他力と自力と

家事と育児に追われるおじさんの、日記代わりの備忘録です

花の写真こそ、一期一会

なかなか自由に写真を撮りにいく時間が持てないため、普段は子供撮り以外では、通勤の道すがらで写真を撮ることが多いです。

撮った写真をこちらの写真ブログで細々と公開させていただいています。

tarijiri-photo.hateblo.jp 

 

さて今の季節、暖かくなって朝日に照らされた花々が街を彩っていて綺麗ですよね!私もカメラの重さも忘れて、キョロキョロと被写体を探しながら通勤しています。

 

そんないつもの朝、この花を見つけました。

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きっと今朝がた花開いたばかりだと思うのですが、その花びらの先端が尖っているかのようでとても印象に残りました。まだ若く、新進気鋭といった鮮烈な花の魅力を是非写真に撮りたい!とカメラを取り出したのです。ですが・・うまく撮れない!

 

私はこの日、EOS MというミラーレスにEF-M22mm単焦点というお気に入りの組み合わせを持っていたのですが、どうもこの魅力を映し出すことができませんでした。

 

最大の理由は、もちろん私が下手であるということです。

そのうえさらに悪いことに、この花の場所が人の多い最寄り駅の目の前であるということでした。そんな場所で朝の雑踏の中カメラなんか持っちゃって・・というのを見られているような気がして、じっくりと撮る余裕がなくなってしまったんですね。もちろんこんなおっさん誰も見ていないことは、落ち着いて振り返ればわかるのですが・・。

 

その後も慌てながら何枚か撮ってみたのですが、全くあの花の魅力を残せるような写真は撮れませんでした。

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尖っている先端を際立たせたいのに、この角度では目立たんだろう。

 

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尖った感じを出すには絞った方がよいはずなのに、そこに意識が行きませんでした。ぼやーっとしてしまった。

背景も半端だし、課題の手ぶれも意識していたのに相変わらずです。虫も付いてるし・・。

 

結局一枚の成功写真も撮れないまま、スゴスゴと隠れるように数枚撮り終えては人込みに戻ったのでした。

そして翌朝同じ場所を通った時には、この花の鮮烈さはなくなっていたのです。

 

そのとき私は、「花の写真こそ、一期一会だな」と思いました。花の見どころの時間は短くて、二度と撮り直しが効かないものなのですね。

それをいつか、しっかりと撮れるようになりたい。

 

もちろん力不足の解消こそが目標ですが、精神的な弱さも影響します。またとりあえずの処方箋として、カバン常備用(非・子供写真用)に、慌てながらでもピシッと撮れるような、手ぶれ補正がしっかりと効くカメラも欲しくなってしまいました。

それにしても、読者にさせていただいている写真ブログの皆さんの写真は、毎日巡っていますが本当に美しい。同じような機材を使っているはずなのに・・。

 

でも、難しいからこそ写真って面白いですね。

いつか私も、読者の方に感動していただけるような写真を写真ブログにアップできることを目標に、下手を晒しながらも撮り続けていきたいと思います。