他力と自力と

家事と育児に追われるおじさんの、日記代わりの備忘録です

子供を二人連れて、ドラえもん映画を見に行ってきました。

2歳の娘、映画館デビューです!その映画は「STAND BY ME ドラえもん」でした。

 

週末、里帰り中の妻の実家に行き一週間ぶりに子供達に会った時、テレビ放送で流れている秦基博さんが歌うこの映画の主題歌を、四歳四ヶ月の長男と二歳一ヶ月の長女が合唱して聞かせてくれました。今まで子供向けの曲を熱唱するのは聞いたことがあったのですが、いわゆるJポップ的「本当に良い曲」というか、AメロBメロやサビがメロディックでかつ優しい歌詞、しかも秦さん特有の字数の多い曲を、子供の声で歌っているのがとても面白かったんですね。

何度も録画したドラえもんを見返している様子に、「そんなに好きなら連れてってみようかな」と考えました。

 

ですが、やはり子供たちを映画館に連れて行くのは不安がありまして。

まず、新生児がいるので私か妻のどちらかが一人で二人を連れて行かなければいけないこと。

また、長男は一度キョウリュウジャー仮面ライダーウィザードの映画を観に行った経験はあるものの、その時と同様とにかく飽きっぽくて最後まで持たないのじゃないかと思っていました。長女は普段映画DVDなどをじっくり集中して最後まで観る気質があるものの、まだ2歳になったばかりで人生初の映画館での鑑賞、一つの椅子に座っておとなしくしてくれるか心配でした。

とはいえ、普段のDVDなどの鑑賞態度から二人とも楽しく最後まで観られる可能性は高そうだし、二人に聞いたところ「行きたーい!」ということだったので私が連れて行くことにしました。妻にちょっと休み時間をあげたいという気持ちももちろんありましたし。

 

実際に行く前に、子供たちには映画館についていろいろとイメージさせました。

沢山の人と一緒に見ること、映画は長いこと、会場は暗くなっちゃうこと、画面や音が大きいことなどなど。そして、「ちゃんと最後まで観られるかな?帰りたいとか言い出さないかな?」と約束しました。

映画館は妻の実家の最寄り駅のそばにあるので、徒歩で向かうことができます。15分程度歩くのですが、二人とも抱っこもありつつしっかり歩いていました。私一人が二人を連れてアミューズメント施設に行くというのも初めてだったので心配でしたが、子供たちが頑張ってくれたようです。

映画館に入ると、流石は夏休みで親子連れがヒジョーに多い!初めて迷子の不安を味わいました。そんな中やはり長男のほうは言うことを聞くし、心配性で真面目(私に似てます・・)。娘が父の言いつけに従わず勝手に行動するのを制御しようとします。ですが奔放な娘はその悉くに反抗し、言うことを聞きません。そんなコントラストも面白かったです。

 

会場ではまずチケットを買いました。この映画は3Dもあるのですが、子供が見るということでもちろん2Dを選択。席はすでに3分の2が埋まっていたので、ちょっと前目で探すことにしました。もし娘がぐずった場合は外に出すしかなくなるので出入口の近く、で真ん中の席ではなく、端っこの5席程度の狭い箇所で、隣には他のお客さんがこなさそうなところにしました。

チケットの後映画のパンフレットを買いました。私は普段の鑑賞ではパンフは買ってないのですが、今回は映画が始まる時間まで気を引くためと、娘にとって初めての鑑賞映画なのでその記念です。チケットは席が決まっているものなので、できるだけ時間ぎりぎりに席に向かいました。

ちょっとお菓子などを食べさせたところで予告編が開始。何故か「ブルージャスミン」の予告が流れ、なぜこんな客層で!?と驚きましたが、そのあとは子供向け家族向けのものになりました。ですが、小さな子供を連れているとできるだけ予告編は短いほうが助かりますね。

 

実際に映画が始まったところ、子供たちは落ち着いて観ていてくれました。

特に娘はずっと黙ってじーっと観ています。自宅でDVDを観ているときと同じような集中力でした。ですが最後の20分ぐらいは私の腕にもたれて寝てしまい、クライマックスとエンディングの秦さんの曲は観られなかったようです。

息子は前半の内から黙って座っているのが辛くなってきたようですが、最後まで我慢できていました。クライマックスでちょっと顔を覗いたところホッペに伝う涙!?いや見間違い?という感じだったので、映画が終わって「泣いたの?」と聞いたら「泣いてないよ」との回答に真相はわからずじまいでした。。ですが、そのあとシャワーに入れながら「ドラえもんどこがおもしろかった?」「わかんない」と話の内容は把握できていないようでしたので、泣いてなかったということでしょう。

※追記

後日聞いたら、やっぱり泣いていたそうです。たぶん息子人生初、感動して流した涙でしょう。

「どうして泣いたんだろ?」と聞いたら、やはり答えは「わからない」でしたが(笑)。


映画館はお子さんが多かったので、途中で泣き出す子や上映中に出入りする親子連れが何組かいましたが、それぞれ子供連れの大変さは共有している雰囲気だったので問題は感じませんでした。

 

私にとってもちょっとチャレンジでしたが、子供たちは「また行きたい」と言ってくれているので、連れて行ってよかったです。子供たちはまだ小さいのですぐに忘れてしまうかもしれませんが、私にとっては大切な、夏の思い出ができました。