私がカメラを使い始めて以来、子供たちもちょっと興味を持ったようでした。
特に5歳になった長男は一眼レフのファインダーを覗いて撮るのが面白いらしく、やたらと6Dを使いたがります。ですが流石に大事なカメラを渡してほっておくのは心配だったので、代わりのカメラを購入してみました。
ヤフオクでゲットした、初代EOS Kissです!
安く落札できたのですが、本体は綺麗で、しばらくは息子もカシャンカシャンと空撃ちしたり、レンズや裏ぶたを外してシャッタースピードの違いで動作が変わるところを試していました。
ですが、子供が使うのにフィルムはもったいないので入れないでいると不満が出てきた様子。カシャンと撮った後背面を観て(現代っ子ですな)「撮ったの観たいな~」と言っていたので、このKissはちゃんとした人に使ってもらおうと手放し、別途安いデジタルの一眼レフを探してみました。
子供のおもちゃに出せる値段のデジタルはヤフオクでもなかなか見つからなかったのですが、近所の中古カメラ屋さんを覗いた時に、いわく付きなのでこれでよければと進めていただいたのがこちら!
EOS Kiss Digital Nです!
(主な仕様は公式さまをご覧ください)
「いわく」というのは、充電を入れるばねが弱くなっているとかで、充電池にひと工夫(セロテープを張って高さを作る)しないといけないとのこと。ですが、それ以外はほぼ完動品だし、見た目も綺麗。これをボディのみ5000円で譲っていただきました。
6Dローンを妻に背負っている身としては5000円も躊躇する値段ではありますが、カワイイ息子のために、あとはこういう出会いは活かそうと思っているので、清水の舞台から飛び降りるつもりで(我ながら小物・・)!購入しました。
購入した後に調べてみたのですが、これはちょうど10年前の2005年、デジタル化されたEOS Kissの2代目として発売されたそうです。
背面には液晶があり、その小ささは時代を感じさせるものの、機能としては既に一通りそろっています。デジタルならではのホワイトバランス、ISO感度(100~1600までの5段階で固定)の設定などは勿論、RAWで撮れたりモノクロ設定や画像回転などもあり、正直「完成度高いな~」と感じました。
また、画面が小さい分、今のKissには無い設定が見られる液晶画面が背面にありますね。
そして画質としても、800万画素ながら私レベルであれば十分一眼レフの綺麗さを楽しめます。
あまりに仕事が忙しくて、週末も雨で写真が撮れないので、朝15分ぐらい早く出させてもらって仕事前に撮った桜です。
間違えて朝日の中、露出補正を高くしたまま撮ってしまったハイキーの失敗作ですが嫌いじゃない写真。
さすがに高感度はざらつきますが、流石はAPS-Cといった背景ぼけ。
更に軽くて(485g)、シャッター音も「シャ・ピー!」といった感じの心地よいものでした。
そして子供たちの反応も上々!
長男のみならず
長女も楽しんでいる様子。
ただまぁ案の定、子供たちは直ぐに飽きちゃってましたが(笑)。
でもこのカメラ、本当に買って良かったです。何故なら私がとっても気に入ったから!
軽さ、扱いやすさ、ちょっとしたレトロ感、そしてシャッター音のかわいらしさ。家で子供たちを撮る時に、G7Xとは違った手軽さと楽しさがあります。
鞄に入れて持ちだすのも6Dほど無理はなくて、G7Xほど傷がつくことを恐れないので遠慮なく使えるというか。それでいて一眼画質で撮れるし、なにより撮っていて楽しいのです。
CFカードも8Gのものを買ってきて、お気軽ショットを量産しております。室内の暗さには弱く、暗い写真が撮れることも多いですが、それでも印刷したくなるような写真が撮れた時の喜びはまた格別です。
偶然手に入れたカメラですが、最高のお買い物ができました。
手放すことなく壊れるまで使っていこうと思います!