他力と自力と

家事と育児に追われるおじさんの、日記代わりの備忘録です

2014 J2 第7節 京都 2 vs 2 山形

アウェイでは勝てませんね・・。

 

相手の京都さんは2年連続J2で3位と悔しい足踏みを続けていますが、もちろん昇格への再有力チームの一つです。中盤から前線の戦力を伸ばし、今年こそ昇格!という思いも強いでしょう。

 

そんなチームを相手に、アウェイで山形は非常に良い入りをしたと思います。

今節先発となった萬代選手を先頭に前線からプレッシャーを掛け続けて、あまり相手にプレーをさせませんでした。そんななか、前半9分の宮阪選手のスーパーFKが決まり先制!これは良い流れかと思いました。

・・が、山形も攻撃が繋がらずに停滞。今年はパスミスが昨年以上に増えたような。。

 

お互いミスが目立ち膠着した試合でしたが、徐々に京都さんに押し込まれます。そして大黒選手がサイドに出したボールを石櫃選手の完ぺきなクロスに、ニアに飛び込んだのは大黒選手。。ほんとうにすごい選手で、彼だけをずっと追って見ていると面白いのですが、このシーンも失点のにおいがして大黒選手を見ていました。完ぺきでしたが、クロスも簡単に上げさせたし、大黒選手の動きを予想できなかったし、どうしようもないですね。

 

後半、先に仕掛けたのは山形。FWを川西選手に変え、中盤に秋葉選手を投入。交代して入った秋葉選手がこぼれ球を素晴らしい予測で拾い、宮阪選手の今日2得点目をアシスト。宮阪さまさまです。

京都さんはFW2枚を投入しプレッシャーをかけます。山形は今期初出場となる松岡選手を終盤に投入し、逃げ切りの体制を固めますが、ロスタイムまたもや大黒選手にやられました。。

 

相手のパワープレーに対し、跳ね返りが弱かったボールを繋がれてしまい、ゴール前の混乱の中、落ち着いたプレーで大黒選手のゴールが決まりました。本当にあと数分、悔しい失点でした。

相手のFWがフレッシュという意識もあったでしょうが、ボールを跳ね返せなかったのも、やはり大黒選手のプレッシャーでDFが下がらされているんですよね。本当に大黒選手一人に負けたような試合でした。

 

伊東選手を欠く山形は攻撃がパス中心なのですが、そのパスがディエゴ選手を経由したとしても繋がらず、切れ込んでのクロスなどのシーンは皆無となりました。

昨年と比較して怖さが減ったと感じます。

上げたゴールもセットプレーやロングシュートがほとんどで、崩して取った失点は少ないのではないでしょうか。

一方の守備も、残り数分1点を守り切るような粘り強さがなく、カウンターからの失点はへったものの、結果的には昨年からの向上は見られません。

 

内容は悪くないので、ひとつきっかけがほしいところですが、このままでは昇格なんぞ夢のまた夢。石崎監督がどう軌道修正してくれるか期待しています。

京都さんを相手にアウェイで勝ち点を積んだのは最低限良かったですし、今年は連敗はまだありません。J2は中盤以降の伸びが重要なので、そこを目指して頑張ってほしいです。

 

そういえば今回も解説は奥野監督でしたが、あの落ち着いたトーンの解説はとても好きです。

監督時代はあまり戦術的なことを語らなかったので、毎回新鮮。解説者としても指導者としても、今後も活躍を期待します。