他力と自力と

家事と育児に追われるおじさんの、日記代わりの備忘録です

勉強面でも、漫画の力はすごい!

やはり漫画は強い!

最近6年生の長男を見て、漫画による学びの偉大さについて改めて気づかされました。

 

我が家のリビングの本棚には、こんな一角があります。

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日本の歴史の漫画、そしてドラえもんシリーズの学習漫画です。

これ、長男が高学年になって急にハマり出したのです。

 

ドラえもんの漫画を数冊、近所のおばさんにいただいたのがきっかけでした。

最初のうちは長男も全く見向きもしていなかったのですし、私も漫画は古いし絵はあまり上手くないし(・・失礼)、とりあえずいただいたのと本棚に空きがあったので置いておいただけでした。

ですが5年生になったころでしょうか、気がつくとその中の「らくらく勉強法」という本を繰り返し読んでいたのです。

 

この漫画に書かれていた勉強法は、今でも息子のベースになっていると感じます。

漢字などは授業と宿題だけで覚えるのですが、それはこの本のやり方を本人が信じてやっているからだと思います。

 

やがて受検勉強で算数が難しくなってくると、苦手分野に関してこのシリーズでリクエストしてきました。少しでも理解がしやすくなるならと直ぐに買ってあげていたのですが、このシリーズが本当に好きらしく、ギャグに笑いながらも要点を身につけたようです。

これまでは彼が算数が好きなので算数分野ばかりでしたが、つい先日「このシリーズで読解力の本があるみたいだから、それ買ってもらっていい?」と自分で調べてリクエストしてきたのでした。

 

 こちらは日能研さんも関わっているんですね。

本人が自分の課題を感じていて、それを解決するために本を探してきたというのがとても立派だなと感じました。本人が期待するように理解は深まるでしょうか。

 

ドラえもんシリーズの他に、日本史のシリーズも最初の3冊ほど買ってみました。

今時の絵もかっこいいこちらのシリーズです。

私は個別に買ってきたのですが、まとめて買った方が良かったか・・。

 

私自身が日本史を忘れていたこと、そして万が一子供たちの誰かが興味を持ってくれたら嬉しいな程度の気持ちで買っていて、私も1回読んだ後はこちらも誰も読まないままに本棚に入れておいたのですが・・6年生になった息子から急に、続きを買ってきてと頼まれたのでした。

いつの間にか手にとって読んでいたのですね。

 

この後は続きを1〜2冊買ってくると直ぐに繰り返し読んでいるようで、暇があると続きをリクエストしています。こちらもとても面白いのだそうです。

ちょうど6年生の1学期の後半から日本の歴史を学ぶそうなのですが、既に得意科目になっているかもしれません。

 

これらの漫画、無理に読ませようとして買ってきたわけではありません。

なんとなく本棚に入れておいたら、息子が高学年になって急に自ら読み出したのです。

そして偶然にも楽しむことができたのでしょう。

やはり、自発的に興味を持って知ろうとすることが一番楽しそうだし力になりそうですね。長男で味をしめた私は、長女次女ようにドラえもんの算数の漫画を買ってきて勧めてみましたが、全く手にとってくれません。。

 

まんがという形式なので、とっつきやすいということはあるかもしれません。長男の性格もあるのでしょう。ただ目の前に置いておくことで、時期がきたら子供は自分の興味のままに学び出すことがあります。

漫画を買ってきて本棚に漬けておいてみるのはいかがでしょうか。

 

 角川漫画には、別冊四冊がついたセットもありました!

 

6年生1学期、中学受検に向けて習い事を整理しました

日々中学受検勉強を頑張っている6年生長男ですが、3つの習い事をしています。

・所属しているサッカーチーム(休日)

・サッカースクール(月曜日)

・水泳(水曜日)

 

中学受験をされるご家庭でも、お子さまの習い事についての考え方は様々だと思います。

 

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習い事によって時間を取られてしまうことをマイナスとする考え方もありますし、一旦辞めることで受験という目標に集中した毎日にする、ということもあります。

逆に習い事を気分転換としたりお子さまのモチベーション維持のためという考え方もあるでしょう。或いは、習い事の方を本命に考えていたら(プロを目指すなど)、中学受験はしたいけれどもキャリアの空白を作れないということもあり得ますね。

 

志望する学校の難易度によっても考え方が変わるかもしれません。

倍率が高い学校だと”競争”という概念が必要になることもあり、自分の頑張りだけではなく他の子よりも良い準備ができたか、と考えなければいけないかも。その分時間はかかりますし、習い事にエネルギーをかけられない

 

そんななか、長男の勉強時間や負担が増えてきました。後回ししていましたがようやく、習い事の整理を考えました。

長男が志望しているのは非常に倍率の高い公立中高一貫校で、難易度も高いです。

一旦習い事は辞めて、受検勉強に専念するのが一般的でしょう。

 

ですが長男にとってはサッカーも大事。サッカーも好きですし、サッカーを通じて友達と繋がることも大切そうです。所属チームではキャプテンにさせていただきましたし。

 

tarijiri.hatenablog.com

 

なのでサッカーは引き続きやろうということになりました。

所属チームはもちろん、毎週1時間のサッカースクールも小学校入学から続けてきたので6年間やり切りたいということで継続しました。

一方、水泳は一旦辞めることにしました。親としてはせめて平泳ぎぐらい身につけて欲しかったのですが、そもそも苦手意識があって払拭もできなかったということで、良いきっかけになったかなと。

 

ということで6年生の1学期の段階では、習い事は水泳を辞めてサッカーは継続ということになりました。

水泳に行っていた水曜日は学校が4時間だったり5時間なので、その時間を使って少し重い勉強もできそうです。

 

サッカーと勉強の両立はとても難しいと思いますが、頑張ってほしいと思います。

兄妹別の勉強のフォローに苦労しています

公立中高一貫校を目指して頑張っている6年生長男、一日の中の勉強時間が増えてきました。我が家では通塾無しに親がフォローしているので、私たち親の時間もエネルギーも取られるようになってきました。

 

そのうえ3年生の長女には算数の先取りをさせており、1年生の次女もドリルなどやりたがることもあって、妻と役割分担しているにせよ時間も負担も増えています。

おかげで書きたいことは沢山あるのに本ブログを書く時間もなかなか取れないのですが・・。

 

そんな中、これは難しいと感じることがありました。

それは長女へのフォローです。

 

おおきく二つあります。

ひとつめは、「何をさせるべきかはわかる。どうさせるかが難しい」ということ。

もうひとつは、「兄弟によってギアの入れ替えができない」ということです。

 

長男の3年生の2月から始めた受検勉強、これまで積み重ねてきた情報収集や試行錯誤によって、我が家なりのノウハウは溜まってきました。

 

tarijiri.hatenablog.com

 

ですが、それをさせようとしても長女にはあまりヒットしないのです。

長男とは性格も勉強に取り組む姿勢も全く違う長女、長男は声をかければ積極的にやろうとしたのに、長女はそこまででもない感じ。できれば避ける方向に行っています。

さらに得意分野も違います。算数の先取りをじっくり教えてあげても理解ができない。勿論私の教え方が下手というのはありますが、いま思うと長男は算数が得意だったんだなと気づきました。

 

このように性格も得意分野も異なることで、「何を準備させておけばよいか」は分かるものの「それを長女にどうやってやらせるか?」に苦労しています。

 

もう一点が親である私の、兄妹によってのギアの切り替えができていないところ。

つまり、バリバリの受検生である6年生の息子に要求するような厳しさや集中をつい3年生に求めてしまうことです。

 

3年生ぐらいであれば毎日机に向かうだけでも十分褒めるに値するのですが、長男に対する感覚で強く注意してしまうのです。

そもそも6年生相手にも怒っちゃいけないのですが、ちょっと見直しを忘れての計算ミスなんてなんでもないのに、つい強く言ってしまったり。

同じ時間に同じリビングのテーブルで勉強してる2人、相手によって切り替えが難しいというのもまた、感じている難しさです。

 

3年生の長女にとって、「勉強が楽しい」「この時間が好き」と感じてもらうことこそが一番大切だと思います。

長男とは違う人間、彼女へのアプローチも考えないといけないのだと思い知っております。

記述問題が苦手な息子に有効だった問題集のご紹介

公立中高一貫校を目指している6年の長男、銀本マラソンもコツコツと頑張っています。

我が家としての銀本マラソンについてもノウハウが溜まってきたのでいずれ書き残してみたいと思うのですが、

 

tarijiri.hatenablog.com

 

この銀本マラソン、大量の過去問に取り組むことになります。

適性検査は記述式問題になるので、記述ができないままではいちいち突っかかってしまい、進めることが難しくなります。

 

ところが長男は、この記述というのがとても苦手だったのです・・。

例えばグラフ問題、グラフを見て何となく回答のポイントは感じているようなのですが、それを適切に文章にして記述することが全くできない。

というかそもそも「記述する」ということに非常に苦手意識があり、問題に取り組むことに対して高いハードルを感じてしまうような状態。

とてもじゃないですが銀本に取り組めるような状態ではありませんでした。

 

いっぽうで、親の方としても、大人なのでなんとなく回答を文章にすることはできるのですが、記述の方針を示しながら子供に書き方を身につけさせることはとても難しいと思います。

パターン化した方法論を自分で確立させるのは、簡単ではないですよね。

 

そこで、親子共に勉強するために適性検査用の記述対策用のテキストを探していたのですが、取り組ませて良かったものがありましたのでご紹介です。

それがこちら。

 

でる順グラフ問題 公立中高一貫校対策

でる順グラフ問題 公立中高一貫校対策

  • 作者:吉原 功
  • 発売日: 2020/12/18
  • メディア: 単行本
 

 

これは公立中高一貫校のグラフ問題用の問題集なのですが、良かった点がいくつもありました。

  • グラフの見方を学べる
  • グラフ問題から記述する型を学べる
  • 計算問題など、グラフから派生した問題の解き方のコツも学べる
  • 解説が充実しているので、親でも書き方を教えられる
  • 頻出される社会問題について勉強できる
  • 安い!

志望校にもグラフ問題は必ず出題されるので準備は必須なのですが、グラフの読み方から問題のパターン、そして記述の型まで基本的なことを学ぶことができました。

解説文も長いので、親はしっかり理解しやすく、子供にとって難しい点も解説してあげやすいのが良かったです。

 

この問題集の後に銀本に取り組んだのですが、型をまなんでいるので記述問題にもくらいついていけます。国語系、社会系の記述にはとても有効でした(理数系はまたちょっと違うコツがいるようですので、それは別途)。

これについては期待通りでした。

 

そして期待以上であったのが社会問題。これは同じような問題が繰り返しでているようで、知識として学んでいるのが大きかったです。

例えば農業の問題で、「農業就業者が減っていることや高齢化が進んでいる」こととその問題の記述についてこの本で学んだのですが、いざ銀本に入ってみると多くの学校で同じような問題が出ているんですね。

知っている分野の話は、文章や問題文の理解もやりやすくしてくれます。

 

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これは実際にこの問題集に取り組んでいる時ですが、予習シリーズやインターネットで自分で調べることもできていました。

 

そしてこの本は、これだけの成果をもたらしてくれるのにたった1650円(本記事記述時点、Amazon にて)!

試しに買ってみる、というハードルも比較的低いのではないでしょうか。

 

この本は各章に基本問題と標準問題が付いているのですが、我が家では早く銀本マラソンに移行したかったので基本問題のみ2周しました。

本人に聞いてもこの問題集に取り組んだのはとても力になった自覚があるようで、銀本でもグラフ問題に手も足もでないということはほとんど無くなりました。もちろん書けないような問題もありますが、回答例を見ることで「なるほど」と理解できるようになっているようです。

 

というわけで、この本によって息子も私も記述問題の基礎を学び、銀本学習にスムーズに入ることができました。いちおう我が家としては実績あります。

もしお子様が記述が苦手ということがあれば、試してみるには良い教材では無いかと思いご紹介させていただきました。

他の参考書に比べてそれほど価格も高くないので(笑)。