サッカーに取り組む長男について、以前こんなエントリを書いたことがありました。
足が遅くて背が低いなど身体に恵まれていない長男ですが、生き残るために司令塔という役割を目指したらどうか、という方向性が見えてきたという話です。
司令塔については上記エントリにありますが、必要な技術として、受けたパスを意図通りに止めて正確なパスを出す、というものがあります。
つまりサッカーの本当の基礎であるボールを止める、蹴るという技術が必要なんですね。
なので私とパス練習を毎朝、私が出勤する前の10~15分間続けています。
たった数分であっても毎日続けるというのはとても効果的で、素人の私まで上手くなってきてしまったのですが(笑)、身体能力に恵まれていない長男もまた確実に上達できていると日々感じていました。
そんな中、長男のサッカーチームの練習を見学していた時のこと。
チームの同じ学年の10人ぐらいの中で、トラップとインサイドパスに関しては一番安定してできるようになっていることに気付きました。
彼より身体が強い子も、ドリブルが上手い子も、動きやポジション取りがよい子も、足が速くてボールとゴールに執着心がある子もいます。
そこにはまだ全く適いません。
でも「ボールを止めてつなぐ」という・・地味ながらも重要な部分に関しては、チーム内で彼の強みとなっていたのです。
レベルは高くないチームとはいえ、彼がその中で一番の武器を持てるようになるなんて、ちょっと前では考えることもできなかった。でも、確かに上達しています。
長男もそれは感じているらしく、今まで続けてきたことの成果として喜び、少しずつ自信をつけています。
まぁただ・・実際に試合になるとボールを持ったらみんな自分でドリブルしちゃうのであまりボールが回ってこなかったりはするのですが(笑)。もちろん小学3年生ぐらいならばそれで良いと思います。
だから今は焦らず、「折角だから磨き上げていこう」と伝え、「その特徴を活かすにはどうすればいいかな」ということを考えさせています。朝の練習でも基礎練に次いでちょっとだけ次のプレーを意識したトラップ練習なんかも始めました。
朝のパス練習で何をするかについても、今は私が思い付きで決めていますが、4年生になったら本人に決めさせようと考えていてそれも伝えています。
他の人と比較してでどうこうではなくて、彼がコツコツと継続して自分で成長を実感できたという成功体験を得てくれたことが、私には本当に嬉しかった。
これからも自主練に付き合って、彼の成長を楽しませてもらおうと思います。
朝のパス練習のバイブルです。
意識しなければいけないことが素人の私でも分かるように具体的に書かれていて、特にトラップとパスに関しては繰り返し読んでいます。