写真の趣味が高じて家族写真以外にも毎日カメラを持ち出して撮っているのですが、自分の写真がつまらなく思えるようになってきました。
写真を見返すと構図もダメ、露出も光もダメ、ピントもダメ。
つまらない写真・・。
こんな私でも色々な作例に触れる中で少しずつ目が肥えてきたのでしょうか。これはもしかしたら成長過程なのかもしれない・・とも思いますが、とにもかくにも頑張りどころのようです。
センス的な部分は時間をかけて磨くしかないと思うのですが、そもそも技術的な問題も強く感じるようになってきました。
それは、カッチリとした写真が撮れないということです。
どうしてももやっとしてしまう。
特に最近気になっているのが「ブレ」。
手ブレは撮影時には一応気にしているのですが、PCに取り込んで等倍で観るともやっとしているのが多すぎまして。もちろん等倍で観る必要なんて今は無いのですが、将来的にもし本当に8Kとかの16Kの時代が来た時にも耐えられる技術を身に着けたいのです。
本当にがっかりしたのが、こちらの写真。
これはEOS 1DX Mark2+EF70-200 F4.0 Lで撮った桜の写真です。焦点距離は93mm。絞りはF4、シャッタースピードは1/400、ISO100です。光を浴びて綺麗な桜を撮ったのですが・・。
真ん中にある柱(水平取れてないのは目を伏せていただいて)を拡大したのがこちらです。
1/400でこれです!しかもレンズのISを使って、重い1DX2を構えて。
これは酷いですよね。
そして先日家族で動物園に行って撮った写真です。
EOS M5+EF-M 55-200mmでF6.3/シャッタースピード1/320です。一見毛並みとかしっかり解像しているように見えますが・・
よく見ると主役の顔はもやっとしていて、手前の草にピントが来ていているうえ、全体的に微ブレしているように見えます。
EOS M5は小さいので全方位的に多点で支えてブレを押さえているつもりなのですが、慣れない望遠を使うとこの有様。
そして同じ組み合わせで撮ったこのレッサーパンダくん。
もう右手がブレているのはこの時点で分かりますが、拡大すると・・
これは被写体ブレですよね。
EF-M 55-200mmで動くものを撮ったのが初めてだったのですが、このレンズは暗いため、絞り優先で撮ってしまったこの写真はシャッタースピード1/250でした。
ちゃんとこういうところも意識しないとカッチリした写真が撮れないわけですから、動物さん撮るのも難しいものですね。。
手ブレ、被写体ブレと作例(?)を挙げましたが、こんな写真が気になるようになってきました。勿論ほかに課題はあるものの、最低限しっかりと止まった写真を撮れるような技術をより意識して、これからは取り組みたいと思います。
そのうえで今年のテーマとしている「意図のある絞り値」で、カッチリの範囲も表現できるようになりたいです。
因みに、以前こちらに書かせていただいたのですが
もう一つの写真ブログのカウントが999になるまでは他の機材には手を出さずにEOS 1DX2とM5(時々は初代M)で撮ってくと決めています。この期間は手持ち機材の特徴や得手不得手も利用しながらこれらの課題を克服していきたいと思います。
ピントが合っている場所もいまいちカリッと撮れないのも、ローパスフィルターのせいにはしないもんね!
カッチリした写真を撮るコツを見つけることができたら、またご報告します。