他力と自力と

家事と育児に追われるおじさんの、日記代わりの備忘録です

カメラ弱者パパが無理して買ったEOS 6Dの感想

妻に借金をして購入したフルサイズ一眼レフ、Canon EOS 6Dを購入して1ヶ月となりました。ほぼ毎日使って子供たちを撮っています。本機は2012年発売であり、Mark2のうわさもあるとかないとかという時期なのですが、今回は今の時点での弱者なりの感想を書いてみようと思います。

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※このエントリの写真は、ここ以降全てEOS 6Dで撮った後にフリーソフトで縮小したものです。色や構図のみ参考にされてください。全てjpgのみで加工はしていません。

 

ファインダーを覗く楽しみ

前回のカメラエントリでは、EOS Kisss X6iを購入しながらもすぐに手離してしまったことについて書いてみました。

tarijiri.hatenablog.com

ここでも述べていますが、その理由として最も大きかったのがファインダーを覗いた時の感激が薄いこと。6Dのはファインダーはやはり綺麗!広い!明るい!実際に使ってみて気持ちがいいです。特に晴れた日の外などの明るい場所では、覗いただけで空間すら綺麗でハッと息を飲むほど。この気持ちよさを写真に収めたいという気持ちになります。

室内でも、やはり視野が広いし明るいため使いやすい。このサイズの中にどのように子供を描くか、と考えながら撮影のするのは楽しいです。

何故か芽生えてしまったファインダーへのこだわりは、十分満たされました。

 

室内でも綺麗に撮れる

この「綺麗」というのが弱者である私が感じるレベルということで恐縮ですが、室内でも写真が簡単に綺麗に撮れると感じています。私も最近知ったのですが、そもそも室内で写真を撮るのは結構難しいことなのです。

室内は思っているよりも暗いそうです。あわてて写真を撮ろうとシャッターを押してるのにシャッターが切れなかったなんて経験は有りませんか?今にして思うと、暗いために光量が足りなくてシャッター切れないんですね。

撮れないほどでは無くとも、暗いことでシャッタースピードが遅くなって手ぶれしやすかったり、ISO感度が上がって写真がざらついてしまったりしてしまうことが多いのです。

なのですがこの6Dは暗所に強いため、室内でも写真が撮りやすいのです。主に子供たちをとっている私としては、昼でも夜でも室内撮りが多くなるので、これは非常に私に向いていました。

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この写真はISO12800で撮ったもの。ざらつきはありますが、日常写真程度ならば十分!

 

肌の質感

これも主観にすぎないのですが、6Dで撮れるのはキリッとした解像感あふれるエッジの効いた写真というよりは、やわらかく優しい感じです。子供たちの日常を収めるには合っているような気がします。

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肌の質感もいいですよね!Canonのカメラは色味が良いと言われているそうです。

 

背景ボケも簡単

子供の顔を撮るだけで、簡単に背景ボケになります。これはまさにフルサイズの恩恵(・・なのだそうです、理屈は分かりませんが)でしょう!

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これ以外にも、裏の液晶画面が綺麗で見やすいなどなど、良い点は多くて基本的には大満足で使用しています。なのですが、いまいちな点もやはりありまして、それについても書いてみます。

 

レンズが高い!

これは6Dに限らずなのですが、フルサイズ用のレンズは非常に高い!10万円を切ると安く感じてしまうようになりました。マヒですね。私は1万円以下のレンズを使用していますが、本当に綺麗な写真を撮るには一つぐらい良いレンズが欲しい・・。

 

バリアングルじゃない

6Dはバリアングルではなく、主にファインダーを覗いて写真を撮ることになります。一応はビューファインダーとして背面の液晶に映して撮ることもできますが、さらに一手間かかってしまいます。ですので、子供の目線の高さで写真を撮ろうとすると、どうしても屈まなくてはいけません。特に室内でハイハイを始めた子供を撮ろうとすると、どうしてもワンテンポ遅くなってしまい、シャッターチャンスを逃してしまいがち。

まだ幼い子供を室内で撮る写真としては、バリアングルのほうが向いている場面が多いと感じています。私はさっと撮る時は、G7xを選んじゃいます。

 

子供を撮る動画は向かない

動画ではオートフォーカスが効かず、固定かマニュアルでピントを合わせるしかないため、手軽に動き回る子供たちの動画撮影するには向いていません。

逆に映画のキャメラのような使い方でじっくり風景などを撮るには良いのかもしれませんが、まだそのような使い方はできていません。私にとっては写真に特化したものとして使用しています。

 

徒歩で子供たちと出かけるときには持っていきにくい

我が家では家族で出かけるとき、私が8カ月の次女を抱っこ紐で抱えます。その上で上の二人も一緒なので両手は常に空けておきたいところ。そうすると、フルサイズとしては軽量の6Dですが、流石に首に掛けたり持って移動するのは難しい。

逆にこんな時はポッケに突っ込めるようなコンデジが都合が良くて、家族で外出の際はG7xばかりになってしまいます。近所の公園に行く程度ならば持っていきますが、「お出かけ」となると、とりあえず次女が一人で歩けるようになるまでは6Dではあまり写真が撮れないかもしれません。

 

なお、写真のオートフォーカスが弱いと良く言われますが、私は中央一点しか使っていないので良く分かりません。今のところは子供を撮影するのには苦労していません。ただ、こちらに向かって走ってくる、つまり速く近付いてくる子供にピントを合わせるのはちょっと大変かもです。

 

とりえあずこんなところでしょうか。

勿論大満足しておりますが、まったく使いこなせているとは思っていません。子供たちの日常を撮るカメラとしては、私にはオーバースペックかもしれません。

ですが、やはりファインダーをのぞいてシャッターを切る、という楽しみは便利さが売りのコンデジではまかないきれないもの。私のレベルが6Dに見合うよう成長を目指して、じっくり使っていきたいと思います。

 

2016年2月追記

一年使い続けてきての感想を書いております。

tarijiri.hatenablog.com