他力と自力と

育児に追われるおじさんの、日記代わりの備忘録です

「オールド・ボーイ(2013年版)」 感想 ネタバレ無し

未見の状態に戻りたい。

 

2013年 米国

監督:スパイク・リー

映画は全く詳しくないのですが、好きでたまに観ています。

映画館にはなかなか行けないので、レンタルDVDでの鑑賞が主になります。

どんな映画を見たか、すぐ忘れてしまうので、備忘のための感想駄文です。

 

※今回はネタバレなしです。

 

 

2003年に上映されたパク・チャヌク監督の同名映画のリメイクですね。さらに原作は日本の漫画だそうです。
私は予備知識無しにパク・チャヌク監督版を観賞して、衝撃を受けました。その衝撃によつて私にとつては人生ベスト級の映画となりました。良い映画という意味ではなく、心底嫌な思いをするというか、映画というものができること、人に与える影響を新たに学んだという意味において。
ストーリーはどうしても忘れることはできないため、今回のスパイク・リー版は既に構造を知つている前提で、どんな違いや新しさを見せてくれるかという観点でを観賞しました。

前作への思い入れがある分、ストーリーについて感想を書くとどうしてもネタバレ要素になつてしまいそうなので、極力それも避けて備忘の為にドライに書き残そうと思います。

  

雑なあらすじ

舞台はアメリカ。ジョーはアルコール依存のようで仕事中にも酒を飲んでいる。
激情的に怒鳴ったり人の話をまともに聞かないような態度で、秘書には嫌われ妻子には逃げられていた。そんな中クビをかけた仕事にも失敗してしまう。その夜、浴びるように酒を飲んだ雨の中、彼は連れ去られてしまった。

 

気が付くと、ジョーはホテルの部屋に監禁されていた。その部屋からは出ることができず、定期的に食事と酒が運ばれてくる。テレビは見られるのでそれだけで情報を得るが、ある日元妻がレイプの上殺害され、その犯人が元旦那の自分であるというニュースを見る。
数年が経過した後、テレビ番組で娘が無事に育っていることを知る。彼は娘に会うために手紙を書きためる。そして酒を止め身体を鍛え、脱出への準備を進める。
20年が経過した時、ジョーは屋外の原っぱの真ん中で目が覚める。解放されたのだ。ポッケにはスマホと現金が入っていた。
誰が何のために自分を監禁したのか。そして娘に会うために。ジョーの捜索が始まる。

 

パク版との相違点

物語の骨組みは、パク版と同じでした。
訳もわからぬまま長期間監禁され、中で肉体を鍛え、解放された後に黒幕を捜索するという構成。
監禁されていた場所を見つける方法が、ギョーザの味であるというもの一緒でした。

骨組みは一緒ですが、肉付けは異なっている部分も多いです。
まず、主人公のキャラがより人間的にクズであり、恨まれても仕方ないというタイプの男になっています。これが、物語の進展に一定の方向性を与えているような気がしました。
パク版の横スクロールのバトルシーンは有名ですが、今作ではこのシーンもパワーアップされていました。バトルシーン開始時が、まんま格闘ゲーのように演出されていたり、途中で一階分降りてバトルの長さが倍になっていたり。どんどんと相手が持つてくる武器に持ち替えて戦うところも良かったです。
そして何より大事な「犯人の動機」。ネタバレ無しということで詳しくは書けませんがこれも異なっていました。

 

演者

パク版とは主人公のキャラが異なつている、と書きましたが、主演を務めたジョシュ・ブローリンはこれ以上ないぐらいのハマリ役に感じました。酒に呑まれているクズっぷり、贅肉のたれつぶりも見事でしたが、肉体改造後の怒りを飲みこんでいるような表情とマッチョ感も素晴らしい!実際の撮影順はどうだったんですかね。
ヒロイン役のエリザベス・オルセンもまた本当にキュートで、しかも胸が豊かで裸体も美しかった。脱ぎつぷりも見事!まだお若いのですが、注目の女優さんになりました。ガッジーラの時はピンとこなかったのに。。
スパイク・リー監督だからここまでやらせることができたのか、サミュエル・L。ジャクソンのコメディはやりすぎの感もありますが、ちょっとした句読点になっていたと思います。

 

まとめ

今回もネタバレ無しということで、中途半端な感想文になってしまいましたが、もうまとめます。
結論として、私としてはパク版のほうが面白かったし好みでした。今作に関しては色々と書きたいこともあるのですが、全部ネタばれになるので我慢します。
ですがこのスパイク・リー版も映画として普通に面白いし、むしろラストが綺麗に収まったのは今作かもしれません。

 

オールドボーイを未見でどちらを見るか迷っている方には、エグくどぎつい後味が好みならばパク版を、すっきりした後味をお求めならばスパイク・リー版を、それぞれお勧めします。
どちらにしてもある種の衝撃は感じられるのではないかと思います。

それにしても未見の方・・羨ましい!