他力と自力と

育児に追われるおじさんの、日記代わりの備忘録です

カメラ弱者パパが買ったCanon EOS M(初代)

既にこのブログに乗せている写真にも使っているのですが、Canonさんのミラーレスカメラ、EOS M (初代)を今更購入しました。

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世間さまの評判はいまいちなのですが、私にとっては良いカメラだと自信を持って言えます。
どのカメラもそうなのでしょうが、それぞれのカメラにはそれぞれの特徴があって、自分のカメラの使い道がその特徴に合致する場合に良いカメラになるのでしょう。スペック云々は関係なく。
そういう意味で、このEOS Mは私に合っていたし、とても気に入っています。
今回はこのカメラについて書き残してみます。

 

購入の経緯

購入のきっかけは帰省でした。

私のメインカメラはEOS 6Dなのですが、今回の帰省は私一人が子供二人を連れて帰るというもの。フルサイズの一眼レフを持っていくのははちょっと厳しいかなと考えました。
ですが同時に、これから先ジジババと孫達が何回会えるかわからないので、できるだけ良い写真を残したいとも思いました。


機動力を活かして使っていたPowerShot G7xも画質は良いですが、APS-Cの方がさらに画質も良いのではないかと考え、さらに普段使いがしやすい小さくて軽いもの、動画が撮れるもの、そして安いものと選択していたら、中古のEOS Mというのが候補に残ったのです(私は諸事情によりCanonさん一択なので・・)。

世間では既にEOS M3がとうに発売されている時期。値段も下がりきっていました。

 

ヤフオクのガーン!!

できれば中古で安く、と考えていましたが、EOS M3の影響かEF-Mレンズが中古市場になかなか出てきません。近所のカメラ屋さんではEOS Mのボディだけは売っているのですが、レンズ単体やレンズキットは無かったのです。

そこで私はヤフオクで、お目当てであったダブルレンズキットを落札しました。EF-M 22mという短焦点が欲しくてダブルレンズにしてみたのです。

ところが・・なんと届いた22㎜レンズはERR60が出てしまう故障レンズでした!文句も言えないので泣き寝入りですが、もうカメラ関連はヤフオクでは買わないと決めた瞬間です。

22mmは残念でしたが、不幸中の幸い、18-55mmの標準レンズは順調に動作してくれました。

 

小さなボディに高画質

実際に画像を確認すると・・やはり綺麗でした!

G7xも画質は非常に良いですし解像度もMより上なのですが、あくまで1インチセンサー。APS-Cの写真の方が深みというか余裕が感じられるのです。下手な私でもときどきハッとするぐらいの「一眼っぽい」写真が撮れるときがあります。しかも、こんな小さなボディで。

APS-C=一眼レフ機という凝り方まった頭には衝撃的ですらありました。


ボディがコンデジサイズゆえ、レンズのせいで重心が前掛かりになって撮り辛いかもと心配していましたが、実際に撮影するときは左手はレンズをメインに握り、ボディは手のひらに乗せる程度。これならば重心も安定しますし、レンズの長さを感じません。また、ズームレンズを回すのがやりづらいかもとも考えてましたが、それほどでもなかったです。

たしかにレンズを付けるとコンデジよりは場所を取りますが、なんせこの軽さですので首に掛けていても負担は少ないし、これでレフ機と同等の画質が得られることを考えれば、十分満足です。

 

質感

例えばKissシリーズは軽くて扱いやすいですが、そのために使っている素材はプラスチック。
一方EOS Mはずっしりとした質感があって、これもお気に入りです。

とはいえG7Xのような黒と赤の引き締まったこれ見よがしのカッコよさというのではなく、どこか抜けたような愛嬌も感じてます。私はこのルックと手触りも気に入ってしまいました。

EOS M3も店頭で使ってみましたが、初代のほうがデザインや質感は好きです。仮にEOS M3をいただけたとしても、やっぱり使わないんじやないかな?

 

不満点

私はこのカメラを普段子供達を気楽に撮るために使おうと思っていて、これは既に所有していたG7Xと役割が完全に被るものでした。そんな私の使い方で比較すると、この二機種では圧倒的にG7Xの方が勝っていると思います。
主にG7Xとの比較で、いまいちに感じた点を挙げてみます。


と言うか、結論としては明白。機能性・操作性・AF・サイズ感・明るさ・スピード・各種スペック・チルト液晶などなど、日常的に子供たちの写真を取るにはG7Xの方ずっとが便利かと思います。特に背面液晶周りの機能、AFの早さやサーボAIの追従性などは比較になりません。


一部、具体的に挙げます。

機能性としては、物理ボタンやダイアルが充実しているG7xに比べて、Mは液晶パネルでの操作から設定を変えます。こちらもまたちんたらと時間がかかり、画像を作るための即写性も劣っています。

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コンデジ以下の物理キー・・。


例えばちょっと露出の補正を変えてみたくても、タッチパネルを見て、タッチして、変更して、戻るという作業をしなくてはいけません。この点、G7xはダイアルをクルクル回せば良いだけですし、各種ダイアルに割り当てる機能も決めることができます。デフォルトの機能に加え、カスタマイズ性も含めると更に大きな差が出てしまいました。スペックとしての機能は同等であっても、それを活かすためのUIが違います。


機能だけでなく、室内という暗い環境で撮ることを考えると、Digic6を搭載しているG7xの方がずっと明るく撮れます。その分AFにもまた差がついてしまいますね。

また、電源を入れてから写真を撮れるまでの時間も差があります。一枚ごとのブラックアウトの時間も店頭で触ったM2に比べるとずっと長いこともネックです。

 

あと、子供を撮っている時は動画に切り替えたくなる時もあるのですが、こんな時は物理キーしか効きません。

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上部スイッチを右の動画のところに移動させないと、撮れないのです。G7Xはモードを問わず、録画ボタンを押せば動画を撮れました。


これらの差は大きくて、正直シャッターチャンスを逃す事も増えたと思います。

 

いいんですそれでも!

などなど、枚挙にいとまがないほどG7xの良い点はほぼほぼEOS Mの劣っている点になってしまうのですが、それでも!私はEOS Mの方を選びG7xは親にあげてしまいました。


理由として最大のものは、やはり画質です。1インチセンサーのG7xよりもAPS-Cのほうが、簡単に撮った写真の質がやはり上でした。
またデザイン・質感も気に入ったうえ、写真を撮っていてEOS Mの方が楽しいのです。一言で言うと、好きなんですね(笑)


つまり使っていて便利なカメラよりも、好きなカメラを選んだ、ということでした。
カメラの機能差でシャッターチャンスを逃す事は増えましたが、撮っていて楽しいため写真の枚数は以前よりも増えたと思います。私は普段使いの子供撮りは質より量で良いと思っているので、こちらを残して良かったと考えています。
Mでは細かい設定が面倒なので、普段はSSモード固定かオートで撮ってしまいますが、ハッとするような写真が撮れる場合もあって、手軽にAPS-C画像を得られる喜びがありますよ。


撮っていて楽しく、時々素晴らしい写真が撮れる、軽くて小さくて動画も撮れる。
私にとってはその特徴がドンズバなカメラでした。
AFが改良されているというEOS M2もちょっとだけ興味がありますが、この不便さも楽しみつつ大切に使っていこうと思います。

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