他力と自力と

家事と育児に追われるおじさんの、日記代わりの備忘録です

3歳の娘に「わたちがやるからあっちいってて」と言われてしまいました・・

先日、5歳10カ月の長男と3歳7カ月の長女が通う保育園で発表会がありました。

これは当日の朝、登園前の話。

 

起きて来た長女の髪がボサボサで飛び跳ねまくってます。普段は特に気にしないのですが今日は大事な発表会の日、髪を整えてあげることにしました。

 

洗面所に連れて行ってブラシを当てようとすると、長女はまず「おかあたんが良い」と言いました。今忙しいからお父さんやってあげるよ、と答えると、今度は「鏡見せて」と要求してきました。まだ背が小さいため、洗面所の鏡を見るには台に乗らないといけないんですね。私は軽い気持ちで髪をなでつける程度に考えていたのですが、本人としてはしっかり自分で確認したい、ということなのでしょう。

本来であればここで気付くべきでしたが・・。

 

そして実際に髪を梳かしてみたのですが、これがなかなか上手くいかず。

考えてみると、自分が普段丸坊主にしているためブラシなどは使わないし、子供の髪質に慣れていないのでした。ショートとはいえ私からしたらだいぶ長いし、細い。引っ掛かると痛そうなので、そこだけは注意してゆっくりやっていたのですが・・。

私がとけばとくほど、サリーちゃんのパパのように外に広がってしまったのです。あらららと苦笑していると髪を見た長女は一閃「もう私がやるから、あっちいってて」と言ってきまして。

その時この愚かなおじさんははじめて気づいたのです。女子の髪に触れるからには、覚悟が必要である、ということに!

 

洗面所から閉め出されたあと、戻ってきた娘の髪には私が作ってしまったハネはすっかり無くなっていました。本当に自分で直したようです。

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今まで髪を自分でとかすことは無く、どきどき人形やお母さんの髪にブラシを入れるぐらいだったはずなのですが・・。

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遊びのなかで技術は磨かれていた、ということですな。

成長を嬉しく感じる・・というより、何気なく垣間見えた女子力の底力に恐怖すら感じまして。「もうお父さんってほんとイヤ」とか言われる日も遠くないんだなぁと暗澹たる気持ちになりました。

 

可愛くて仕方ない娘に嫌われるのは怖いよぅと思った、というお話でした。

確か家にあるのはこれですが、新しいメルちゃんも出ているようです。