他力と自力と

家事と育児に追われるおじさんの、日記代わりの備忘録です

息子と泣けるツボがいっしょでした

どうやら今週の金曜日、クレヨンしんちゃんの名作映画「逆襲のロボとーちゃん」を放送するらしく、頻繁にCMが流れていました。私は昨年午後半休して観に行ったうえ涙が止まらないという経験をしてしまい、当然ブルーレイを発売日に購入していたわけですが、子供たちがそれを観たいと言ってくれました。

放送を録画するまでは、ブルーレイの優位性は保たれます(笑)

休日、家族みんなで観てみました。

 

クライマックスシーンになり涙がしぼりだされるシーンに突入するのですが、世のおとうさまがたは子供に涙って見せるのでしょうか。奥さんにも晒しちゃいますか?私は躊躇なく泣いて泣きすぎてしゃっくりまで見せることができます!そもそも威厳がないですから。。

なのですがこの映画では(ネタバレは避けますが)、父親という立場について泣かされます。なので、家族でみているこの状況では、父親としては涙を見せづらいか、という考えも浮かんだのです。

なので、危なくなったらちょっと席をはずして洗い物をしたりしたのですが、終盤のアホアホ展開が面白すぎてつい腰を落ち着けてしまい、そのまま突入した泣かせシーンに思わず涙がこぼしてしまったのです。

 

泣いたことは家族にもばれていて、ちょっとカッコ悪かったかなと思ったら、映画が終わった途端私に背中を見せて観ていたもうすぐ5歳の息子が振り返り、「いやー泣くね!」と目を真っ赤にして言ったのです。そして立ち上がり、私に見えないように何度も目をぬぐったあと、不自然にお尻を突き出して踊り出すなどの「おどけ」を連発してきたのです。つーか生尻もさらしてきました(笑)。

 

昨年の夏、ドラえもんの映画を見たときに涙を流していたのかも?と思ったものの暗くて確信はできないままでいたのですが、今回は完全に泣いていました。それが父である私と同じシーンだったので、私は本当に嬉しくなりました。

5歳を前にしてもう感動で涙が出るという、人間と言うものの感性の素晴らしさともそうですし、家族5人の内立った二人きりの男同士の息子が同じシーンで泣いていたこと、本当に感動したのです。

 

これから子供たちがどのような時代を、どのように生きていくのかはわかりませんが、感動して父と一緒に泣いたということが子供たちの心に残っていてくれたら、それをいつか支えにしてくれたら。こんなに嬉しいことはないな、と思いました。

 

ボインだのお尻だのアレなしんちゃんですが、本当に素晴らしい経験をさせていただきました。