5歳7ヶ月の長男が、文化の日の休日に保育園から宿題が出されていました。それは「リボン結びを覚えてくること」。
私の時代では蝶結びと言っていたのですが、いつの間にかリボン結びなんですね。私が教えることになりました。
とりあえずリボン結びって技術的に五歳児にできるのかぃ?と思ったのですが、自分としては「既に身に付いていて考えもせずに行っていることを、人に教える」ことのむずかしさを感じました。
まず、自分で手順を改めて認識しなければなりません。蝶結びのやり方って手順で覚えてないですもんね。そしてそれを5歳児に分かるように日本語にして伝えないといけないこと。「見て、こうだから。じゃ、やって」だけですと、全く伝わらないのです。
私が教えた方法は、とにかく手順一つ一つを細分化して、どちらの手のどの指で何をするかを順番に教えました。
その前とその最中に私が何度かやって見せて、全体像も把握してもらうように勤めました。
長男は集中が切れかけても頑張ってくれましたが、それでもなかなか簡単にはいきません。私もイライラをなんとか堪えて辛抱強く向き合います。
すると、うまくいかない手順の的を射たような説明を思いつき、最大の山場である後ろから真ん中の穴にリボン部分を通すフローもなんとか突破、30分もすると一人で出来るようになっていました。
長男が困難を克服して宿題を出来たことはもちろんですが、最後まで我慢をしきれた私もちょっと親として成長できたかな、と素直に嬉しく思いました。