まさか、まさかですが。
まったく縁の無かった、動きモノ特化のカメラであるEOS 7Dを買ってしまいました。
私は子ども撮りにEOS 6DとMシリーズを使っており、その表情やしぐさ、成長を思い出と共に綺麗に残せていると思います。それとは正反対のカメラをつい、購入してしまったのです。
ある意味、6D以上に私にはオーバースペックなカメラですが、いざ使ってみたら非常に良いカメラでしたので、紹介させてください。
今回は購入のきっかけと外観、動き回る子どもの撮影がどうだったかについて。
きっかけ
購入のきっかけは、春からサッカーを始めるかもしれないという長男を撮る為に買ったAPS-Cのキット望遠レンズ、EF-S55-250mm IS STMが気に入ったためでした。
我が家でこのレンズが使えそうなカメラは、壊れかけのEOS Kiss Digital N(KDN)だけであったため、APS-C用のカメラを買うことにしたのでした。その際、既にボーナスからのお小遣いも心もとなくなっているので中古で安いものを、そしてある程度動きモノを撮れるカメラを検討しました。
検討の結果、選んだのはEOS 40D。
理由としては、まず値段。今であればネットオークションで20,000円程度ということで、なんとか予算内であること。そして、やはり中級機ということで作りも画質もしっかりしている上、次機種の50Dよりも連写性能が少し上であること。
また、私はKDNの色味が好きなのですが、ネットを調べたらEOSは50D以降に色味が変わったと書かれていました。もしかしたら40Dのほうが好きな色に近いかも、というのも利点です。
我ながら自画自賛したくなるほど、ぴったりのカメラを見つけたモノです。早速ネットオークションで探しているうちに・・見事7Dを落札したのでした!って何でやねん!!
これでは決まらないと踏んでた程度の値段ではありましたが、それでも想定していた予算の2.5倍もかかってしまったし、連写マシンは劣化が心配だったので落札してしまった時は正直後悔がありました。
ですが妻には場合によっては融資(毎月のお小遣いから返します)の確約を取ってはいましたし、どうせAPS-Cの機種を買うならこれ以上無いカメラを、お店で中古を買うよりずっと安く購入することができたわけで、直ぐに「早くとどかないかな~」という心境になったのでした。
二日後、非常に丁寧な包装をしていただいた7Dが届きました!
外観
私が所持しているキヤノンさんの一眼レフはEOS 6DとKDNのみ。それらのカメラとの違いという観点から外観比較してみます。
早速お目当てのレンズを装着してみました。
ごっつくてチョーかっこいー!
当初の印象よりも持ってみて重さは感じませんでした。本体のみで約820gとのことで、約680gの6Dよりも重いはずですが、グリップのしっかり握れる感じと、本体の重さゆえレンズをつけても安定しているからかもしれません。
ボディが軽くてもレンズが重いと、お辞儀を防ぐように不自然に力を入れることになるんですよね。
背面は物理ボタンが充実していますね。5Dシリーズなどとも同じだそうです。6Dは簡略されている、とは聞いていましたが、いざ比較するとまさにその通りでした。
参考までに、汚い写真で恐縮ですが6Dの背面です。
特にマルチコントローラーと
左手で押すボタンの存在が大きな違いですね。
でも、普段使いとしてはEOS Mシリーズと共にQボタンを使うことが多いので、身体がボタン位置を覚えていない今のところはあまり影響を感じてません。。
あと、6Dには無いファンクションボタンがありました。これによって、AFのフレームをメニューを掘らずに変えられたりします。
なお、バッテリーは6Dと共通です。これも7Dを買ってみた理由のひとつです。
AFと連写
7Dシリーズを購入する目的である、AIサーボAF+連写を試してみたところ・・すげー!!!走り回る子どもにガチっとピントが追従してくれます(って舐めんな!って話かも知れませんですが・・)。そしてそれを秒8コマという連写で捉えるので、本当に簡単に子どもの躍動感のある動きと表情のそろった写真が簡単に撮れました。
※ここからの写真は、7Dで撮って出しjpgをフリーソフトでリサイズしたものです
望遠で遠くの姿も大きく写せます。
もちろんレンズは大のお気に入りのこちら。
ちょっとチャンスがあったので、鳥撮りのまねごともトライしてみました。
これは、ちゃんと練習しないと無理そうですが、250mm(換算400mm)で全くの動き物初心者でも、一応ピントあってますよね?ね??
しかし、被写体が日陰になってしまって見づらいですな・・。
いまでは秒間8コマってそれほどでもないのかも知れないですし、AFもミラーレスでも早くなっている時代ですが、私にとっては初めての経験であり、視野率100%(一応)の広い光学ファインダーで被写体を追いかけながら連写で写真を撮るのは、本当に爽快!痛快!です(ちなみにシャッター音はババババババババ!って感じ)。
長男がサッカーを始めるまで被写体がなくなってしまうので、子どもが箸を口に運ぶところを連写するなんてもったいないことしているんですが(笑)、写真を撮る新たな楽しみを教わりました。
ただ、連写をしているとあっという間にファイルが増えてしまいます。jpgオンリーでも最大サイズだとバッファがキツキツになっているのがわかります。また、PCに入れるときも大変なので、しばらくはSサイズで撮る様にしました。
ちなみに、EOSInfoで調べたら購入直後は45000枚台でした。
購入してちょっと遊んでいたらあっという間に3000枚も撮ってしまったようです。
また、ファームバージョンは2.0.0だったので最新に上げています。
まとめ
今回はファーストインプレッションですが、とにかく自分がスポーツをしているかのように能動的に楽しい撮影ができるカメラです。気持ちよく動体撮影を行うために必要な機能に長けたカメラで、そこに関しては全く引っ掛かる所が無いようにすら感じました。
妻への借金返済に数ヶ月お小遣いが減りますが、この機能によって今までに無かった子どもの写真が撮れて大満足。望遠レンズのと相性もよし!
さすがイメージモンスター!このカメラとレンズで動き物撮影を勉強してみようと思います。