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他力と自力と

育児に追われるおじさんの、日記代わりの備忘録です

「ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!」 感想 ネタバレ

面白かったですが、話が急に変わりすぎて、なかなか頭が付いていけなかったです。。

 

監督:エドガー・ライト

 

※以下ネタバレありなので、ご注意ください。

 

 

エドガー・ライトサイモン・ペッグニック・フロストの映画なら見に行くしかない!またまた会社を午後半休して、見に行ってきました。

ショーン・オブ・ザ・デッド」「ホットファズ -俺たちスーパーポリスメン! 」ももちろん大好きな映画ですが、今回はさらに、私の大好きなビールの映画!ということで、これはもう期待大!!でした。

 

私はできるだけ前知識を入れずに映画を観たいので、予告編もあらすじも見ないままにして上映を迎えました。 

・・ところが今回に限ってはこれが良くなかったのです。

 

映画は、エドガー・ライト監督の魅力が全開、テンポの良い展開とギャグの数々にとても楽しくみていました。

高校時代人生の絶頂期であったゲイリーキングは、友人五人と一晩で12軒のパブをめぐってそれぞれで1パインドのビールを飲むという「ゴールデン・マイル」に失敗。それを20年後にまた当時の友人を誘って・・というか強引に巻き込んで地元に帰り、再挑戦するというお話です。

映画の序盤、ゲイリーは病院のセラピーで20年前の挑戦について話しています。なぜ病院にいるのかは終盤まで明かされませんが、彼が何かしら問題を抱えているのはわかります。

 

ゲイリーはいい歳して、親が死んだなどと嘘はつくわ、都合のいいことだけ覚えてるわで全くの自己中。他の友人達が出世するなり家庭を持つなりしているのに、彼は成長していないと言われています。

いよいよチャレンジ開始。一軒目と二軒目が全く同じつくりで、チェーン店化していて「スタバみたいだ」というギャグには吹いてしまいました。みな少しずつ酔っ払っていく描写も面白く、この辺まで普通にコメディとしてみていました。

 

ところが、ある店でゲイリーがトイレに入り、少年に因縁をつけたところで驚くことがおきます。少年と取っ組み合いになったのですが、その少年の顔を便器にぶつけたときに首がもげて、なかから青い血が出て首が木偶っぽくなっていたのです。その後、少年の仲間もあつまり、ゲイリーの連れとトイレで取っ組み合い。少年たちは全員ロボットだったのです。

 

私はこの長い格闘シーン、ゲイリーの病気が出てしまった幻影だと思って観てしまってたのですが、実は現実の話だったのですね。宇宙から来た「ネットワーク」が地球人をロボットと入れ替えていたのです。

彼らに追われながらもゴールデン・マイルを敢行しようとするゲイリー。そして仲間にも犠牲者が出てきます。楽しいコメディと思っていたら、SFだったのですね。「酔っ払いが世界を救う」というサブタイトルを思い出し、「こういう話だったんだ!」と遅まきながらやっと気付いたのでした。

 

ずっと観ていた流れからあまりにもストーリーが変わり、私の頭は軌道修正できません。映画はアクションがどんどん激しくなってくるのですが、なかなか話がつかめないままおいていかれてしまいました。

 

最後のパブ、「ワールズ・エンド」で、何故ゲイリーが命の危機にあってもゴールデン・マイルを敢行しようとするのかがわかります。彼はアル中で手首を切ったけど死ねず、入院させられていたのでした。人生のよりどころがあのころしかなく、自分が誇れるあのころ失敗した挑戦を「俺にはこれしかないんだ」と言います。誰にもわからないだろうけど、自分が唯一すがれる何かに命をかけるゲイリーの必死な言葉に、私は泣けてしまいました。

 

この場面は良かったのですが、後は基本的には頭が付いていっておらず、話に入りきれないまま終わってしまった感じで・・。ネットワークと酔っ払った彼らの議論もいまいち納得できず、エンディングもよくわかりませんでした。

 

最初からSFだと思って心の準備できていたら、もっと楽しめたのではないかと思います。ギャグ部分はやはり面白くて、さすがこのトリオだと思いましたし。

もう一度DVDが出たら見返してみようと思います。

 

ところで、この映画をみるとビールが飲みたくなると思っていたのですが、何故かそんな感じではなかったんですよね。ヨーロッパのビールも大好きなのですが、なんでだろう。