
・画質と機動力(レスポンス)の両方を備えたカメラが欲しい
・おそらく1DX系を使える人生最後のチャンス
・写真を一生の趣味(目標)にしたい
・妻の賛成
というもの。
これらは購入を後押しする強いモチベーションになってくれました。
ネガ要素
欲しい=買うには、もちろんなりませんね。
購入前の段階からネックとなる要素はいくつもありました。大雑把にまとめますと、ネガティブな要素はこれらでした。
・資金面
・使い勝手の悪さ
・5D Mark4のほうがいいんじゃね?
ひとつひとつ、私は結論を付けて行ったのでした。
資金面
まず・・というか最大のネックが資金なのですが。
お小遣い制パパで、貯金も大事なヘソクリもカメラに霧散された身。どう頑張っても1DX2の価格に届くわけがありません。
Canon デジタル一眼レフカメラ EOS-1D X Mark II ボディ EOS-1DXMK2
- 出版社/メーカー: キヤノン
- 発売日: 2016/04/28
- メディア: エレクトロニクス
- この商品を含むブログを見る
ですが、なんとなんと!!家計費から夫婦にお小遣いが出ることになったのです!!
私個人はヒモジくみじめな毎日ですが、実は家庭としては家を購入するための頭金は貯めていました。そして今年やっとマンションを購入したことで、家計の方向性がようやく定まったという時期になったのです。しかも中古マンションということで、ほんのちょっと想定よりも頭金を減らせるかもしれないと。
そんな背景の中、長男が小学校に入学。7年弱もの間、親戚も近くに居ない中で3人の育児のへの頑張りに対し、「頑張ってるよねボーナスがあってもいいんじゃないか!?」という思いが我々夫婦に沸いたのです。
特に次女が生まれて以来、私たち家族は一度の旅行すら行ったことがありません。行きたかったハワイ旅行も絶対に無理だと諦めました。
なので今回、頑張ったボーナスに「もし旅行に行っていたら・・」分ぐらいの分をお小遣いとして、お互い好きなものを買おう!ということになったのです。きっとこんなボーナスは人生最後ですが(^^;)。
私はこのあまりに幸運なお金をすべて、このカメラにつぎ込むことにしたのです。
もちろん、さすがにこれだけでは資金的には足りないので、毎月のお小遣いを貯めるとともに、特別なカメラであったEOS 6Dなどできる限りのものを手離し、発売後3カ月ほどたってからようやく資金に目途が立ったのでした。
個人的にはそれぐらい無理して購入したカメラになります。ただ何とか、ラッキーがあって資金は届いたのでした。
使い勝手の悪さ
1DX2の使い道としては、それまで使っていたEOS 6Dの置き換えとなります。
6Dは自宅のリビングに置き、何かあると直ぐに手に取って家族の表情を撮っていました。また外に遊びに行くときにも気軽に持ち出し、沢山の思い出を美しく残すことができました。
6Dの良かった点は、軽くて小さくて手に取ることに躊躇をしないというところも大きかったのです。
これ、1DX2とは完全に逆行しますよね。
なんせ6Dが755gであるのに対し、1DX2は1530g(!)もあるのですから。そしてレンズを装着する位置が高いせいでレンズの重さで前のめりになるため、簡単にポンと置くこともできない=リビングに置けなさそうだったり、外への持ち出しも難しくなってシャッターチャンスが減るかもしれないし、カメラバッグだのCFastカードなど追加資金も多くかかりそう。
なんか良いこと一つもなさそうにも見えるのですが(笑)。
それでも、6Dを超える性能が子供写真の失敗を減らしてくれるんじゃないか、という希望から1DX2への置き換えを決めたのでした。
使い勝手が悪くなることは受け入れて、この機種を選んだのです。
5D Mark4のほうがいいのでは?
私が購入を決意した時点で、EOSのハイアマチュアモデル・・というかプロの方も使っている5D Mark4が発売直前であるという噂はありました。
正直、私の使い方であれば1DX2も5D4も引き出せる性能面は変わらなそうです。しかも解像度などの点で画質は5D4が上回るでしょうし、カメラ自体の大きさやSDカードとCFカードが使えることなど、使い勝手を含めあくまで私の使い方としては1DX2を上回る機能を携えたカメラであることは想像がつきました。
しかも値段的には約20万円の差があります。
Canon デジタル一眼レフカメラ EOS-1D X Mark II ボディ EOS-1DXMK2
- 出版社/メーカー: キヤノン
- 発売日: 2016/04/28
- メディア: エレクトロニクス
- この商品を含むブログを見る
Canon デジタル一眼レフカメラ EOS 5D MarkIV ボディー EOS5DMK4
- 出版社/メーカー: キヤノン
- 発売日: 2016/09/08
- メディア: Camera
- この商品を含むブログを見る
この20万があれば、より良いレンズを買うもよし、カメラ以外に使うもよし、枯渇したヘソクリを満たせば数年間は安心して暮らせるでしょう。
考えれば考えるほど全てのベクトルは5D4を向いていた!しかし!!やっぱり一度現役のフラッグシップ使ってみたい、使い込んでみたい欲求には勝てませんでした。
メリットデメリットの判断ではなく、感情面を優先して購入したのです。
正直、どうしても1DX2で我慢ができなかったら、当分の間は5D4への買い替えも可能だという思いもあります。
5D4への興味も尽きることが無かったのですが、私は1DX2を選んだのでした。
憧れと最後のチャンス
以上が1DX2の購入を決意した理由です。こんなことを考えた経緯を経たのでした。
全てのロジックを無視して、このカメラへの憧れだけで購入することにしてしまいました。
今回のチャンスを逃したら、きっと一生フラッグシップをわが手にすることはできなかったと思いますし、ずっと後悔するんだと思うのです。
そして購入したときはやはり気持ちが高揚しましたよ~。
まだまだ使い込めていないのですが、時間をかけて私の手足にしていきたいと思います。