他力と自力と

育児に追われるおじさんの、日記代わりの備忘録です

PowerShot G7Xを手放してしまいました

CanonさんのPowerShot G7x、とても気に入ったカメラだったのですが、このたび手放してしまいました。このカメラ自体に不満は無く、私の都合です。特に、私のメインである子供撮りに非常に良いカメラでした。

 

実は先日実家に帰省する際、中古で安くEOS Mを購入したところ、普段の子供撮りカメラとしてポジションが完全にかぶってしまったんですね。ちょうと実家の父のコンデジが壊れたということで、あげてしまいました。

以前にレビューを書いていたのですが、あれから数カ月たって、もうちょっとカメラについて知識が増えた今の視点で、改めてG7xという素晴らしいカメラを振り返ってみたいと思います。

家庭で素人が子供を撮るカメラ、という限られた視点での感想になりますが、どなたかの参考になれば幸いです。

※このエントリの写真は、全てG7xの撮って出しのjpgをフリーソフトで縮小したものです。

 

明るいレンズ

これが子供撮りカメラとして最も優れた機能ではないでしょうか。
子供の成長や、何気ないしぐさを撮るのに一番多い場所は自宅の室内だと思います。
私は技術がないため手振れしやすいので、室内のような暗い場所でもシャッタースピードモードで撮っていますが、F1.8から望遠側でもF2.8という明るさがあるため、写真を撮っていて暗くなってしまう事が無かったです。

 

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夜に撮った写真、適当な一枚なのでボケてますが、明るいですよね。


起動が早く、直に撮れる

こちらも子供を撮るには重要な要素と思います。
日々、刻々と成長を見せてくれる子供たちはシャッターチャンスの宝庫。何気ない日常のちょっとした成長を撮るには、起動して直ぐに撮ってぱっとしまえるような手軽さと共に俊敏性が欲しいところですよね。
G7xは起動が早くて、子供たちが面白いことをしている時にぱっと手にとって起動すれば、直ぐにフォーカスを合わせて写真が撮れていました。一眼と違ってレンズカバーも無いので手軽ですし、電源をオフにすればレンズは自動で閉まってくれます。
このカメラを手もとに置いておきさえすれば、シャッターチャンスを逃すことはほとんどありませんでした。

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第三子が伝い歩きを始めたので、いたずらにサッと撮ってみた写真です。

私は常にこのカメラを手の届くところに置いていました。

 

広角レンズ

レンズは35mm換算で24mmから光学で約100mm相当、プログレッシブファインズームだと200mm相当までズームできます。
子供撮りに必要なのは広角だと思います。
家の中で撮れること、そして兄弟がいた場合全員を同じ画面に収めるには、標準サイズですと不足する場合があります。

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三人が寝ている姿は、広角のレンズでないと入りきりません。

 

そしてなにより、子供たちの写真というのは我々親が喜ぶ以上に、いつか見返してくれた子供たちへのプレゼントでもあります。子供たちの立場からしたら、自分の顔一辺倒よりも、部屋の中や住んでいた街の景色、映り込んでしまった若き日の親というのが嬉しいのではないかとも思うのです。そういう意味でも、電源を入れると即24mmから撮れるというのは便利だと思います。

 

AFの精度や早さ

フォーカスの機能が、EOS Mに比べると段違いで良かったです。
使っていて「これが今の完成形なんだろうな」と想わせる、ライブビュー機能の質の良さがありました。
フォーカスは早く、顔の追従も早く正確でした。この辺りはEOS Mの最も苦手な部分ですので、非常に大きな差を感じました。

  

写真が綺麗に、簡単に撮れる 

フルサイズ一眼などをお持ちの方でサブカメラとして使用されている方も多いと思いますが、そういった審美眼のある方であっても受け入れられるほどの画質の良さがあると思います。
しかもそれを簡単に撮れるというのが、このカメラの大きなメリットの一つです。
写真の綺麗さは流石は1インチと言うだけあって、オートで撮ってもそれなりに綺麗なもの。
子供のように、その二度とない瞬間ばかりの被写体であれば、簡単に綺麗に撮れるカメラは重宝しますね。

 

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背景がボケた写真も簡単。

 

簡単に撮れるというのは、カメラのサイズ感も重要です。外出の際も持っていくのが億劫でないため、外での撮影も増えました。 

 

動画も簡単・綺麗 

子供の写真を撮っている時に、そのまま動画として残したい気持ちになることは多いです。このカメラは動画もフルハイビジョン60fpsで撮ることができます。
しかも、モードダイヤルでリングを動画モードまで持っていく必要が無く、例えば絞り優先で写真を撮っている最中にも、そのまま動画ボタンを押すことで動画を撮ることができます。
ちなみにEOS Mは、ダイアルを動画まで移動してからでないと動画が撮れません。また、次に写真を撮ろうとすると、ダイアルが動画モードのままとなってしまっていることが多いです。


チルト液晶で、子供の目線で撮りやすい

子供の写真を撮る場合、いつも親目線ではつまらない。子供の目線や子供本人も見られないような角度から撮ってあげたいもの。そんな時にチルトはとても便利です。

 

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こんな目線より下からの写真も撮りやすいです。

でもこの機能での一番の思い出は、チルトで自撮りしようとすると子供たちが我先にとカメラの前に集まってきて、私の顔は入らずめっちゃくちゃな写真なってしまったこと。長男の寝る前の牛乳の飲んだ後の白いひげがアップになっていたりとか、押し付けあった兄妹のほっぺがつぶれている写真など、一番の思い出になってくれるかもしれません。

 

NFC対応

撮った写真をスマホに転送させて実家の親に見せたりしていました。G7xはNFCに対応しているので接続も簡単です。

ESO MにWifi機能付きのSDカードを入れたのでスマホ転送は可能なのですが、NFCの手軽さは大きかったです。


遊び機能も充実

その他水平を表示しながら写真が撮れるなど機能は充実です。
本体もハードウェアとしてボタンやリングが多いので、やりたい設定を直ぐにできるという良さもあります。EOS Mでは背面液晶でパネルをタッチして設定する必要があるので、このアクセスの良さは別次元ですね。

また、クリエイティブショットなどの機能は、子供以外の撮影や、「これどーこだ?」ゲームにも活躍してくれました。

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不満点

本当に不満は少なかったですが、時々気になった点も一応書いてみますね。

一つは、毎回電源を落とすたびにレンズがしまわれて、再度起動すると24mmからで任意の画角まで電動ズームさせなければいけません。ちょっと子供のアップを撮りたいという場合は面倒に感じる事もありました。これは電動ズームのコンデジであれば当たり前ですね。

あとは、小さいながらもぴっちりしたズボンのポッケには入りません。なので、温かくなってきてポッケ付きの上着が無い場合は、気楽な持ち運びは難しくなります。私は休日の外出はほぼ子供を抱っこ紐で抱えながらになりますので、ポッケに入れられないのは残念でした。

でも大半のカメラはこういうものですし、G7x固有の問題ではないですね。

私の使い方としては本当に不満点は少なかったんですよ。

 

手放した理由

素人の私の感覚ですが、改めて考えてみても良いカメラだったと思います。今回のブログを書くにあたり、G7xで撮った写真を見返してみましたが、本当に思い出に残っている写真ばかり。我が家にとっても重要な役割を担ってくれていました。

 

自分が子供撮りに使うという環境では、初代EOS Mをと比較するとほぼすべての機能や使い勝手はG7xの方が良いです。

ではなぜ、私はEOS Mの方を選んだかというと・・たった2点だけ、「画質」と「楽しさ」でした。

 

G7xも日常では綺麗な写真がとれます。ですが、あくまで1インチセンサーレベル。 APS-CのEOS Mの写真の方が豊かで、同じ下手な人が撮るなら道具の差が出るもんだなと感じたためでした。メインの6Dとは違い、EOS Mで撮る時はオートでもいいやと思っているので、それで画質に差が出るならばとこちらを選んだのでした。


そしてもう一点は完全に感性なのですが、EOS Mの方が撮っていて楽しいのですね。理由は私にもわかりません。世間的にも評価の高いG7xより、何かと叩かれるEOS Mの方を心情的に応援してしまっているのかもしれませんが(笑)、とにかく撮っていて楽しい方として選びました。

 

感謝

手放すのは本当に惜しく感じたのですが、使わないものを持っているほうが好きでは無いですし、丁度親のカメラが壊れたり、カメラの知識は無いけど「もうちょっと写真が撮れれば」と言っていたので、ぴったりなカメラがぴったりのタイミングで空いたので、これはこれで良かったのかもと思います。

とりあえず、もの持ちの良い親が大事に使い続けて、だんだんと使いこなしてくれることを楽しみにしています。

今までありがとう、G7X!