家庭での子供撮り用カメラとしてEOS M10を購入し、約4カ月経ちました。日常どのような運用をしているのかとカメラの感想について、纏めてみます。
なお、このカメラを選んだ目的とファーストインプレに付いて纏めているので、よろしければ合わせてご参照ください。
このエントリのM10を写している写真以外は、全てM10でjpg撮って出しの画像をフリーソフトでリサイズしたものです。
常にリビングに、三脚の上に
購入時の目的の通り、基本的には子供撮りとして使っています。
ほぼ室内メインなのでストラップも付けず。以前Wiiリモコンのストラップを付けていたのですが、子供たちがゲームをやるようになったのでそちらで使うため外しました。
そしてこのカメラ専用に、白いマンフロットさんのこの三脚を購入。
使っていてこの人気に納得。安くて軽くて安定していて、ミラーレスやコンデジにはもってこいです。
M10メインなので、色を合わせて白としました。
常にリビングにこの状態で置いています。
付けたままSDカードもバッテリーも出し入れできます。
ちなみに、キャンペーンで頂いたボディジャケットはイマイチ過ぎて一度外した後は使っていません。。
せめてもうちょっと質感が良いか、バッテリーなどを付けたまま取り出せるかのいずれかであれば・・。
そして、動画を撮る場合はこんな風にするととても持ちやすいです。
撮影も絞り優先がメインですが、ホワイトバランスもピクチャースタイルも基本はオートで、ほぼそのまんま撮っています。背面の色味が意図と違ったり、被写体ぶれが起きそうな場合は適宜Qボタンから調整ですが、追い込むようなことはしていません・・って私は一眼レフでもそうなのですが。。
EFレンズは使ってません
EOS Mシリーズは専用レンズが少ないのが難点ですが、アダプターを噛ますことで豊富なEFレンズを使うことができます。
私も初代EOS Mのダブルレンズキットに付いてきたものを持っていますが、あまり使いません。折角小さなボディなのに、EFレンズを使うとそのメリットをなくしてしまう気がするんですね。
私にとっては専用のEF-Mレンズの画質で十分です。
ただ、ネットで読んだのですが、「Mボディを使いたいわけでは無く、レンズを使うためにMボディを使う」という意図であればなんとなくわかります。
EOS画質
画質は期待通り、EOS一眼レベルでした。
このサイズのカメラで、簡単に、綺麗な写真が撮れる。オートの画質も良いし、一眼カメラとして本格的な撮影もできる。これがEOS Mシリーズの特徴であり、これはM10にもしっかりと引き継がれていると思います。
酔っ払いながら適当に撮った写真。いつも手元にあるので、どうでもいい写真も増えます(笑)。いつか懐かしく思い出す日が来るのでしょうか。
適当に撮ると、室内では被写体ぶれになりやすいので注意。
動画も30fpsではありますが、良い思い出が残せていると思います。特に、チルトするので子供と一緒に自撮りするのが楽しく、子供たちも喜んでくれている様子。
ただ、私の大好きなEF-M22mmはAFが遅くてピントも外れやすいので、動画サーボAFでの動画撮影にはお勧めしません。
FDレンズでマニュアルフォーカス撮影
EOSになる前のキヤノンレンズであるFDレンズをEOS Mマウントに付けられる、変換アダプターが売っています。
私はこれを買いましたが、もっと安いものもあります。
もちろんマニュアルフォーカスになるのですが、実はEOS M10には約5倍/10倍拡大表示が可能な上、MFピーキング機能もあります。これによってMFもとてもやりやすく、そして楽しいんですよ。
3000円もしないFD28mmF2.8にて。
ちょうど子供が抱っこ紐で寝てくれたので、のんびりMFして撮りました。MFは楽しいですね。
ただこれぐらい天気が良いと、背面液晶ではMFピーキングの色が分かり辛いこともあります。EOS M3のEVFならもっとつかいやすいのでしょう
自転車と共に
最近クロスバイクを購入し、休日の朝子供たちが起きるまでの時間で走りに行っています。
カメラバッグに一眼レフと共にEOS M初代かM10を入れていくのですが、やはりチルトすると使いやすいですね。
シンプルな機構のチルトなので素早く持ち上げられるし、そのあとはタッチシャッターで即ピント位置を設定してパチリ。シンプルでいいです。
NFCやWifiがついているので、そのまま画像をSNSにアップすることも容易にできます。特にNFCは良いですね。カメラの電源がOFFでも接続すると自動で起動してくれるので、手間が少なくすみます。
運用面としては以上です。
使用している感想
M10の私の印象は、「安価で綺麗に撮れる、優等生はいチーズ!カメラ」というものです。
とにかく簡単に、EOS一眼の綺麗な写真が撮れます。
ただやはりレスポンスはのんびり過ぎて、私では動きものは全く撮れません。室内では1歳児が歩くスピードでも撮れないので、私は完全に捨てています。一方、止まっている風景や子供の表情、「はいチーズ!」と相手に準備してもらって撮るような場合は綺麗な写真が撮れる、という感じです。
画質や機能は優れていて値段を考えると非常にコスパは高い優等生です。
ですがまとまりすぎていて尖ったところが無いというか、正直ガジェットとしての面白みとしてはイマイチかも・・。手に触れている質感としては初代のほうが好きです。
ですが、40越えのおっさんなんぞこのカメラのターゲットでは無いはずなので、むしろ私の好みでは大変。そんな私でも便利に使えているのは間違いないです。
シンプルに、比較的安価に、EOS一眼の綺麗な写真が撮れる。
地味で話題に上ることも少ない印象ですが、良いカメラですよ!
初めて購入されるなら、レンズキットがお勧めです。
また、作例と言うほどではないのですが、M10で撮った写真も以下の下手っぴブログにアップしております。
カテゴリで「EOS M10」を選択すれば見られますので、よろしければ合わせて参考にしていただけると嬉しいです。
長々と失礼いたしました。