DVDを観賞すると1本につき1エントリを使って感想を書いていたのですが、ゆっくりブログを書いている時間が無いため、備忘のために本エントリに何本かまとめて、一言感想だけ書いてみます。
以下ネタバレ無しです。
インクレディブル・ハルク
2008年 米国
監督:ルイ・レテリエ
なんとな~く、最近良い映画しか見てないなと思い、軽く見られそうなのを借りてみました。
MARVEL作品で言うと、私はアイアンマン2までみただけでアベンジャーズを見てしまい、ハルクのキャラを良く分からなかったのですが、なるほど、怒ったり興奮したりで心拍数が200を超えると、意図せずに変身してしまうのですね。
私はでっかい物が好きでして(アフォみたいな文章ですが)、ジャンボ鶴田選手とかスカイツリーとかパシリムとか、圧倒されるものを見るのが大好きです!(ますますアホですが)。そういった意味ではハルク迫力はありました。
強さを求めるエミル役のティム・ロスは非常にはまってましたね!身長が小さいことをコンプレックスにしてきたような感じを体現していました。
ですが、話としてはイマイチな感が・・。前後の繋がりが良く分からなかったり(何時の間に、どうやってアメリカに入ったんだ?とか)、ご都合主義があんまりだったり、そもそも色々良く分からなかったり(その武器なに?みたいな)・・とちょっとノレませんでした。
ですが、これこそ最近じっくり観賞する映画ばかり見ていた弊害かも。スカッと何も考えず楽しむ作品としてはいいのではいでしょうか。
そういえばブラジルでの逃亡劇は、MAXPAIN3というゲームを思い出しました。
ゴジラ
1984年:日本
監督:橋本幸治(本編)
中野昭慶(特撮)
実は1954年版ゴジラを見たことが無く、今回初めての観賞を楽しみにして借りてきたのですが、映画を観はじめるとまさかのカラー画像。どうやらレンタルビデオ屋さんでケースに入っていたのは1984年版であったようです。。特に文句はつけませんでしたが、ケースの中身も確認して借りなければいけませんね。
この映画は昔、小学生ぐらいの時に父と観に行った覚えがあります。父との思い出って、嬉しい思い出として残っているものですね。
当時は東西冷戦下時代。アメリカとソ連から「戦略的核兵器でゴジラを退治してやる」と言われますが、日本ならば放射能汚染があってもよいから実験しようという大国のエゴを表しています。一方でソ連が誤射した核弾頭を日本に守るすべは無く、アメリカに迎撃を依頼しています。結局は核の傘のなかで生きている日本を現したシーンに見えました。
また、ゴジラは原発を襲って放射線をすべて吸収してしまいます。原発事故を経験している現代の日本人からすると、いささかのんびりした描写にみえました。
ゴジラそのものは、時代を感じさせるもののカッコ良かったです。
沢口靖子さんてずっとキレイな女優さんですが、若い時も本当に可愛かったです。演技は・・なんか昭和の感じを思い出させる女性像でしたが。
怪獣パニックという見方で言うとハルクと同じで、こちらも突っ込みどころも多い作品でしたが、それもまた楽しみということで。ハリウッド版公開が楽しみになってきました。
ドラえもん のび太の恐竜2006
2006年 日本
監督:渡辺歩
1歳11ヶ月の娘がこのごろドラえもんが大好きになったので、借りてきました。
子供向けアニメと思ってみていましたが、まっとうなアニメ映画として非常にクオリティの高いものでした。
驚いたのは絵の素晴らしさです。人物を描く縁の線は太かったり途切れていたりと手書き感があり、TV版を見慣れていた私にはおどろきでした。表情がデフォルメされているのもビックリしましたが、これはこれで私は好きでした。
そして、恐竜の時代の自然を描く写実的な絵も本当にきれいで、とても贅沢な気持ちになりました。
演出も凝っていて、例えば話には全く関係の無い花のアップをある出来事の前後で映して状況の変化を見せたり、収集家の悪人っぷりもその態度やコレクションを見せることで表すなど、子供にも大人にもわかりやすく説明過多でない演出が多かったと思います。
娘は、例えばみんながいっせいに飛び立つような心の沸き躍るシーンでは「ギャッギャッ」と喜び、ハンターが出てくるシーンでは「おわいーおわいー(怖い)」とおびえていました。まだ話は良くわからないであろう2歳前の子供にもちゃんとエモーションは伝わってたのです。。
普通のアニメ映画として、十分面白い作品でした。